ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Forever / Queen

2016年05月12日 | クラシック・ロック

Forever / Queen (2014)

2014年に発売されたクイーン(Queen)の編集盤。ハリウッド・レコーズからの発売。現在すでに契約先がユニバーサルに変わりリイシューが進んだはずなので、契約上消化しなければならなかったアルバムなのかなと思っていたが、北米でのリリースはまだハリウッド・レコーズが担っているよう。実際のところ、こういう契約関係は国によっても発売先が違ったりするので分かりにくい。どういう意図を持って編集された盤なのかもいまいち分かりにくいのだが、どちらかというとスロー~ミディアム・テンポの曲が大半で、ハードな面は避けられているかんじ。そこに未発表曲が付け加えられている。

どの曲もクイーン特有の流麗なメロディーとコーラス、そしてブライアン・メイ(Brian May)の手作りギター「レッド・スペシャル」の特徴的なトーンが楽しめる。目玉はマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)がゲストになった3「There Must Be More To Life Than This」を含む未発表3曲。マイケルとの曲が今までオクラになっていた理由は、本当かどうか疑わしいが、84年に一緒にスタジオ入りしたマイケルが例のチンパンジーをいつも同行させていたのにクイーン側がウンザリしたからとの事(笑)。ちなみにこの頃のクイーン+マイケルのコラボ未発表曲に「State of Shock」があり、音源も残っているが結局ボツになり、最終的にはミック・ジャガー(Mick Jagger)とのヴァージョンがジャクソンズ(The Jacksons)名義で発表されヒットした。確かにそう思って聴いてみると曲の造りが、フレディ(Freddie Mercury)との掛け合いが下敷きにあっただろうことを想像させる。

2枚ものもあるらしいが、そちらは未聴。陰りが見られたと言われる80年代以降もいいメロディーの曲を作っていたなァと再認識。時代は前後すれどもすんなり聴ける編集だが、最後の20「Crazy Little Thing Called Love 」だけは有名曲ということもあるし、雰囲気が全然他と馴染まず、いまいち。

ブックオフにて購入(¥500)

  • CD (2014/11/10)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : Universal

 

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そばの里 深萱ふーど (2) @岐阜県加茂郡坂祝町

2016年05月11日 | 岐阜県(中濃)

久しぶりに坂祝(さかほぎ)町の蕎麦屋「深萱(ふかがや)ふーど」へ。思えばこのブログで最初に飲食店の記事を書いたのはこちらの店だった。相変わらず牧歌的な雰囲気の店周辺。車を停めて暖簾をくぐり、中に入ると下駄箱があり、正面に勘定場。その横の木戸を開けると広い座敷になっている。先客は3組ほど。木目の浮き出た手作り感溢れる座卓に腰を落ち着け、給仕の女性にすぐに「もりそば」を注文。でも店に入った順番に注文を聞く必要があるようで制止され、給仕は他の席へ。ちょっと杓子定規。改めて注文し直し、しばらく待っている間に、前回も目に留まったクリアファイルを眺める。主人の蕎麦に対する思いがファイリングされ、相変わらず蕎麦のウンチクを諌めるウンチク(笑)が並ぶ。ちょっとパワーアップしているかな(今では本も出版しているようだ)。でもそこに書いてあった新蕎麦の香りについての記述には同感。

まず蕎麦茶とおから、そして蕎麦切りを揚げたものが運ばれる。蕎麦の前に飲む蕎麦茶は好みでないので口をつけず、チビチビと揚げた蕎麦をつまむ。これ旨いな。そこへ蕎麦が登場。見るからに瑞々しい蕎麦は、十割だったか(忘れた)。切りは細目でやや短め。もう少し長いともっと啜る楽しさがあるんだけれど。少し山葵をつけると蕎麦を噛みしめた時の甘さを感じやすい。つゆは辛汁で濃いめ。蕎麦と合っていて旨い。あっという間に手繰り終え、運ばれた蕎麦湯を足していただく。こちらの蕎麦湯はとろみのあるタイプ。厨房が全く見えないので相変わらず主人の姿を拝むことは出来ないが、美味しくいただいた。(勘定は¥1,080)

以前の記事はこちら

 

 

↓ 後で車で向かった各務原市鵜沼の旧中山道鵜沼宿。沢山の町屋が並び、有形文化財に登録されている建物も多い。(下右)「菊川株式会社(菊川酒造)」(創業明治4年・1872)。もちろんこちらの建物も登録有形文化財。

