前回、「藤団子(とうだんご)」を目当てに店に行って、初めて毎月15日しか販売しないことを知って落胆した「きよめ餅総本家」。意外と早く15日に近くに居るチャンスが巡ってきて迷わず途中下車。この日は名鉄・神宮前駅から至近の「名鉄神宮駅前売店」へ(と言っても本店と250mくらいしか離れていないが)。こちらは喫茶室を併設している。隣には「神宮小路」という風情を残す細道があったが、片側が取り壊され、一部が駐車場に変わっていた。この辺りも変わっていくなァ。年季の入った店に入ると、古いガラスショーケースの中に商品が並べられている。目当ての「藤団子」は…、あった。(商品写真:通販サイトより拝借) お土産用にもいくつか購入して持ち帰る。
包装紙に包まれた藤団子は、丸く円状に成型されていて、桃、白、黄、緑、紫の5色が細紐で括られている。思ったより小さい。だんごと言うからにはある程度柔らかいのかなと思っていたが、触ってみると硬めで、砂糖が練り固めてある感じ。原材料を見てみると、上白糖はもちろんだが「寒梅粉」と書かれている。寒梅粉とは餅で作られる「みじん粉」をさらにふるいにかけたものだそうだ。まだパキッとは割れないが、ひとつをつまんで口に入れる。上品な砂糖の甘さは予想通り。やはり”だんご”とは言えず、干菓子の類だが、こんなのがお茶請けに出て来たら、とても品があって気分が上がるネ。残しておいた分を次の日にいただくと、硬さを増してまた別の食感に。(勘定は¥200/個)
本店の記事はこちら
喜与女茶寮の記事はこちら
この後の記事はこちら (2)
きよめ餅総本家 名鉄神宮駅前売店
愛知県名古屋市熱田区神宮3-4-12
( 神宮前 じんぐうまえ 熱田神宮 あつたさん 尾張銘菓 尾張名菓 藤團子 とうだんご 藤だんご きよめもち 干菓子 和菓子 )