先日「梅まつり」が行われた岐阜市の梅林公園。さすがにその日は人出が多く、公園内も屋台が沢山出て賑やかだった。その時はあまりの人出に素通りしただけだったのだが、もう一度公園に行ってみる。前週と違い人の数は減り落ち着いた感じ。それでも天気が良く、花を愛でる人達や家族連れで賑わっている。田楽で有名な「植東」の前まで行ってみると緋毛氈(ひもうせん)が敷かれた席が作ってあり、外でも田楽を楽しめるようだ。ちょうど営業開始時間だったので「豆腐でんがく」と「酒(白龍・純米)」の食券を買う。「どちらでお召し上がりになりますか?」と訊かれたので券売のすぐ前の席でいただくことにした。
売り子は女子高校生のアルバイト3名。他にも調理服を着た男性店員が沢山。後からも次々と客がやってきて、思い思いの席に着いて出来上がりを待ち始めた。親に連れられた子供達は非日常の飲食スペースに興奮気味だ。しばらくして田楽箱に入った「豆腐でんがく」と酒が運ばれた。酒は冷蔵の1合小瓶。「豆腐でんがく」は全部で5本。3本が赤味噌で2本が白味噌。木の芽が1枚のっている。手に取って見るとなんのことはない、1本の両面にそれぞれ赤味噌と白味噌が塗られているのだった。熱々を口に入れる。赤味噌の風味と白味噌の甘さ、両方が混じり合うのだが、これがなかなかいい。すぐに冷たいのを猪口でキュッと。旨い旨い。山椒をもらって振りかけたりして楽しんだ。日差しが暖かく、のんびりとした雰囲気もごちそう。見上げると(種類は全然分からないが)白い梅の花と、桜もちらほらと咲き始めていた。次はちゃんと店の中でもいただこう。(勘定は¥1,050)
↓ 梅林公園内には蒸気機関車「D51-470」(昭和15年・1940・製造)が展示してある。園内の桜の老木もだんだんと桃色に。
↓ 金竜町の「梅林湯」(建築詳細不明)◇。味のある建物。いつ頃まで営業していたのだろう。
岐阜県岐阜市梅林4
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