ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

El Puerto Nautico(エル・プエルト・ナウティコ) @岐阜県各務原市

2019年03月15日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜県各務原市の那加駅周辺を自転車で散策。この辺りには戦前から色街があり、戦後も接収された岐阜基地の米軍人相手の店で栄えたたと聞くが、その遺構はほとんど見ることが出来ない。何かそんなものを感じさせる建物はないかいなと寒風の中(訪問2月)ウロウロしていると、名鉄新那加駅前の通りに”ペルー料理”なる看板を発見。「え、各務原でペルー?」と引っ掛かった。その文字以外に日本の要素は皆無。ブラジルやフィリピンなどはよくあるが、ペルーってこんな所にコミュニティーでもあるのだろうか。がぜん興味が沸いたが、何しろ店先のそっけない感じといい、日本語の見当たらない所といい、なかなか勇気が要る。しかもペルー料理の経験値はゼロ。自転車で周囲をグルリと周りながら、やっぱり入ろうと決めて中へ。

中に入ると陽気なラテン音楽のBGMの下、簡素な内装のスペースにテーブルが沢山並んでいる。先客は…やっぱり向こうの人。厨房の中も全員向こうの人のようで(ペルーの方かどうかは定かでない)、飛び交う言葉は全てスペイン語(多分)。入ってすぐの席に腰を下ろし、写真入りのメニューを眺める。日本語でも書いてあったので料理の内容は分かるし、給仕の若い女性だけは東洋人(喋っていないので分からないが多分日本人)だったので助かった。何を注文したらいいのか見当もつかないので、前菜というページから1品「パパ・ア・ラ・ウアンカイナ」、魚介類というページから「セビッチエ・ミッスト」を小盛りで、飲物は「チチャ・モラタ」というあっちのものを注文した。その後に入ってくる客も全員あちらの人なのでもう完全に南米旅行気分(笑)。ワクワク。すごい店があるもんだなァ。

まずは「チチャ・モラタ」が登場。濃い紫色をした冷たい飲物で、何でも紫とうもろこしのドリンクだそう。味は甘いがすっきりとした口当たり。とうもろこしと言われれば、あぁそうかと思うが、言われないと何が原材料かピンとこない(笑)。次にとても綺麗な黄色のソースがかかった「パパ・ア・ラ・ウアンカイナ」が登場。チーズと牛乳と塩で作ったというピリ辛のソースが茹でたジャガイモにかかっていて、上にはスライスした茹で玉子が。オリーヴとレタスが添えてある。このソース、しっかりと辛いが旨い。メニュー写真通りで”映える”一品だったのだが、予想と違ったのは”冷製”だったこと…。寒風の中、自転車で走っていた身としては、寒い(苦笑)。メインの「セビッチェ・ミスト」はペルーの伝統的なマリネ料理だそう。というわけでこちらも冷製(これは予想通り)。カジキマグロ、ホタテ、タコ、エビ、紫たまねぎ等などが入っていて、ハーブも効いている。ソースはピンク色でこちらもピリ辛。白ワインなんかに合いそうだなァ。

いわゆるランチ・プレートがあるのかどうかは分からなかったが、やはり数人で行ってシェアするのが楽しいだろう。初体験だったが、どちらの料理も本当に色合いが綺麗で、今の若い子だったら”映え”というキーワードでも人気が出そう。突飛な味でもないので食べやすいし。帰ってから慌てて調べたら、いま世界で最も注目されている料理なのだそうだ。納得。女子はペルー料理店へ急げ。にしても何で各務原に…。次は何か温かいものを(笑)。勘定してもらってすぐに銭湯へ直行。(勘定は¥1,700程)

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↓ 那加雄飛ケ丘にある銭湯「平和湯」。各務原市では唯一の銭湯。設備も立派で半露天の薬草湯やサウナもある。この日の”もんもん”率はかなり高く、12名中5名…。

 


 

El Puerto Nautico(エル・プエルト・ナウティコ)

岐阜県各務原市那加西野町71

 

( 岐阜 ぎふ 各務原 かかみがはら 那加 なか ペルー ペルー料理 レストラン aji amarillo rocoto 銭湯 )

コメント (2)
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