 

↓ 「町屋館(旧・武藤家主屋)」(明治後期再建)。江戸時代の建物が明治24年の濃尾地震により倒壊し、再建されたものだとか。※登録有形文化財。

 

そばの里 深萱ふーど

岐阜県加茂郡坂祝町深萱482

( 坂祝町 坂祝 さかほぎ 深萱 ふかがや ふーど 蕎麦 そば 蕎麦切り そば切り 十割蕎麦 中仙道 中山道 鵜沼宿 国登録有形文化財 )

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Another Self Portrait (1969-1971) / Bob Dylan

2016年05月10日 | クラシック・ロック

The Bootleg Series Vol.10 : Another Self Portrait (1969-1971) / Bob Dylan (2013)

いまだに発表が続くボブ・ディラン(Bob Dylan)のブートレグ・シリーズ第10弾。アーティスト存命中にアーカイヴが整備されることは、ファンにとってこの上ない喜びだと言えるが、最初はある程度しっかりとまとめられていたこのシリーズも、だんだんヴォリュームがデカくなり、”コンプリート”と称して数パターンの商品を発表するという痛し痒しの形態になってしまった。確かに歴史的に言ってもディランは研究対象として魅力的だけれと、純粋に音楽を楽しむとなるとヴォリュームの大きさはかえって障害となってしまう気がしてならない。自分も最初は律義に購入していたが、だんだん購入時期が遅くなり、「Volume 8」くらいからはデラックス・エディションが安くならないかしらんと様子を見てから買うようになってしまった。このタイトルでも結局4枚組が発表され、そちらには1969年のワイト島でのライヴが完全収録されているので、もちろんそちらが欲しかったが、値段が高いままなので妥協してこちらの2枚組を購入。2枚組ヴァージョンでも計113分なので、もっと絞って1枚に編集してくれた方が…というのがファンらしからぬ自分の正直な気持ち(その後シリーズはエスカレートし、6枚組、18枚組と続く…)。

この時期のディランはアルバム「Self Portrait」と「New Morning」の時期。どちらかというと地味で目立たない作品群で、発売当時は評論家からも酷評されたもよう(「このクソは何だ?」という米ローリング・ストーン誌の記事が有名)。自分も他人の曲中心の「セルフ・ポートレイト」は意図的な滑らかな発声もあって何度聴いても印象が薄い。当人も後年「海賊盤対策」だったと発言した(でもディランがそんなこと考えるかな…)。ただ意外な事にこのアルバムはディラン初の全米ナンバー・ワンを獲得したのだとか。たった4ヵ月後に発売されたという次の「ニュー・モーニング」では”らしさ”が戻っていて、アナログ盤はお気に入りだった。

さてこんな時期のディランのアウトテイク集なので、正直どの曲も際立った個性が前に出てくる曲は少ないが、聴いている分にはしみじみといい雰囲気の曲が並ぶ。もちろん「ディランの作品だから」有難味もある訳で、これが他のアーティストの作品だったら好評価を付ける自信はない。まぁ、そもそもブートレグ・シリーズっていうのはそういうもんだろうけど、ディランに限ってはそんな中に「なぜ当時これを発表しなかった?」という、オリジナル作品よりも数段素晴らしい出来の曲が混ざったりすることがあるから油断ならないのだ。

amazonにて購入(¥1,280)

  • CD (2013/8/27)
  • Disc : 2
  • Format: CD, Import
  • label : Sony
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くりた(栗田お好み焼) @岐阜県各務原市 (※閉店)

2016年05月09日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜県各務原市の航空自衛隊岐阜基地の北にある、焼きそば・お好み焼の店「くりた」。この近辺は道路も細い住宅街で、店のすぐ横も団地になっている。一応、店の横が1台分だけ駐車場になっているようだ。自分はバイクだったので店先に停め、暖簾をくぐる。店はカウンターのみ6席ほどの小さなスペース。厨房には年輩の女性主人がひとり。小奇麗で値付けも安いし、子供を含む近所の誰もがふらっと寄れるような気安い感じの店だ。まずはシンプルな焼きそば(並)を注文。奥の家庭用と思しき冷蔵庫から材料を取り出し、主人が鉄板で焼いてくれる。この日は昼過ぎの外れた時間だったが、ポツポツとひとり客が入って来る。年輩の女性が多く、家の用事を済ませてひと休みに立ち寄ったという感じ。中休みが無いし、使い勝手がいいんだろうなァ。待っている間に壁に貼られた品書きを眺める。ラーメンもあるようだ。「オロナミンC 80円」というのには笑ってしまう。

