ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

天ぷらと和食 山の上 @東京・お茶の水 (※閉店)

2013年07月17日 | 東京都(老舗)

今回泊まった宿はお茶の水にある「山の上ホテル」。様々な客や著名な作家との逸話を残す老舗のホテルで、その歴史はにも描かれている。以前からぜひ一度と思っていたが、仕事で東京に来た場合の定宿はいつも東銀座ばかりだったので、今回はわざわざ予定を延長して予約をした。

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そこでの朝食は和朝食の場合、天麩羅の有名店「天ぷらと和食 山の上」を選ぶことが出来る。こちらで食事をした事はまだ無いが、ここで出される朝食も有名なので楽しみにしていた。ものの本によるとこの和朝食は作家の池波正太郎氏が当時の料理長・近藤文夫(現・「てんぷら近藤」主人)氏に進言して作られたものとの事。ルームサービスを選ぶ事も出来るが、本館にある店に入ってみた。(写真はホテル北側にあるエントランス)

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こじんまりとした店内はまだ早い時間とあって先客は1人。着物姿のお給仕さんからカウンターを案内され、お粥とご飯からご飯を選択し、しばし待つ。膳に並べられて運ばれてきた和朝食は煮物、焼物などが少しづつ10品目程、それに味噌汁と香の物が付いたもの。朝食にあって欲しいものが不足なくしっかりあるといった感じ。どれも落ちついた味付けで、胃にもやさしく、暴飲食しがちな出張時の朝の身体にはうれしい。自分もこういうものが好きになる歳になってきた。ご飯だけは普段からその都度ガスで鍋炊きしたいいものを食べ慣れているので、いまひとつで、もう少し艶のあるものが良かったが、朝食としての内容は充分に満足出来る内容だった。 (勘定は宿泊費に含まれるが朝食のみで¥2,500程度)

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天ぷらと和食 山の上

東京都千代田区神田駿河台1-1 山の上ホテル1階

 

※山の上ホテルの閉館に伴い閉店しています

 

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Days Go By / The Offspring

2013年07月16日 | パンク・ニューウェーヴ

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Days Go By / The Offspring (2012)

オフスプリング(The Offspring)の最新作(と言っても昨年の作品)。彼らの作品は初期からスタイルとしては一貫していて、スピード感あるストレートなロックに、割合シリアスな曲や超ポップな曲を紛れ込ませるのは今作も同様。時々リスペクトしているアーティストのテイストの混ざったリフも入る。でもヴォーカルのデクスター(Dexter Holland)の歌い方と当人によるコーラスの入れ方はだいたい一緒なので単調にもなり易く、今までのアルバムと聴き比べてもそんなにスタイルに幅がある訳ではない。ファンとすればそこがいいところなんだけれど。

今作も最初のシングル3はまさに正調オフスプリング節とでも言うべき曲だし、セカンド・シングル6や8は超ポップな彼らのもう一面。「かっこ悪い」の一歩手前で遊ぶ余裕が彼ららしい。でも何だろう、巷の評判とは違うが、パターン化し過ぎて全体的に低調と言うか、予定調和で面白味に欠けるというか、煮え切らない感じがするのも確か。

前作発表後の来日公演(名古屋・ZEPP NAGOYA)にも参加したが、相変わらずモッシュだけを楽しみに来ている頭カラッポの若者が多くて辟易し、ライヴ内容も特に悪くはないんだが、なんだか盛り上がらず単調で、楽しみにして行ったのに急速にテンションが落ちていった覚えがある。フロントマンのデクスターが(元々そうなんだろうけど)ライヴではあまり感情を表わさず淡々としていたので結局テンションが戻ることなくライヴ終了となった。アルバムであれだけお遊びするのに…ライヴでは定評のある彼らだから、たまたま名古屋公演が低調だっただけだろうか…。

ブックオフにて購入(¥250)

  • CD (2012/6/26)
  • Disc: 1
  • Format: CD, Import
  • Label: Sony
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    みますや @東京・神田司町

    2013年07月14日 | 東京都(老舗)

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    「東京で居酒屋と言えば?」という問いには必ず出てくるであろう老舗、神田の「みますや」。近くまで歩いて行くと電柱などに案内があり、すんなりと着いた。路地から提灯の明かりが見え、外から見た店の佇まいも渋い。まさに「ザ・居酒屋」という雰囲気。ただそう言いつつもここまで歴史と風格を感じさせる建物ってそう無いんだよね(創業明治38年で建物は昭和初期とのこと)。木の引戸を開ける前から店の中のにぎわいが聴こえてくる。

