子供達と美濃市のうだつの上がる町並みを散策した時に寄ったのは”百春””さんやほう”といった銘柄で有名な「小坂酒造場」。建物は寛政7 年頃(1795)の建造で国の重要文化財にも指定されている。こちらの丸く盛り上がった見事な「起り(むくり)屋根」の両脇にそびえ立つ”うだつ”(梲、卯建)は、それはもう立派なもの。元は防火目的だったといううだつは、だんだん装飾的な意味合いが強くなったそう。この日は奥の方が公開されていたので土間を抜けて蔵の方まで見せてもらった(写真下段2枚目から8枚目)。
こちら、何度も寄っているし、酒も自宅や店でしょっちゅういただいているが記事にするのは初めて。というのも、いつも知人から蔵開きの度に酒を頂くし、中に知り合いも居て正月用の生酒も頂いたりしているから。たまには自腹を切らないと…(苦笑)。帰りがけに購入したのは「百春・純米中汲みしぼりたて・槽口直詰」。タンクには汲み上げず、搾り器(酒槽)から直接詰めた酒だそうだ。フレッシュな香りですっきりとした酒。口に含むとごく微かに発泡を感じる。普段はどちらかというとどっしりとした酒を冷や(常温)で呑むことが多いので、時々こういうすっきりとしたのを冷やして呑むとより旨く感じられる。でもこういう酒の困ったところで、まるでジュースを飲むようにすいすいと入っていってしまう。この日も結局4号瓶を空けてしまった。次は1升瓶でないとナ。(勘定は¥1,650)
岐阜県美濃市相生町2267
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