しばらくして平皿に盛られた焼きそばが登場。具はキャベツのみで、紅生姜が添えてある。ごくごくシンプルなソース味。追加で「ねぎお好み焼」を注文。この地方の古いお好み焼では定番の、焼いた後に半分に折られた半円形。こちらの生地はとろっとしていて、ねぎの風味が塗られた醤油とよく合い、旨い。こんな店が近くにあったら事あるごとに立ち寄ってしまいそうだ。でも品書きに、重要な「ビール」が載っていないんだよなァ…。(勘定は¥650)

※平成30年3月末を以って閉店されました

 

 

↑ 小佐野町の「松駒荘」(建築詳細不明)。下見板張りが特徴的。「荘」が付くから下宿かなんかだったのだろうか。こんな建物、先達の方々が教えて下さらなかったら絶対探せなかった。

 

↑ 各務原市内の登録有形文化財をいくつかハシゴ。(写真左)大佐野町の「小島家住宅」(昭和4年・1929・建造)。昭和初期に流行した日本家屋横の洋館(応接間)がいい。(写真右)奥村家住宅(昭和3年・1928・建造)。

↑ こちらも有形文化財、成清町の「小島家住宅」(昭和元年・1926・建造)。表門、外塀、蔵、主屋と何から何まで立派。

 

↑ 木曽川を渡って川島町の「旧・川島郵便局」(昭和11年・1936・建造)へ。地味だが端正な顔立ち。隣は日本家屋の住宅になっている。今は何にも使用されていないみたい。

 

くりた (栗田お好み焼)

岐阜県各務原市那加雄飛ケ丘町25-13

( 各務原 各務原市 かかみがはら かがみがはら かがみはら なか お好み焼き おこのみ焼 おこのみやき 焼そば やきそば 栗田 近代建築 国登録有形文化財 )

コメント (2)
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Joe Cocker! / Joe Cocker

2016年05月08日 | クラシック・ロック

Joe Cocker! / Joe Cocker (1969)

ジョー・コッカー(Joe Cocker)のセカンド・アルバム。実は自分はずっとこのアルバムがファーストで、「With A Little Help~」がセカンドだと勘違いしていた。バックはもちろんグリース・バンド(The Grease Band)。ウッドストック公演でもバックを務めた実力派バンドだ。バック・コーラスにはメリー・クレイトン(Merry Clayton)、ボニー・ブラムレット(Bonnie Bramlett)、リタ・クーリッジ(Rita Coolidge)他、という何とも豪華な面々が参加。プロデュースはレオン・ラッセル(Leon Russell)とデニー・コーデル(Denny Cordell)のシェルター・ピープル・レーベル連中。この後レオン・ラッセルはジョー・コッカーとマッド・ドッグス(Mad Dogs & Englishmen)を結成するので(引き抜き?)、余程ジョー・コッカーのヴォーカルに惹かれたとみえる。確かに決していい声とは言えないハスキーでアクの強いヴォーカルなのに、何とも言えない空気感がバンド演奏とマッチして、決して耳から離れず、他人の曲ばかりなのに、当人の作品より自分のモノにしてしまっているのはさすが。ボーナス・トラックにはシングルB面曲と、ビートルズ(The Beatles)のカヴァーを収録。

先日ライヴを観に行ったテデスキ・トラックス・バンド(Tedeschi Trucks Band)は、ここに収録されている楽曲のカヴァーをお約束にしているが(ほとんど全部演っているんじゃ…)、どの曲も基本的にはこのアルバムのアレンジをそのまま採用していて、どれだけ強い影響を受けたのかを知ることが出来る。あれくらい素直なカヴァーだと、もう”信仰”と言ってもいいくらい。きっとこの辺りのアルバムを聴き倒しているんだろうなァ。実際にアルバムを制作する段階で、アレンジに対する誰の意見が主に採用されているのかは分からないが(ジョー自身?、それともレオン?)、確かにどの曲もオリジナルにひけをとらない素晴らしいアレンジばかりで、完全にジョー・コッカー色に染まっている。

amazonにて購入(¥1,060)