    店はほぼ満員だったが、運よく入れ込みのテーブルが空いたので早速案内してもらう。隣とのスペースは狭いので、両隣りに声を掛けて着席。早速燗酒(白鷹)を注文。つまみには小肌をもらった。店名の入った徳利と猪口が運ばれ、ひと口。旨い。小肌も締め過ぎずいい塩梅。すでにお腹には入れてきているのでゆっくりと杯を動かす。にぎやかだがうるさいほどではない店内は特に何って訳ではないんだけれどいい雰囲気。年齢層も様々だが意外にも若い人が多いのは週末だからかな。

    となりの若いカップルの男性は意外にも日本酒好きで話が合った。こんなお店に来るぐらいだからけっこう色んなお店に行っているのかな。それに一緒についてくる彼女も微笑ましい。向かいに座った妙齢の夫婦は自分と同じで地方からの客。お二人で仲良くお店の雰囲気を楽しんでいるようだ。入れ込みのお店ではこんな風に自然と知らない人達と会話が出来てほっこりする事がある。あまり騒がしい人が相席だと困るが、年齢や性別に関係なく自然といい雰囲気になった時はお酒の旨さもひとしおだ。

    追加で頼もうと思っていた「神亀」も「九平次」も既に売り切れ(こういうお酒が置いてあるのにもびっくりした)。もう少し呑もうかと思っていたが、タイミングがずれてしまったのと、外には待っている客もいるようだったので、後ろ髪引かれつつ、相席してもらった二組に挨拶をして店を出た。勘定をしたらその金額に思わず笑ってしまう。こんな店が近所にあったら毎日通わなくてはいけなくなって大変だ(笑)。(勘定は¥1,000程)

    この後の記事はこちら

    みますや

    東京都千代田区神田司町2-15

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    Honey's Dead / The Jesus And Mary Chain

    2013年07月13日 | オルタナティヴ・ロック

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    Honey's Dead / The Jesus And Mary Chain (1992)

    1991年に発売されたジーザス・アンド・メリー・チェイン(The Jesus And Mary Chain)の4枚目のアルバム。当時頭角を現し始めていたクリエイション・レーベルに代表されるようなイギリスのバンド、プライマル・スクリーム(Primal Scream ※ヴォーカルのボビーはドラマーとしてメンバーだった)やマイ・ブラディ・ヴァレンタイン(My Bloody Valentine)、ピクシーズ(Pixies)、ストーン・ローゼズ(The Stone Roses)などに大きな影響を与えた元祖オルタナティヴ・バンド。彼らはアルバム・セールス的には大成功を修めたとは言い難いが、その影響力は格段に大きかった。意外にもアメリカでもカレッジ・チャートを中心に評価を得ている。アメリカでこういうバンドがナショナル・チャートに顔を出す事は単発を除いて80年代にはほとんどなかったが、以降にオルタナティヴ・ロックバンドの台頭があり、ブームとしてチャートを席巻するようになる。

    自分は80年代後半に彼らのPVを初めて見た覚えがあるが、その映像も音も、なんて捉えどころの無いバンドだろうとファンになるまでには至らなかった。のちに「オルタナティヴ」というジャンル分けがされて再認識するが、まだ当時の自分には早過ぎたようだ。上記のような後進バンドを好きになって初めて、やっと彼らの影響の大きさを認識した次第。あれは何という曲のPVだったんだろう。暗くてフォーカスの甘いアーティスティックな映像の輪郭のみ記憶している。

    このアルバムも初めて聴いたが、思ったよりもポップ(語弊があるかな)で聴きやすく、以前の印象とは結構違っていた。自分の耳が成長したのかな。浮遊するようなメロディやノイジーなギター、センセーショナルな歌詞、と強い個性が感じられる。メンバーのヴィジュアルを全く想像させないようなある種の匿名性もかっこいい。もっと早く掘り下げなければいけなかったバンドだ。

    中古店にて購入(¥100)

  • CD (1992/3/17)
  • Disc: 1
  • Format: Import
  • Label: Blanco Y Negro
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    鶴八 @東京・神田神保町 (※閉店)

    2013年07月12日 | 東京都(老舗)

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    神保町の路地を入ったところにある老舗鮨屋「神田鶴八」。先代の書いた本を随分前に読んだことがあって、こんな店に入ってみたいなぁと思っていた。たまたま近くに泊まることになったので、思い切って予約を入れて訪問。すっきりとした外観で、もちろん中は窺い知ることが出来ないのでちょっと緊張。入ってみるとカウンターが7席、小上がりに一卓とこじんまりした店内。漬け場も思いのほか小さく、飴色に変色したカウンターや年月を経た様々な小物が歴史を感じさせる。

