ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

中華天国 (2) @岐阜県多治見市

2022年09月12日 | 岐阜県(東濃)

ある雨降る日曜日、久しぶりに岐阜県多治見市の「中華天国」へ。コロナ禍でどうなったかと心配だったが、崩れ落ちそうなビル(失礼)が見えてくるとちゃんと暖簾が掛かっていた。創業は昭和43年(1968)。中に入ると先客はおらず、年季の入った店内はカウンター席が5つ、テーブル席がひとつのみ。カウンター席はちゃんとパーティションで仕切られていた。このご時世、老夫婦はご健在でなにより。手伝っているのは娘さんかな。何を食べるか決めずに店に入ったが、壁の品書きに夏季限定の「らーめんころ」という見慣れない品を見付けた。蒸し暑い日だったのですぐにこれに決定。「チャーハン」もお願いした(併記してあるものはセットのよう)。店内の様子を眺めながら出来上がりを待つ。壁に貼られた数多の有名人のサイン色紙はミヤコ蝶々のサインだけ額に入れてある。あとは雑魚だな(笑)。

眺めながら待っているとお母さんがまず「チャーハン」を持って来てくれた。米が多めの油を纏って艶々としている。味付けはチャーシューたれも使っているだろうか、少し甘めでムラもある。旨いなァ。添えてある紅生姜を挟みながらレンゲでワシワシと喰らっていく。途中で「らーめんころ」も登場。”ころ”は東海地方の麺類食堂等で見られる熱くない麺の呼称。その様式は様々で、つゆたっぷりのもの、少ないもの、キンキンに冷たいもの、ぬるいもの、と色々(→それを「冷えていない」と貶す無知蒙昧な輩が居るから困ったもの)。ラーメンでころって珍しいが、ラーメン鉢に水切りした中華麺、その上にチャーシューが1枚、メンマ、刻みネギ、刻み海苔、すり生姜がのっている。甘味がなく塩辛めのつゆは油もあまり感じない。だからか味に中華の要素は見当たらない。締めた麺をつゆと混ぜて啜る。少しコシが強くなって旨い。生姜を溶くと更に味は和の方向に。さっぱりといただけた。次は「加利飯」か「かつ丼」か。(勘定は¥730)

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中華天国

岐阜県多治見市金山町27

 

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