ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

バロッサ (4) @岐阜県岐阜市

2018年03月30日 | 岐阜県(岐阜)

まだとても寒かった2月のある晩に「バロッサ」へ。マフラーと手袋をマダムに預けて、すんなりとカウンターの主人の前の特等席へ。せっかくバーに来たら主人の所作を見たいもの。まずいただいたのはシンプルにして奥深い「ジントニック」。自宅でも自分で作るのだが、何でこうも違うものか(笑)。グラスや氷を含めて使っているものが違うのはもちろんだが、主人の所作によるほんの微量な調整がこの1杯を”似て非なるもの”にしているのが分かる。至福。主人の言葉が添えられているメニューを今回もじっくりと読んでしまう。これ印刷して欲しいくらい。下手なカクテル教書よりも勉強になる。

座っている場所が、目の前で絶え間なく作られていく数々のカクテルがサーヴされる場所なので、全部片っ端から呑んでみたくなる罪な席だ(笑)。次は季節の果物で作ってもらう。選んだのは岐阜産の甘夏。岐阜で甘夏を作っているって知らなかったのだが、旬がこの時期だというのも初めて知った。甘さ、爽やかさだけでなく甘夏特有の苦味もしっかりと感じられて、旨い。主人曰く岐阜はフルーツ王国と言っていいくらい果物が豊富なのだとか。地元に居てもそんなイメージ無かったなァ。

このあたりで了、と思っていたが、隣の方が注文していた「ストロベリーマティーニ」がいかにも旨そう。普段いちごが家にあっても家族に譲ってそんなに食べもしないのに(オッサンになってから果物にあまり執着しない…)、この時はなぜか無性に味わってみたく、自分もお願いした。これが香りから味から素晴らしいものだった。こういう果物を使った甘さが感じられるカクテルってあまり自分から注文しないが、作る人が作るとこうなるのか。瞠目。後日愛読している漫画「酒のほそ道」を読んでいたらフルーツを使ったカクテルにまつわる自分と全く同じようなエピソードが…(苦笑)。(勘定は¥4,320)

以前の記事はこちら (1)(2)(3

 

cocktailier BAROSSA (バロッサ)

岐阜県岐阜市金宝町1-12 Port-A 2F

 

( 岐阜 ぎふ バロッサ バーバロッサ バー オーセンティックバー BAR コクテリエ 中垣繁幸 サントリー ザ・カクテルコンペティション 二番街 )

コメント (4)
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みずき @岐阜県可児市

2018年03月30日 | 岐阜県(中濃)

岐阜県可児市で昼食。自分の居た場所から近くに新しい蕎麦屋が出来たはず、と思い出して訪問したのは「みずき」。時々行くパン屋の近くに店があった。見かけは喫茶店のようだから居抜きだろうか。後から調べてみると昨年あたりに瑞浪市から移転したのだそうだ。駐車場に車を停め中へ。入口を開けるといきなり透明なビニールシートがあったので戸惑ったが、防寒断熱の為に取り付けられているようだ。中はカウンターとテーブル席。若いご夫婦で商っていらっしゃる様子。カウンター席に座って品書きを眺める。昼時は”きまぐれランチ”と称して少なめの蕎麦と「かき揚げ」などのセットが値打ちになっているようだが、蕎麦だけを食べたかったので「もりそば」を注文した。

主人の調理を眺めながら待ち、「もりそば」が完成。皿の上の丸すだれに盛られた蕎麦は150gだそう。”更科”というほどではないが蕎麦の色はやや白っぽい。さっそく手繰ってみる。口当たりはみずみずしくのど越しが良い。つゆは全体的にはキリッとしたタイプだが辛汁とまではいかず、少しだけ甘味を感じるもの。蕎麦とのバランスはいい。あっという間に手繰り終わり、猪口に刻み葱を足し、少しとろみのある蕎麦湯を注いで最後までいただいた。この辺りではいい感じの蕎麦を食べさせる店に覚えがなかったのでまた来ようっと。次は種物にしてみようかな。(勘定は¥800)

蕎麦 みずき

岐阜県可児市今渡2140-5

 

( 可児 かに いまわたり そばみずき ソバ 蕎麦 手打 手打ちそば ざるそば もりそば かき揚げ )

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