  • CD (1999/10/5)
  • Disc : 1
  • Format: Extra tracks, Original recording remastered, Import
  • Label : Interscope Records

 

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かどふく新守山店 @名古屋市守山区・新守山 (※閉店)

2016年05月07日 | 名古屋(千種区・守山区)

雨が降る平日の昼間だったが、用事があって車で嫁と出掛けていたので珍しく一緒に昼食を。選んだのは前から来てみたかった「かどふく新守山店」。きしめんのファンにはお馴染みの「幅広きしめん」を出す店だ。何軒か幅広きしめんを食べ歩くうちに、ただ奇をてらっただけでない旨さと面白さにハマり気味。あまり馴染みの無いこの辺りの幹線道路沿いの店に到着し、車を停めて暖簾をくぐる。店は落ち着いた風情の麺処といった感じ。正面にガラスで囲われた麺打ち場があって、気合いが入っている。主人はまだ若いようだ。開店して間がない時間帯だったが、平日ともあって店に入ってくるのは常連と思しき年輩の客が多かった。自分はもちろん「ざるきしめん」を。それにミニ親子丼を付けてみた。嫁は「天ぷらそば」。意外だったが、こちら蕎麦以外はきしめんのみ。当然うどんがあってきしめんもと思っていたのでびっくり。どちらかというと蕎麦がメインなのかな。

しばらくして女将さんが「ざるきし」を運んで下さった。ざるに盛られたきしめんは艶々としている。いかにも旨そう。早速手繰ってみるが、やはり幅が広い。3㎝ぐらいはあるだろうか。啜ることはむりだが、薄く打たれた麺は、口に含むと表面はざらっとしていて存在感がある。いやぁ、旨い。つゆはすっきりしたタイプで濃くはない。麺はピロピロに”やわ”でもなく、かと言って”コシ”と称して硬過ぎもせず。しっかりと麺の旨さ(と麺打ちの上手さ)が味わえる。本わさびが添えられているのもうれしい。そしてミニ親子丼が運ばれてびっくり。しっかりとしたご飯の量で、小皿が添えられている。小皿にはおから、おひたし、餡かけ豆腐、きゅうり、が盛られている充実っぷり。これで先に蕎麦前を一杯やりたいくらい…。この親子丼が、鶏肉のプリッとした歯ごたえと、控えめな量のつゆで、旨い。

嫁の天ぷらそばも少しいただく。海老天は別添え。丼ぶりになみなみとつゆが入れられている。蕎麦の切りは太め。しっかりと角が立ち、男っぽい蕎麦だ。つゆの色は濃いが、味まで濃い訳ではない。甘さが抑えられているからか名古屋っぽくない。これも旨い。温かい蕎麦でも旨いが、この蕎麦をざるで手繰ってみたいなァ。あの小皿を蕎麦前としていただくには…、まず酒と丼ぶりを注文して…、後から蕎麦をもらって…。(勘定は¥2,500程)

この後の記事はこちら

かどふく 新守山店

愛知県名古屋市守山区鳥神町287

( 守山 新守山 しんもりやま かどふく きしめん 幅広きしめん はばひろきしめん 蕎麦 そば )

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Live In Paris / The ABC&D Of Boogie Woogie

2016年05月06日 | ジャズ

Live In Paris / The ABC&D Of Boogie Woogie (2012)

ブギウギ・ピアニストらとストーンズ(The Rolling Stones)のドラマー、チャーリー・ワッツ(Charlie Watts)が組んだユニット「The ABC&D Of Boogie Woogie」。ストーンズの創設メンバーで、ピアニスト兼ローディーのイアン・スチュアート(Ian Stewart)のトリビュート盤が前年に発売されているので、そのプロジェクトの副産物だろうと思っていたら、結成は2009年、録音は2010年とこちらの方が早い。

スチュといえば、容姿がグループにそぐわないとマネージャーから首を切られたにも関わらず、その後もバンドに同行し、スタジオ・レコーディング、ライヴ公演共にその軽快なピアノで貢献したバンドのつなぎ役。メンバーの誰からも愛されて、ローディーなど陽の当たらない舞台裏の仕事もこなす反面、スローな曲でピアノは弾きたくないと、生涯ブギウギ・スタイルで通した頑固者。その彼のトリビュート盤を企画したイギリス人アーティストのベン・ウォータース(Ben Waters)が参加している。メンバーは、