    お酒とつまみを貰い一息。つまみでだらだらするお店ではないと分かっていたので、早々にお茶をもらい握りを注文していく。通常は2個づづ握られるが、色々食べたいので1個づつにしてもらい、主人の後ろに見える木札から食べたいものを思うがままに注文する。最近とみに言われるような注文の順番なんて気にしなかった。また順番をどうこう言う主人でないことはすぐに分かったので、甘いツメを塗ったタネの後にも食べたければ気にせず何でも注文した。この日かかっていた木札は確か15種類ほど。どのタネも季節のものだけ。例えば小肌などは新子が出始めの時期だが、ここの主人はせめて2枚漬け位の大きさにならないと握らないとの事。希少価値はあっても旨味に乏しいからだそうだ。車海老も7月にならないといいのが出てこないと今日の木札にはない。そういったタネに対する頑ななまでのこだわりがこの主人の矜持。この店ならではの塩蒸し(鮑)やまるで太巻きのような鉄火巻きも堪能。

    こうして食べてみると、この食べ方(木札に載った好きなものを好きな順番で、好きなだけ)はとても按配がいい。どのタネもしっかり仕事がしてあり、それが過剰でも不足でもなく、「鮨を喰った」とう満足感に変えてくれる。主人は余分な話は特にしないが、訊けばちゃんと応えてくれる。常連客にはあれこれとしゃべっているが、自分のような一見にも時々声を掛けてくれ、知らないうちに自分も常連の方とも喋っているという心地いい空間になった。お酒を飲んで、好きに食べての勘定がビックリするほど値打ち。地元の常連との付き合いがしっかりと土台にあるんだろうな、と想像出来る。思い切って来てみて良かった。(勘定はお酒を入れて¥12,000程度)

    この後の記事はこちら

    ※平成29年12月を以って閉店し、移転するとのこと。店の後には「新橋鶴八」の主人が入るそうです。

     

    鶴八

    東京都千代田区神田神保町2-4

     

    (神田鶴八 鮨処 鶴八)

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    Omega Sessions / Bad Brains

    2013年07月11日 | パンク・ニューウェーヴ

    Bad_brains100

    Omega Sessions / Bad Brains (1980)

    ハードコア・パンク+レゲエという特異なスタイルの黒人バンド、バッド・ブレインズ(Bad Brains)の初期音源5曲入りEP。1980年の録音とのこと。初期パンクに影響されて結成されたバンドだが、スタイルとして黒人がハードコア・パンクっていうのはかなり珍しいんじゃないか。レゲエのメロディーとの落差が激しく面白い。パンクの方の曲だけ聴いたら黒人バンドとはあまり分からないかもしれない。

    彼らを最初に知ったのはニューヨークを中心としたパンク・レーベル「ROIR」からカセット・テープが出ていたから。その昔、渋谷のパルコの裏にこのレーベルのカセットが揃っている小さなお店があり(当時としてはまだ珍しかったファッションとしてのタトゥーをやっている怪しい店だった)、テレヴィジョン(Television)、リチャード・ヘル(Richard Hell)、バズコックス(Buzzcocks)などCBGBにゆかりのあるアーティストの貴重音源のカセット・テープを買い漁っていて、その中のサンプラー・アルバムかなんかに入っていたんじゃなかったかな。

    今改めて聴くとさすがに時代を感じるし、あっという間の5曲だが、彼らの特長を充分に味わうことの出来るなかなか密度の高い好EPだと思う。

    中古店にて購入(¥100)

  • CD (1997/11/11)
  • Disc: 1
  • Format: Import
  • Label: Victory Records
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    ラドリオ @東京・神田神保町

    2013年07月10日 | 東京都(老舗)

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    久々の神保町古書街散歩。目当ての本は見つからなかったが、蒸し暑い中歩き回ったので一息つこうと書泉グランデの裏路地の喫茶店「ラドリオ」へ(ちなみに「ラドリオ」ってスペイン語で煉瓦のことだとか)。まだこの細い路地は昔のままで、向かいの「ミロンガ・ヌォーバ」も健在。この付近は学生時代よく通ったけれど、当時はあまり金もなく、500円が惜しい貧乏学生にとっては喫茶店に入る事は贅沢行為だったので(笑)、この店に入るのは初めて。

