ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

おかだ @岐阜県本巣郡北方町

2017年02月20日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜県本巣郡北方町の古い街道沿いにある麺類食堂「おかだ」(”だ”は変体仮名)。この近辺を散策する際に、どこで昼食を食べようかと事前に調べていたらこちらのお店のHPに「麺を作って100年!」という文言を見つけたので、ぜひにと訪問。昼時に伺ったが、店に入ると家族連れ、労働者、老夫婦など様々な客で賑わしい。店内はテーブル席が4つと小上がり席が3つ。一番奥にはおでん鍋も置いてあった。みんな思い思いに好きな串を取っている。品書きにはうどん、きしめん、そば、丼物などがひと通り揃っており、中には「とまと煮込み」や「ざるよもぎ」なる変わったものもあり、迷ったが結局「味噌煮込み」を玉子入りで注文。

待っている間にも次から次へと地元の方が店に入ってくる。近隣に飲食店は少ないが、それにしても結構な人気。しっかり煮込みの時間があり、しばらくして小さい土鍋が登場。たっぷりの揚げと蒲鉾がのっている。味噌煮込みうどんには鶏肉が入っていることが多いと思うが、こちらは豚バラ肉なのが珍しい。熱々の鍋に箸を入れる。麺はやや太めで、硬めなだけじゃないコシとしなやかさがあるもの。味噌のコクとよく合っていて旨い。ご飯の付いた定食にするべきだったかなと若干後悔しつつ、途中で玉子を崩したりして楽しんだ。食後にはコーヒーか昆布茶が付くと言われたが、つゆをほとんど飲んでいたので丁重にお断りして店を出る。つぎは「とまと煮込み」が気になるなァ。(勘定は¥750)

 


 

↓ 近くの商店街に点在する無名の近代建築のうちのひとつ。

 

 


 

 

麺類・御食事処 おかだ

岐阜県本巣郡北方町栄町2-54

 

( 北方 きたがた 本巣 もとす おか田 おかだ 岡田 麺類食堂 大衆食堂 お食事処 みそ煮込み 味噌煮込うどん みそ煮込うどん 近代建築 )

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むらせ @岐阜県岐阜市

2017年02月19日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜市役所南庁舎の横にひっそりと店を構える菜飯と田楽の店「むらせ」。とある用事で庁舎付近まで来た昼に店に入ってみた。創業は100年以上前で、岐阜で一番最初に「木の芽田楽」を出した店なのだとか。そういえば岐阜公園にも同じ屋号の田楽屋があるけれど、何か関係あるのかな(※)。店はカウンター席4つと小上がり席が2卓でこじんまりとしていて、とても品の良いご高齢の女将さんが1人でやっていらっしゃった。田楽を炙った煙が染みわたった調理場で、他の調理器具は鋳物の一口コンロのみ。カウンターの上には大皿に盛ったおかずが並んでいた。どれも地味なおかずだが(失礼)旨そう。それでも初訪なのでやはり「とうふでん定食」を注文する。

(※ 後で調べたら、やはり初代が明治35年に岐阜公園内で田楽を焼き始めたそうです)

菜飯田楽といえば豊橋が有名だが、街道沿いで旅行者の腹を満たしたことは想像できるが、どうしてこの組み合わせなんだろう。もちろん菜飯だけでは物足りないし、田楽だけだとお腹が膨れないのは分かるんだけれども。なんてことをボケーっと考えながら待つ。

煮物の小鉢と漬物、白味噌の味噌汁、それに大きめの茶碗に入った菜飯が置かれた。そしてじっくりと炙られた豆腐田楽が6本、いい匂いをさせ専用の塗りの木箱に並べられ登場。焦げた味噌の風味が堪らない。最初から山椒が振られていた。甘辛い田楽とさっぱりした菜飯を交互に口に運ぶ。どの品も滋味深く旨い。さすがに豆腐だとあっという間に完食。次は「野菜五品盛り定食」を食べてみようかな。(勘定は¥650)

この後の記事はこちら

 


 

↓ この近辺にはまだ古い家屋がいくつも残っているが、ある日突然駐車場に変わっていたりするから油断ならない。

 


 

菜めし 木の芽でんがく処 むらせ

岐阜県岐阜市神田町2-11

 

