Jeff Beck Live At BB King Blues Club / Jeff Beck (2003)
ジェフ・ベック(Jeff Beck)のライヴ盤。2003年にBB King Blues Clubで行われたライヴ演奏で、メンバーはテリー・ボジオ(Terry Bozzio, Ds.)とトニー・ハイマス(Tony Hymas, Kbd.)の3ピース。この面子では「Jeff Beck's Guitar Shop」(1989)というアルバムが作られている。その後にテクノ3部作があるのだが、それらに2人は1部を除いて(※「Who Else!」にトニーが参加)参加していないようなので、「スタジオとライヴは別」というスタンスだったのかな。自分の購入した盤はシングル紙ジャケなのだが、当初は公式サイトの通販のみでの販売だったそう。ライナーはもちろんジャケットにクレジットも何も無い。オフィシャル・ブートレグという扱いだったというから特に切った貼ったの編集は無いと思われる。
やはり興味深いのは当時ドラムンベースにまで立ち寄ったジェフがライヴでどういう演奏をしていたか。初っ端からジェフのギターの硬質な音がギンギン鳴り響き、カッコイイ。ある意味”へヴィー・メタル”な音。こういうトーンでギターを弾くって、ミスタッチがあれば途端にぎこちなくなったりするだろうから並大抵の事ではないだろう。どうせジェフのことだから”全然大したことねえよ”的な涼しい顔で弾いただろうと思うが。そこがインスト中心のギター・バンドの真骨頂でもある。これが某バンドのキース某だったら、ジャララーンとリフだけ鳴らしておけば「後はロニーかバンド連中が何とかしてくれるだろ…(っつーかしとけよな)」的なノリでOKなのだろうが…(注・想像です)。にしてもこれで3ピース(しかもベースレス)の音だとは恐るべし。2017年の来日公演は逃してしまったが、生で聴いてみたかったナ…。
オークションにて購入(¥585)
- Label : Not On Label – EL 90893
- Format : CD, Album, Cardsleeve