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    歴史ある(創業昭和24年)煉瓦壁のお店に入るとほぼ満員。地元のおじさん達が何かで集まっているようだ。店員さんが店を見回して案内してくれたのは「あの」お一人様席! 行ったことがある人なら分かると思うが、店の小窓に向かってテーブルが置かれた1人用の席で、目の前の傾いた窓枠にはアール・デコ調のランプと奇妙なオブジェとシャンソンの流れるスピーカーが。前に本か何かで見て座ってみたいなと思っていた席だったのでうれしい。

    暑かったので定番のウィンナー・コーヒーはまたの機会にして、アイスコーヒーにアイスクリームをのせてもらった(つまりアイス・フロート)。バニラ・アイスクリームが氷とコーヒーに触れるシャリシャリとした所を食べるのが好きです。

    ようやく落ちついて店内を見回そうとするが、この席だけ完全にひとり外向きなので店を見るにはわざわざ振り返らなくてはいけない。赤い革張りの椅子もかなり年季が入っていて背中に木枠が当たって痛いし、スピーカーが目の前なので少々うるさい。いや、それでもいいんです。どのみち自分は長居出来ない性格なので。喫茶店やファスト・フードの店でひとりで20分以上座っていられる人が信じられません。

    若かりし頃に入ってみたかったお店がまだ残っていて、ようやく入ることが出来て素直にうれしかった。(勘定は¥580)

    ラドリオ

    東京都千代田区神田神保町1-3

     

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    The Isle Of View / The Pretenders

    2013年07月09日 | パンク・ニューウェーヴ

    Pretenders294

    The Isle Of View / The Pretenders (1995)

    プリテンダーズ(The Pretenders)のアンプラグド・アルバム。当時MTVの人気プログラムだった「アンプラグド」は音楽業界を席巻し、みなこぞってアコースティック楽器演奏主体のアルバムを作った。これもそんなうちの一枚(ただしMTVのプログラムではない)。アンプラグドのアルバムは観客を近くに入れてスタジオで演奏する事が多く、しかもファンクラブなどのコアなファンや抽選で招待することが多かったらしく、どうしても観客の煽りや歓声が耳についてしまう。もちろん制作側に盛り上げるように要請されているんだと思うけれど。アーティストのリラックスした語りや観客への投げかけは微笑ましいが、音楽アルバムとして聴くと少々鼻につく場合も多い。この作品が発表された頃になるともうブーム自体はそろそろ下火になる事もあってか、ここではバンド・メンバー以外のクラシックな弦楽器を入れて趣向を変えている。

    姉御肌のクリッシー・ハインド(Chrissie Hynde)はロックしている時がもちろん一番かっこいいが、ファースト・アルバムの頃からスローな曲でもその声の良さが存分に発揮されていた。だからここで演奏される曲でもしみじみと「いい声だなぁ」と唸ってしまう。またあの鋭い眼つきや男勝りな雰囲気としっとりとしたラヴ・ソングとのギャップがいいんだよね。ただ選曲やアレンジに関しては想定の範囲内。もうちょっとカヴァーとかで意表を突いてもいいのに…。クリッシーの声音の良さ再確認アルバムとしては十分だろうか。

    常々このタイトル「The Isle Of View」が何を意味してるんだろうと思っていたが、何の事はない、声に出して読むと「I Love You」になるんですね(←気付くの遅すぎ)。

    中古店にて購入(¥294)

  • CD (1995/10/24)
  • Disc: 1
  • Format: Import, Live
  • Label: Warner Bros / Wea
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    寿司大 (2) @東京・築地 (※移転)

    2013年07月08日 | 東京都

    過去何度も訪問していて、既に記事にしたこともある築地市場の場内で随一の超人気店「寿司大」。半年ぶりだったが、今回はスケジュールの都合で「魔の土曜日」に愚行とは知りながら行ってみたので、どなたかの参考になればと書いてみる。

    以前にも書いたが、ここの人気ぶりは常軌を逸している。開店は他の場内の鮨店より早い5時だが、平日でも朝4時過ぎから並び始め、週末のみならず並ばずに食べることはまず無いと思う。お店のお姉様によると、最近特にその傾向が強くなり、土曜日だと朝(夜?)3時頃から並んでいるとの事。平日にはぽっかりと空く事もあるらしいのだが、決して週末には行くまいと決めていた。ただ今回は徒歩圏内の汐留のホテルに泊まり、研修初日の会食(昼食)が築地の某寿司チェーン店のランチだったこともあって、無性に旨い鮨が食べたい気分になってしまった。夜は懇親会で食事には期待出来ないと分かっていたし、検証精神もあって(笑)、土曜の朝3時過ぎ(!)にホテルを出る。