( 岐阜 ぎふ 名代 木の芽でんがく 菜飯 村瀬 菜飯田楽 なめしでんがく 豆腐田楽 おでん 岐阜公園 街道沿い 東海道 豊橋 近代建築 )

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Tina Live In Europe / Tina Turner

2017年02月18日 | ソウル・ファンク・R&B

Tina Live In Europe / Tina Turner (1988)

ティナ・ターナー(Tina Turner)の1985年の「Private Dancer Tour」と1987年の「Break Every Rule World Tour 」を収録したライヴ盤。これは2枚組だが、それぞれ単発で発売された「Tina Live」、「More Live!」と同じ内容(編集は違うかも)。60年代からソウルの女王として活躍したティナだが、映画にもなったように夫のアイク・ターナー(Ike Turner)に暴力で支配され、70年代半ばの人気凋落で離婚を含め、どん底に陥るが、84年の名盤「Private Dancer」で一線に復活し大ヒット、それに伴うツアー、そして更なるヒットと続いた(でもアイクのギターと低音ヴォーカルは最高だ)。復活後、順風満帆の頃の音源だけに、彼女の溌剌とした雰囲気と大聴衆の前で歌う喜びに満ち溢れている。バックの演奏は音楽的には高テクだが面白みはなく、いわゆる80年代のバックバンドらしくまとまっている。ま、メインがティナの歌なのでこれくらいがちょうどいいのだ。

2枚目にまとめて収録された豪華ゲスト陣(2-3,4 Robert Cray、2-6 Eric Clapton、2-9,10 David Bowie、2-12 Bryan Adams)との共演は、それぞれがヴィデオ映像で発表されたりもした有名なものばかり。もともとこういう共演の場合、どのくらいリハーサルをするものなのか知らないが、しっかりとした映像で残っているということは入念にリハーサルしたのかもしれない。出来も最高に良く、彼女の明るさや性格を表わしているし、どのテイクからも彼女が(共演者からも観客からも)愛されていることがよく分かる。最近活動を聞かないのが心配だが…。

amazonにて購入(¥663)

  • CD (1991/12/16)
  • Disc : 2
  • Format: CD, Live, Import
  • Label : Capitol
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かかし @名古屋市北区・黒川

2017年02月18日 | 名古屋(東区・北区)

黒川にある喫茶レストラン「かゝし(かかし)」。深夜にも関わらず煌々と辺りを照らすこの店は、なんと年中無休・24時間営業。チェーン店ならいざ知らず、個人店で24時間って…スゴイ。この日、店の前に着いたのは午後10時過ぎだったが、隣の駐車場には何台も車が停まっている。名古屋市内といっても幹線道路沿いで周囲はあまり人通りが多くなく店も少ないので、車を停めたいタクシーの運転手さんなど、夜間に仕事をする人にとってはありがたい店なのだろう。店はしっかりと昭和の喫茶店風情。ビニール張りのソファーに腰かける。奥の方には昔懐かしいゲーム卓もあったりして。主人だろうか老齢の男性が店の中と外を行ったり来たり。給仕は女性1人で厨房には調理担当が居るようだ。注文したのは「鉄板ナポリタン」。

しばらくして熱々の鉄板にのせられたスパゲッティーが登場。量はさほど多くない。具は人参、玉ねぎ、ウインナー。フォークに巻かれた紙ナプキンを解き、熱々を頬張る。ケチャップでの味付けは見た目ほど濃くなく、鉄板に流された溶き玉子はいい具合。鉄板スパは玉子離れをよくするためか油ギトギトの店もあるが、こちらは油の量もほどほど。夜中だから旨いのなんの(笑)。食べている間にもポツポツと客はやってきて、みな思い思いのメシや、パフェなどのデザートを喰らっている。コーヒーだけっていう人はなかなか見当たらない。他の地域では知らないが、昔ながらの東海地方の喫茶店は食事処でもあり、侮れない洋食屋でもある。メニューには”まかないだった”という「梅がゆ」なる品も。そのギャップが気になるなァ…。(勘定は¥720)

コーヒー&レストラン かゝし (かかし)

愛知県名古屋市北区金城2-4-12

 

( 黒川 くろかわ かかし 和洋食レストラン 喫茶 24h 鉄板スパ 鉄板スパゲティー 鉄板スパゲッティー イタリアン ランチ 定食 モーニング モーニングサービス )