Axel Zwingenberger (piano)
Ben Waters (piano, vocals)
Charlie Watts (drums)
Dave Green (bass)

の4名。メンバーの頭文字を採ってABCDと名乗っている。パリでのライヴ演奏を収録している。ブギウギなどのアメリカを強く意識させる音楽って、本国アメリカよりもヨーロッパなどの方が人気が高いようだ。ブルースも60年代初めにブリティッシュ・インヴェイジョンが興る前までは本国で見向きもされていなかったと聞く。スタンダード曲ばかりの終始リラックスした演奏で、ベン・ウォータースのヴォーカルは上手いとは言えないものの、軽快なピアノの音と、世界最高のロック・バンドのドラマーでありながら普段はジャズ・ドラムしか演奏しないというチャーリーのジャジーなドラムが楽しめる。音からすると会場のキャパはかなり小さいようだが、そんなハコで酒でも呑みながら聴いたらさぞかし気分いいだろうナ。

オークションにて購入(¥770)

  • CD (2012/6/13)
  • Disc : 1
  • Format: Live
  • Label : ワードレコーズ

 

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日之出食堂 (2) @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2016年05月05日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市の中では盛りのいい店として、その筋のファンにもつとに知られた「日之出食堂」。こちらの主人も高齢なので、行けるうちに出来るだけ通っておかないと、と思ってもなかなか機会は訪れず久しぶりの訪問。年季の入った暖簾をくぐると、カウンター席にはまだ誰も座っていなかった。この日はこちらの名物「肉の天ぷら定食」に”決め打ち”して来たので、迷わず注文。すぐに後から客が何人もやって来て賑やかになった。常連と思しき客は主人とゴルフ談義。話を聞いているとしょっちゅうグリーンにも出ているようで、自分なんかよりもよほど元気な様子。心配ないな、こりゃ(笑)。

慣れた手付きで調理が始まる。野菜の詰まった寸胴からスープがすくわれ、玉子を合わせて玉子スープに。定食にはこれがラーメン丼ぶり一杯(大きなお玉4杯分!)出てくるから凄い。でもこのスープ、やさしい味付けであっさりしてスイスイ飲める。中華料理屋でよくある、いわゆる人工的な味ではなく、肉類の合間にもちょうどいいのだ。そして大きなご飯丼ぶりと共に山と積まれた肉の天ぷらが運ばれる。脇にはこれまたたっぷりのキャベツの千切りとトマト、きゅうり。さぁ、いくゾ、と気合いを入れてやっつける。豚肉は端肉なので衣も多いが、それにしても何個のっているんだという量。サービス精神たっぷり。食べ盛りの高校生時分なら狂喜乱舞していただろう。今は失礼の無いように残さず食べる事に集中。小皿に入れたカラシ醤油で食べるのがこちら流(途中で酢や胡椒を加えても)。味付けも軽いので心配をよそに軽く完食。まだいけるナ。次はあの「エスカロップ定食」か「チキングレー定食」か。(勘定は¥890)

以前の記事はこちら

この後の記事はこちら

 


 

 

↑ 岐阜市を流れる長良川。こちら忠節橋の上流にある河川敷と道路を挟む欄干は「特種提(特殊提)」と呼ばれる変わったもの。溝が切ってあり、洪水になるとちょうどそこに畳を差し込めるように出来ているのだ!(別名:畳提)

↑ 特種提の河川敷からの昇り口。畳は濡れると強度を増し、使用後は堆肥として利用可なんだとか。昭和13年(1938)に完成しており、現存するのは日本で3か所しかないんだそうだ。何とかこのまま残らないだろうか。

 


 

日之出食堂

岐阜県岐阜市長良真生町2丁目15

※残念ながら閉店されました(令和4年11月現在)

 

 ( 長良 ながら ひので食堂 日ノ出食堂 日の出食堂 エスカロップ スカロップ トルコライス 長良川特殊提 特種提 特殊提 畳提 たたみ提 とくしゅてい 近代遺産 閉店 廃業)

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Past Masters Volume One, Volume Two / The Beatles

2016年05月04日 | クラシック・ロック

 

Past Masters Volume One, Volume Two / The Beatles (1988)

