ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

稲廼家 @愛知県江南市

2022年09月24日 | 愛知県(尾張)

愛知県江南市の北部にある麺類食堂「稲廼家」へ。こちら、店にはそういう表記は無いものの「団地店」などと呼ばれているようだが、確かに近くに「江南団地」の建物がずらっと並んでいる。団地の建造は昭和43年(1968)だとか。うどん、そばの店で”稲廼家(いねのや、いなのや)”の屋号はよく目にするけれど何か系譜みたいなのがあるのかどうかは未だ分からず。後で貰った店のマッチには”本店”とあったから特に繋がりは無さそう。でもその横を見てビックリ。かつて支店が埼玉県志木市にあったようだ(該当店は見つけられず)。店先の駐車場に車を停め暖簾をくぐる。店内はテーブル席が6つに小上がり席が2つ。こちらもその頃からの店だろうか、さすがに年季が入っている。給仕の女性に「かつ丼せっと」をお願いする。すでに代替わりしているようで調理は茶髪の男性だった。テレビの高校野球を眺めながら出来上がりを待つ(訪問8月)。

しばらくして盆にのった「かつ丼せっと」が運ばれた。かつ丼は大きめの蓋付きのプラスチック製の丼に盛られている。その他は小うどんと中華風の春雨、瓜の漬物。かつ丼の蓋を取ると、とろっとした玉子が丼いっぱいに配置された大きなかつを覆っていて素晴らしい眺め。こちらはかつ煮タイプのかつ丼でいい感じに火が入っている。これだけ色んなかつ丼を食べてきた自分でも、なかなか出来上がりの姿だけで旨さが伝わるかつ丼って巡り会わないが、これは間違いないだろうと確信させる。玉ねぎがたっぷりと使われていて、つゆはやや甘めの濃いめ。とろっとした玉子としっかりと揚がったかつが口の中で合わさって、予想通り旨い。かろうじて白いご飯が残るぐらいのつゆの量もいい感じ。小うどんはやや細目の麺で、天玉、わかめ、飾り切りのカマボコがのっている。つゆは濃いめ。汁代わりとはいえしっかりと張りのある麺で、これも旨いうどんだった。次は「天丼」とそばも食べてみようかな。(勘定は¥1,000)

 

稲廼家 (稲廼家団地店)

愛知県江南市村久野町河戸6−6

 

( 江南 こうなん こうなんだんち いねのや うどん そば 生蕎麦 大衆食堂 食堂 カツ丼 )

コメント
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