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まるみ亭 @岐阜県瑞穂市

2017年02月17日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜県内の国道21号線を大垣方面から岐阜方面に走っていく途中の交差点に停まると「駿河湾直送・桜えび入り」と書いたこの店の看板がすぐ横に見える。岐阜は海なし県だから余計に以前から気になっていた「まるみ亭」。交差点にある店っていうのは目立つが、意外と入りづらい。こちらも駐車場は大きくないので何度か見送っていたが、この日はすんなりとハンドルを切った。外はビュンビュンと車が走っている中「桜えび」と書かれた暖簾をくぐると、中はさほど広くなくカウンター5席、小上がり席3つほど。夫婦で賄っているらしく、店の様子はかなり年季が入った感じだから随分前から営業しているのだろうか。酒のつまみも色々と揃えているようだったが、もちろん”桜えび”をと「桜えび天ざるそばセット」を注文した。

しばらくして出されたセットのご飯がひるむほどの量だったので、箸をつける前に慌てて量を少なめにしてもらう。「少食なんやね」「少なかったら言ってね」とやさしいお言葉。でも少食じゃないよ(笑)。セットには天ぷらとざるそばの他に、煮物と漬物が付く。桜えびの天ぷらは円柱型のでかいもの。サクサクな軽い食感と海老の風味で、旨い。塩で食べたり、つゆに浸けたり。そばは意外にも切りが不揃いでやや平打ち、黒っぽい色をしている。もしかして手打ち? 量はこれも趣味蕎麦ならゆうに2枚分はあるだろうという大盛。飛び切り調子のいいものではないが、この値のランチでは充分なもの。つゆだけは風味も弱く中途半端で何とも残念な感じだった。ただ値付けは安いし盛りはいいし、店のサービス精神はうれしいね。次は桜えびの丼ぶりなんかも良さそうだナ。(勘定は¥700)

駿河湾直送桜えびお食事処 まるみ亭 

岐阜県瑞穂市穂積429-28

 

( 穂積 ほづみ 21号線 まるみてい サクラエビ 桜海老 さくらえび 静岡 するが湾 かき揚げ かきあげ 天婦羅 天麩羅 てんぷら )

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渡辺のとんちゃん @岐阜県関市

2017年02月16日 | 岐阜県(中濃)

ずっと以前から店の存在は知っていたが、あまり目立たない店で入ったことも無かった岐阜県関市の「とんちゃん渡辺」。持ち帰りの小売りもやっている店で、以前は隣の建物だったようだ。この日は知人に誘ってもらって初訪問。店先に来るだけでいい匂いにやられてしまう。店に入ると、土間にカウンター席と長テーブル席。奥にも席があるのかな。いつ頃移転したのか知らないが、中はまだ新しい感じ。やっているのは女将さんと息子さんかな、若い方が厨房に。何人かで訪問したので、知人が事前にいろいろ頼んでくれていて、とんちゃんと関係ない煮物や揚げ物などの酒肴が色々と出て、ビールをしこたま頂いた後にお待ちかねの「とんちゃん」と「さがり」が出てきた。

先に出てきた「さがり」はタレに漬け込んであるものがカットステーキ状に焼かれている。脂の少ない部分だから肉自体は意外とあっさりしてはいるものの、歯ごたえがあり噛む度に旨味がにじみ出てくる。「ニク喰ってる」っていう感じで旨い。「とんちゃん」は漬け込んであるタレも多め。たれの香りと融合したとんちゃん特有の匂いは香ばしく、肉質がプリッとしていて新鮮なことが分かる。これも旨いなァ。ビールがどれだけでも入っていく。どうせなら最初の酒肴は飛ばして、最初からこれだけでも良かったかな。

旨かったので、ついでがあった別日にに持ち帰りの「とんちゃん」と「さがり」を購入。それぞれは豚のイラストと店名が入った専用のビニール袋に入れられて輪ゴムで縛ってある。さがりはそのまま、とんちゃんはキャベツと玉ねぎを刻んだものを加えてフライパンで炒め、付いていたタレを加えて仕上げ頂いた。家で食べても旨いなァ。次はまた店に行って他の肉もいろいろ試してみたい。(勘定は店¥4,000程、持ち帰り¥1,500程)

この後の記事はこちら

渡辺のとんちゃん (とんちゃん渡辺)

岐阜県関市東町1-4-57

 