まだ幼気な小学生だった頃、家にあったビートルズ(The Beatles)関係のレコードは、赤盤・青盤のクリア・ヴィニールと、編集盤(「Love Songs」だったか)と、ポール(Paul McCartney)のソロ多数と、ジョン(John Lennon)のソロ数枚と、ジョージ(George Harrison)のソロ1枚だったと記憶している。これらはすべて長姉、長兄が所有していたもの。それでも他のオリジナル・アルバムを聴いた覚えもちゃんとあるので、カセット・テープや貸しレコード(そんな物があったんです)を録音したものがあったはず。これでも他の同時代の小学生よりはビートルズの曲を知っていたし、洋楽に興味があったので、アルバム単位では捉えずに聴いていた。その後、80年代になる頃には自身でレコードを買うようになったが、ボウイ(David Bowie)やポリス(The Police)などのニューウェーヴ系が多く、すぐにストーンズ(The Rolling Stones)にハマるようになるので、ビートルズはほとんど上っ面しか知らないことになる。

その後はもっぱらストーンズとの関係で、ミック(Mick Jagger)がテレビ放映に参加した「All You Need Is Love」(キースもとされるが何故かこのレコーディングに関してはあまり詳しく語られない)、参加が噂される「Baby,You're A Rich Man」とか、ブライアン(Brian Jones)が参加した、このアルバムに収録の「You Know My Name」、それにストーンズが68年に収録したTVスペシャル「ロックンロール・サーカス」で、キース(Keith Richards)がジョンと共演した「Yer Blues」収録の通称「ホワイト・アルバム」、唯一自分で買った「サージェント・ペパーズ~」などを聴いたぐらいで、聴くというよりは「研究」といった按配。

それでもさすがビートルズ、折にふれて各アルバムを聴く機会があり、初期を除くほとんどのアルバムは、最近の編集ものを含めて何らかの形で所有している。1988年発売当時、この編集盤がファンにとってどのくらいインパクトのあるものだったか知らないが、シングルA、B面を中心としてコンパイルされた内容は充実してなかなかのものだと思う。収録曲のレア度(当時)もよく知らないが、現在ではリマスターされ、ステレオ/モノのヴァージョン違いなど、収録曲の色々な違いがあるようだ。 こうして聴いているとやはり自分は中~後期の曲、しかもポールが中心になって作る曲が好きなんだなと分かる。

ブックオフにて購入(各¥108)

  • CD (1991/7/20)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : Capitol
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春日野食堂 @岐阜県美濃加茂市 (※閉店)

2016年05月03日 | 岐阜県(中濃)

仕事で昼時に美濃加茂市に居たのだが、個人的にあまりチェーン店には足が向かない。どこかに食堂はないかなと探した店「春日野食堂」。市役所の前を通る幹線道路沿いにあった。近辺には飲食チェーン店も多いが、やはりそちらには全然そそられない。店の横が駐車場になっていたので車を停め、暖簾をくぐる。店は土間のテーブル席と小上がりになっていて、先客はまだなし。入って左側が厨房になっており、その手前の棚に様々な惣菜が並んでいる。中で主人が作り続けているところをみると、昼食時間に合わせてたくさん品数を揃えているのだろう。そちらから好きなおかずを取って、ご飯や味噌汁に合わせて定食の出来上がりとなるようだ。丼物やお決まりの定食もあるようだが、なぜかそちらは午後1時以降と限定されている。給仕の女将さんからご飯のサイズを訊かれたので普通サイズを、味噌汁は要らなかったので断った。

値段が全く書いていないのでちょっと迷うが、自分が棚から選んだのは鯖の煮付けとぬた。鯖はなかなか立派な大きさ。食べてみると、照りが強く、かなり甘めの味付け。ぬたは烏賊と葱で、酢味噌には赤味噌を使っている。普通サイズのご飯は茶椀一杯。鯖の煮付けの甘さはちょっと好みに合わないが、ぬたは旨い。ちょうど食べ終えた頃には客が何人も入ってきて、思い思いの定食を組み立てている。そこにちょうどカキフライが登場。あー、カキフライ食べたかったなァ…。味噌汁なしでの値付けはさすがに値打ちとは言えないが、次はもう少し時間を遅らせて揚げ物を狙ってみようかな。(勘定は¥740)

※店舗の前を通ったら看板等が下ろされていましたので閉店したと思われます(平成30年10月現在)

春日野食堂

岐阜県美濃加茂市古井町下古井2761

 

( 美濃加茂市 美濃加茂 みのかも 古井 こび 春日野 かすがの 大衆食堂 セルフ セルフ式 )

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