名古屋の和菓子として外すことの出来ない「納屋橋饅頭」。ただし本店は納屋橋の本社解体後、柳橋交差点近くに新しい店を構えたものの、結局数年前に休業してしまい、百貨店などへの卸しは現在この「平田町分店」や、大須に本社のある「納屋橋饅頭万松庵」がやっているようだ(資本は別)。「平田町分店」は外堀通り沿いの平田町交差点近くにある。こじんまりとした店に入り、買うのはやっぱり基本の「納屋橋饅頭」。その横に「抹茶饅頭」というのもあったので買ってみた。
「納屋橋饅頭」はいわゆる酒饅頭(酒蒸し饅頭)。全国津々浦々に酒饅頭を名物にしている老舗和菓子店があるが、材料も製法もシンプルなだけに、どれっていう特徴を見出すのは正直難しい。自分がブラインドで出されたら全く言い当てられないだろう。ただしそういうシンプルな饅頭が万人に重用されているのもまた事実。時々熱いお茶といただいて独特の風味と餡の甘さを楽しんでいる。「納屋橋饅頭」の皮はやや硬めでしっかりとした厚み。中はこし餡。「抹茶饅頭」の皮は薄い緑色をしているが思ったほどの抹茶の風味は感じられない。風味もマイルド。どちらも口にいれると独特の風味が鼻腔に残り旨い。蒸し直してみようとも思ったが結局そのまま食べてしまった。(勘定は¥120/個)
※令和3年3月30日を以って廃業されたとのことです
↓ 泉3丁目で見つけた日本家屋(建築詳細不明)◇。現在は一般住宅のようだが造りを見るとひょっとすると三業(※料亭・待合茶屋・芸者置屋)に関わっていた建物かも。
↓ あまり古くないかもしれないが何となく懐かしさが残る建物、泉3丁目の「理容おぜき」(建築詳細不明)◇と、オレンジタウンの近くにある町屋に隣接する建物(建築詳細不明)◇。
↓ 日差しを浴びてすっきりとした表情を見せる「太陽ビル(太陽商工ビル)」(昭和6年・1931・建造)◇と、青い空に向かってそびえ立つ「カトリック布池教会大聖堂」(昭和37年・1962・建造)◇。どちらもつい写真を撮ってしまう。いつ見ても絵になるなァ。
愛知県名古屋市東区飯田町55
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