( 関 せき 渡辺のとんちゃん とんちゃんの渡辺 わたなべ わたなべのとんちゃん トンチャン 持ち帰り ホルモン 鉄板焼き 鉄板焼 )

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白扇酒造株式会社 (蔵開き)(2) @岐阜県加茂郡川辺町

2017年02月15日 | 岐阜県(中濃・老舗)

昨年に引き続き、「本みりん」でも有名な「白扇酒造株式会社」の蔵開きに参加。実は目指して行ったのではなく、前日に蔵開きに行った知人にお土産を頂いていて、翌日ちょうどこの川辺町よりも上流の土木遺産(下参照)を見に行った帰りに、まだやっているか寄ってみたという次第。店に着いたらまだ大勢の人で賑わっていた。建物に入ると土間には蔵からの運び出しを行うトロッコを走らせるためのレールが敷いてある。賑やかな蔵の中や中庭をひと回りしてみた。

中庭ではちょうど最後の餅つきが終わった所で、そろそろ出店も店じまいをしようかという時間。つきたてのきな粉餅を頂いていると、もう出店は畳まれ始めて、蔵の人達もひと仕事終わった安堵感でいっぱいといった感じ。酒は正月に方々から頂いた1升瓶がまだ残っているし(4~5本は呑んだけれど・笑)、昨日の頂き物があるので購入は控え、雰囲気だけ味わって退散。

 

家に帰って知人に頂いた「花美蔵 無濾過生原酒 朝しぼり 蔵出し」の封を開ける。冷蔵庫から出したばかりだったのでちょっと冷え過ぎか。そのまま以前に福岡で買った日本酒用グラスに入れて香りと風味を味わう。もちろんピリッとしたフレッシュさが前面に出ているが荒々しい感じはなく、すっきりとしている。旨い旨い。冷たいので香りは立たないが、口当たり良くスイスイと腑に落ちていった(危険、危険)。この日は家族相手に久しぶりに(素人仕事だけれど)鮨を握ったり、手巻き寿司をやったりしていたので、調子にのってグイグイとグラスを傾けていると、あっという間に4合瓶が空になってしまった(汗)。少しくらい温めてみようと思っていたのに…、手酢を付けて、鮨を握って、手を拭いて、食べて、海苔巻いて、食べて、なんてやっていると味わうもへったくれもないナ。もちろんその後はこたつに入って”落ち”ました…。

前回の記事はこちら

 


 

↓ 「飛水狭」と呼ばれる峡谷にある「上麻生ダム」(大正15年・1926・建造)。全然詳しくはないのだが、日本最古の現役ローリングゲート式ダムなのだそう。

 

↓ 操作室の壁面や窓、屋根の感じもちょっとモダンでなかなか味わい深い。

↓ 「上麻生ダム」の下流にある「上麻生発電所」(大正15年・1926・建造)。壁面や窓上のデザインが”らしい”。飛騨川に架かる橋の上から撮影。

 


 

白扇酒造株式会社

岐阜県加茂郡川辺町中川辺28

 

( 川辺町 かわべちょう 白扇 はくせん 花美蔵 はなみくら 本味醂 新酒 試飲 七宗 ひちそう 上麻生 かみあそう 近代化遺産 産業遺産 土木学会選奨土木遺産 )

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悲しいことばっかり / RCサクセション

2017年02月14日 | ロック(日本)

悲しいことばっかり (オフィシャル・ブートレグ) / RCサクセション (2013)

RCサクセションのオフィシャル・ブートレッグ「悲しいことばっかり」。まだ3人組だった1972~1973年頃のRCの貴重なライヴ音源。メンバーは、忌野清志郎(Vo. G.)、林小和生(B.)、破廉ケンチ(G. Vo.)。もちろん公式録音ではなくカセットテープによる隠密録音で、一部は以前に雑誌「ロック画報」10号の付録CDで発表されていた。晴れて21曲入りのアルバムとなって登場。ライヴ会場は「渋谷ジァンジァン」や「渋谷青い森」とのこと。前述の雑誌を購入した時には全然気付いていなかったが、ライナーノーツを呼んで驚いた。この貴重な録音を残したのは作家の太田和彦氏。酒呑みには有名だが「居酒屋大全」など居酒屋に関する著作が多く、自分もほとんどの著作を所有している。昔、RCのライヴに足繁く通い、楽屋にも招かれたりしたそうだ。清志郎の没後に自分が隠密録音していたカセットテープを清志郎の所属事務所に寄託し、発売と相成ったらしい。

