ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

パーラー風月 @滋賀県彦根市

2019年03月25日 | 滋賀県

彦根市内を自転車でたっぷり散策し、多賀大社方面へ移動する為に彦根銀座商店街近くの駐車場まで戻ってきた。その前に軽くコーヒーでもと、朝はまだ開いていなかった「風月堂」上階の「パーラー風月」へ。階段を昇っていき、「あぁ、こんな色付きのガラスってあった、あった」といきなりノスタルジックな気分にさせる黄色いガラス扉を開けて店内へ。ランチタイム頃とあって先客は無し。お母さんが1人でやっていらっしゃる。童謡のような曲がかかっていて、ペンダントライトや木彫りの熊などの観光土産や何かが置いてある壁際が昭和のまま。経年でクッションがなくなってお尻が嵌ってしまいそうな椅子に腰掛け(笑)、メニューを眺めた。注文したのは「ホットコーヒー」と「風月プリン」。音だけ聞こえたがコーヒーは喫茶店でよくある鍋温めのよう。

しばらくしてコーヒーと「風月プリン」が登場。「風月プリン」は四角いガラス平皿にプリンが2つとフルーツが盛られている。プリンは手作りと思しきカスタードプリンで、頂部にカラメルソースがかかっている懐かしいタイプ。配膳時にお母さんが砂糖とミルクのポットを置いて蓋を開けてくれていたが、自分はコーヒーに砂糖やミルクを使わないので、このプリンのしっかりとした甘さが嬉しい。美味しい2つのプリンに添えてあるフルーツは、苺、キウイフルーツ、パイナップル、オレンジ、バナナととても多彩。そこに生クリームも添えられている。オッサンが洒落た店でこの組み合わせを注文するのは勇気が要るが、この店なら問題無し(笑)。いい休憩になった。(勘定は¥930)

 

 


 

↓ 花しょうぶ通の入口交差点角に立つ登録有形文化財の「滋賀中央信用金庫銀座支店(旧・明治銀行彦根支店)」(大正7年・1918・建造)を再訪。前の歩道や脇の道幅が狭いためなかなか写真を撮るのが大変。

 

↓ 花しょうぶ通で同じく登録有形文化財の「宇水理髪店」(昭和11年・1936・建造)も再訪。現役の理髪店で、何度見ても上部のバリカンを模した飾りが素敵。

 

 

↓ 本町にある「俳遊館(旧・彦根信用組合本店)」(大正13年・1924・建造)も再訪。何だか近代建築の存続を巡回監視している気分(笑)。

 

 


 

パーラー風月

滋賀県彦根市銀座町5-7

 

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コメント (4)
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