    2時間程しか寝ていないのでフラフラだが、それでも15分位で場内に到着。やはり、既に人の影が…。都合6人が並んでいて、自分が列に加わった後にも次々に人が集まり、4時にはもう離れた道路側ポスト横に後続列が移動。店内の席は確か12席で、皆ほぼ「おまかせ」を注文するし、店側も急かさないので客は40~50分位は着座している。だから今回の場合、4時に到着した人は一巡目では食べられず、都合約2時間の並びは覚悟しなければならないという事。いやぁ、参りました。以前はやたら目についた大陸の人達や欧米人の姿が少なくなったのはたまたまなのかな。

    店に入ると店長に久しぶりと声をかけられる。随分前から何度も通っているとはいえ、半年から1年位空くんだけど本当に覚えているの?すごいなぁ。ま、覚えられやすい顔ではあるが(笑)。お酒とつまみを一品頼んで、お好みで握ってもらう。ここでは普段どうしようか躊躇するようなタネを頼んでも明朗なので安心(今回初めて「料金表」があることを知った)。今回調子がいいなぁと思ったタネは釣り鯵、とこぶし、鮑、焼き穴子といったところか。思うがままに12個程注文し、一番に店を出た。

    外は随分明るくなっていたが並びは更に凄いことになっている。店を出た5時半の時点でざっと60人。単純に計算しても列の最後の人は…3時間半ほど並ばないと食べられないかも。長居する人がいない事を祈りつつホテルへ帰った。

    こんな感じで、週末に行かれる方はかなりの覚悟が必要です。「寿司大」でないと、という気持ちは充分分かりますが、体調の思わしくない人、子供連れ、ご高齢の方は避けた方が無難です。実際にうちの高齢の母は以前に兄と訪問し、並んで疲労困憊して鮨を食べられる状態じゃ無くなってしまった事もありました。ポスト側に並ぶと日差しを遮るものが何もないので、これからの炎天下では信じられないくらい体力を消耗すると思います。みなさまお気をつけて…。(勘定はお酒とつまみ、握りを合わせて¥6,500程)

     

    Photo_5

    前回の訪問はこちら

    この後の記事はこちら

    寿司大

    東京都中央区築地5-2-1 築地卸売市場6号館

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    Come On Let's Go (MOJO Magazine) / Various Artists

    2013年07月07日 | 雑誌付録CD

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    Come On Let's Go (MOJO Magazine) / Various Artists (2012)

    2012年4月号の洋音楽誌「MOJO」の付録CD。今回はこういった雑誌付録のコンピレーション・アルバム常連のポール・ウェラー(Paul Weller)が選曲で、「A Modern Day Jukebox」というテーマ。この場合の「Modern」はもちろん彼の出自でもある「Mod」。つまり現代モッズのショーケース、という感じか。

    「MOJO」誌でも「UNCUT」誌でも付録CDで一番登場回数が多いのは彼ではないだろうか。それだけセンスの良さを買われていて、確固たる芯を持ったアーティストとしてリスペクトされている証拠だろう。自分はその隙の無さというか優等生っぽさがしっくりこない時があるのでジャム(The Jam)以降の彼の作品はあまり聴いていない。完全にただの天の邪鬼ですが…。でも彼が編集したこういうアルバムを聴くと、やっぱりかっこいいんだな、これが。ワールド・ワイドに著名なアーティストは2、13、14、15ぐらいだろうか。本当は個人的にはあまり無名のアーティストばかりのコンピを聴くのは苦手だが、ジャンルは違えど全体の雰囲気はモッズらしい新しいR&Bを中心としたカラーがしっかりとあり、ちょっと軽く言えば「オシャレ」。さすが、雑誌のインタヴューで「今まで長年一線でやってこられた秘訣は?」と訊かれ「禿げなかったから」とマジで答えるおしゃれ番長です。

    01  Come On Let's Go - Broadcast
    02  Free Will And Testament - Robert Wyatt
    03  Young Bride - Midlake
    04  Isabel - Baxter Dury
    05  The Ride - Joan as Police Woman
    06  Night All Night - Diagrams
    07  Map Of An Englishman - Erland and the Carnival
    08  Sarah - Declan O'Rourke
    09  Black Harvest - Cow      
    10  White Winter Hymnal - Fleet Foxes
    11  Alter Ego - Tame Impala
    12  Coleen - Joanna Newsome
    13  A Case For Vinyl - Tim Burgess      
    14  River Man - Paul Weller
    15  Love Is A Losing Game (Live) - Amy Winehouse

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