駐車場さえ広ければもっと通っているだろう岐阜市の蕎麦屋「淡淡」。最初に訪れたのはこの店が出来て間もない頃で何度か通ったが、何しろ狭い路地の住宅街の奥にあり、駐車場は当初より増えたが相変わらず狭く、自分の車では道路を曲がるのもひと苦労というのがネックで店の前まで来て何度引き返したことか。この日は営業が始まる少し前に着いたので先行者がまだおらず、駐車場も楽に入れられた。店はもう開いているようで”営業中”の札も出ていたので中へ。コロナ禍での検温は自分でするようになっている。でもこの非接触型の体温計のハンドルを客が自分で握ったら意味は無いと思うんだけれど…。壁に向かったカウンター席に案内され、品書きを眺める。久しぶりだったので最初は基本のざるにしようと思っていたけれど、「お絞り蕎麦」なる品物を見付けたので内容が分からないままそれを頼んでみた。そこで大根おろしの絞り汁を使った蕎麦だと判明。出された蕎麦茶と蕎麦煎餅をついポリポリとやりながら、AMラジオの子供相談室をBGMに出来上がりを待つ。
出来上がった「お絞り蕎麦」は大きな器にこんもりと盛られている。上から刻みネギ、貝割れ大根、鰹節がかけられている。つゆには最初から絞り汁が入れてある様子。蕎麦をつゆに絡めて手繰ると、最初は拍子抜けするくらい絞り汁は弱く感じたが、だんだんと辛みが増して効いてきた 。蕎麦は細切り。しっかりと絞められていて旨い。手繰り終わったら蕎麦湯をお願いして絞り汁のつゆに足してみた。こうするとなぜか辛味が更に増してピリピリと面白い風味の蕎麦湯になった。次も種物の何かをいただこうかな。(勘定は¥980)
以前の記事はこちら
手打ち蕎麦処 淡淡
岐阜県岐阜市南鶉3-305
( 岐阜 ぎふ たんたん 蕎麦 そば 手打蕎麦 手打ち蕎麦 )
ハリーさんも随分苦労をしてたどり着いてみえるんですね。ぼくも数年前に一度訪れたことがありますが、同じ思いをして訪店したことを思い出しました。肝心の蕎麦の味は忘れてしまいましたが、つきだしの「蕎麦煎餅とそば茶」が美味しかったのを憶えています。
>同じ思いをして
やはり皆さん同じなんですねー。そんな苦労があっても食べたいという
のは人気と実力の裏返しでもあるのですが。
私も蕎麦の味は以前の記事を読まないとどうだったか思い出せない程
久しぶりでした。