離れて暮らしている娘が突然帰ってきて「浴衣を着てかき氷食べなきゃ、夏は始まらないし、終わらない!」と言い出した。仕事が忙しく休みも不規則なので、今年はなかなか夏らしいことをしていないのだと言う。簡単な着付けは出来るので自分でさっさと浴衣を着て「さあ連れて行け」と迫られたので(苦笑)、同じく帰省していた息子と3人で浴衣が”映える”場所に行くことに。車を出して出掛けたのは岐阜県美濃市(訪問8月)。まずは留守番の妻からの情報でひまわり畑があるという「洲原ひまわりの里」へ。元小学校だという場所にはひまわりがいっぱい。でも曇り空だったからか肝心のひまわりはうなだれて下を向いているのが残念。強制的に撮影会をさせられた後に寄ったのは、美濃市中心部の古い建物が並ぶ「うだつの上がる町並み」。彼女の希望を叶えるべく、検索して「アンドカフェ」という店に行き着いた。
店はコロナ禍で入店人数を制限しているようで、満員なので外で待つよう告げられる。しばらくして中に呼ばれた。古い建物をリノヴェーションした建物の中は吹き抜けた空間。何人もの女性店員が立ち働いている。水はセルフ・サービスで。壁に向かったカウンター席に3人で並んで座り、注文したのは彼女がマンゴーのかき氷の「橙山」、自分は抹茶の「緑山」、息子はかき氷は要らないということで「オレンジジュース」。しばらくして運ばれた「緑山」は「おぉっ」と声が出るくらいの大盛。氷の上にエスプーマと言っていいのだろうか、ふわふわに空気を含んだクリームがこんもりと乗せられている。あんこと白玉は別皿に。更に追いソースが付くという豪華なもの。さっそくスプーンで慎重に掘削していく。雲が低く蒸し暑い日だったので、冷たい氷が滅法旨い。こぼさないよう慎重に掘り進んでいくと中からソフトクリームも出てきた。途中であんこと白玉を合わせたりしてなんとか完食。娘も堪能したようでなにより。これで仕事に戻るのかと思いきや、これから常滑に行って友達とグランピング・スタイルのBBQをするのだとか。おい、撮影会させられて氷を奢らされただけかい…。(勘定は¥2,600程/3人)
↓ 一面に向日葵が植えられた「洲原ひまわりの里」(写真下左)と美濃市の「うだつの上がる町並み」(写真下右)。
↓ 店のすぐ隣にある呉服店「柴竹」(建築詳細不明)◇。2階は隣の視界を遮る袖壁が付き、東海地方独特の「屋根神様」が上がっている。
&CAFE (アンドカフェ)
岐阜県美濃市加治屋1984-1
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