ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

菊川酒蔵東店 @岐阜県岐阜市

2016年08月25日 | 岐阜県(岐阜)

夜に通りだけ歩いていると”静まり返って”と言ってもいいくらい往時の面影を失くしてしまった岐阜市の柳ヶ瀬商店街。ずっと昔はこの辺りや西柳ヶ瀬を夜歩くときは、”危ない人”の肩にぶつからないように注意して歩いたものだった。昼間は活気を取り戻しているこの商店街も、夜はやはりまだ寂しい。開いている店もあるにはあるのだが、街全体の活気というものが無い。他所で呑んだ後、少し呑み足りないなと寄ったのが、以前から気になっていた居酒屋「菊川酒蔵東店」。店が2階にあるので中の様子が分からず、入るのを躊躇していた。階段を登って店に入ると、なんとほぼ満席。外の様子からは信じられない盛況ぶり。給仕の大陸のお兄さんに案内され、奥のカウンター席へ。ブース席が多い店だが、若いのから年寄りまで男女様々の客層。何だかどこにも行けない人が集まってきちゃったみたいだ。

店の名の如く各務原市鵜沼にある創業明治4年(1871)の酒造「菊川株式会社」に関係ある店だろうか。西柳ヶ瀬にも店があるので、こちらが東店と名乗っているようだ。そんな店だから、もちろん酒(日本酒)をぬる燗で注文。酒造の店だから、それ系の酒肴ばかりかと思いきや、刺身、揚物、焼物、など何でもある普通の居酒屋メニュー。揚げ物が食べたかったので「春巻揚げ」を注文した。「清酒・菊川」(やっぱり)と銘の入った徳利で酒が運ばれる。そう言えば普段、菊川の酒はあまり呑んだことが無い。口に含んでみると、今の流行とは違って甘みが強くどしっとした酒。30年程前にタイムスリップしたような味と言うと分かり易いか。店の照明がやや暗めだからか、昭和な雰囲気だからか、落ち着くなァ。酢醤油をつけた春巻には意外なほど相性が良く、おいしくいただいた。(勘定は¥800)

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菊川酒蔵東店

岐阜県岐阜市柳ヶ瀬通2-17

 

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