ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Original Album Classics / Fleetwood Mac

2021年07月04日 | ブルーズ

Original Album Classics / Fleetwood Mac (2010)

自分の中でフリートウッド・マック(Fleetwood Mac)といえば70年代に大ヒットを飛ばした女性2人が居るポップ・バンドという印象だったので、ずっとしっかり聴いたことが無かった。最近スティーヴィー・ニックス(Stevie Nicks)を聴くようにはなったが、バンドの方は全然。それがジューダス・プリースト(Judas Priest)を聴くようになり、初期に彼らがカヴァーした「The Green Manalishi (With the Two Prong Crown)」の原曲を聴いてみようとこの「Original Album Series」を購入。このブログではお馴染みのこのシリーズ、いつもは5枚組だが、こちらは3枚組。ピーター・グリーン(Peter Green)が在籍していた初期のフリートウッド・マックのオリジナル・アルバムは少ないのでこの3枚組(うち1枚はコンピレーション盤)でいいはず。収録されたアルバム3枚は以下の通り。

・Fleetwood Mac (1968)
・Mr. Wonderful (1968)
・The Pious Bird Of Good Omen (1969)

ブリティッシュ・ブルーズのバンドは大好きなのに、どうして今まで彼らを聴こうと思わなかったのかが不思議。エルモア・ジェイムス(Elmore James)を彷彿とさせるドンピシャのエレクトリック・スライド・ギターから始まる。アンプリファイド・ブルースハープもピーター・グリーンが演奏しているようだ。後のフリートウッド・マックとは全く違うバンドと言って差し支えない。ファーストの再発時にはわざわざ”Peter Green's Fleetwood Mac”と改題されたのだとか。収録曲のうち4曲がブルーズ・レジェンド達のカヴァー。思ったより自作曲が多いのが意外だった。3枚目はシングル曲、B面曲、エディ・ボイド(Eddie Boyd)のバックを務めた音源などで構成されている。3枚とも、正直言ってどれも商業的には成功しなさそうな”黒い”曲が並ぶ。素晴らしいエレクトリック・ブルーズ・バンドだけれど、どうしてバンドはこのままのスタイルで存続しなかったのか詳しい歴史は知らない。このスタイルで68年というとちょっとだけ”遅かった”のかも。実は届いた後に気付いたが、肝心の「The Green Manalishi (With the Two Prong Crown)」が収録されていない(苦笑)。しっかり確認していなかった…。不覚。(→原曲はこちら

ネットにて購入(¥900)

  • Label ‏ : ‎ EPIC
  • ASIN ‏ : ‎ B0030BCCB6
  • Disc ‏ : ‎ 3

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