のっけからスゴイ。清志郎が小さい頃に産みの親を亡くしていたことを知ったのはずいぶん後になってからだったが、もう最初期にこんなに赤裸々に歌詞にしていたとは…。どの曲もストレートで、激しく、でも彼にしか書けなかった歌。MCが聴けたりする曲もあるが、辛辣で、ひねくれていて、なんと反社会的な奴だろう(笑)。その姿勢は、まさにパンク。当時の彼らはもちろん”フォーク”にジャンル分けされていたが、これはやっぱり、違う。録音状態から想像出来るように音は決して良いとは言えないが、思っていたよりも悪くない。リマスタリングされた時にかなり調整はあったと想像するが。むしろこの音質だからこその迫力やリアルさがあり、聴いていると胸がザワザワと落ち着かなくなる。こんなライヴを実際に体験したのなら人生変わってしまうだろう(実際に太田氏は変わったようだ)。

 

時々あんたを恨んだりして僕はこうして今日まで生きてきた (黄色いお月様)

たとえ愛していたとしても君は君だろ? あの娘にはなれないくせに (愛してくれるなら)

いつわりとあやまちの上に築きあげた幸福を 大事そうに抱きしめていつでも震えてる (マイホーム)

汚れた心しかあげられないとあの娘は泣いていた きれいじゃないか (ぼくとあの娘)

あの娘とはただの遊び 遊びでやったのさ (あそび)

これからはいかにも悲しい顔をして みんなの前でも泣いて見せるよ (悲しいことばっかり)

一番変わってしまったのはぼくなのです (ぼくの家の前の道を今朝も小学生が通います)

もしも僕が偉くなったなら 偉くなかった頃を忘れないさ (もしも僕が偉くなったら)

おもしろくもない事をおもしろそうに それが仕事なので無理に笑っています (仕事なので)

利己主義で高慢でどうしようもない人さ だけど怖いから何にも言えないよ 干されたら大変さ (わるいディレクター)

ぼくはあの街に二度と行かないはずさ ぼくの心が死んだところさ そしてお墓が建っているのさ (お墓)

嘘で固めるのさ 一日を嘘で固めるのさ (一日)

(※カッコ内は曲名)

 

こんな言葉を吐いて音楽にのせられる奴がそうそういるだろうか?

 

オークションにて購入(¥1,576)

  • CD (2013/5/3)
  • Disc : 1
  • Label : ユニバーサルミュージック
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一楽 (2) @岐阜県岐阜市 (※移転)

2017年02月14日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜の高島屋横にある「一楽」へ。みそかつで”元祖”を名乗る岐阜市民のソウル・フード的存在の店。ちょうど暖簾が架かる開店直後に着いたが、すぐに客が続々と入っていく。カウンター席のみで、座っている人の背中に当たってしまうくらいの狭小スペースなので奥から順に詰めていく。若い夫婦の代になっても時分どきには客足が途絶えない人気店だ。この店のある場所も近い将来の再開発予定地域に入っているはず。これだけの人気があるし、店主は若いから別の場所でもやるだろうけれど、この狭い店だけにある特別な雰囲気が無くなるのは嫌だなァ…。この日は最初から「みそかつ」ではなく「オムライス」と決めていた。こちらのオムライスを食べるのは何年振りだろうか。平日限定の「みそかつ&オムライスセット」をずっと前に食べて以来だろう。若い頃からこちらでは「みそかつ」か「オムライス」以外食べたことないんじゃないかな。

カウンター向こうの調理スペースも負けずに狭いので調理も大変だ。主人がとんかつを揚げ、オムライスの調理は奥さんが担当している。ライスを炒めている最中にも、とんかつ用のご飯や味噌汁の配膳があるから大忙し。そんな光景をボケっと見ているのも楽しい。こちらのオムライスの調理は、玉子の上にライスをのせ、裏返した皿をのせてから、よいしょっとひっくり返すやり方。久しぶりに対面した「オムライス」は大盛を頼んだ訳ではないが、やはりこの店ならではの盛りで少しひるむほど。玉子は薄焼きのタイプで、中は薄めのケチャップライス、その上から濃いめの味付けのデミグラスソースがかけられている。どうしてもみそかつの頻度が高いので以前の味の記憶も薄いが、途切れなくスプーンが進み、綺麗に完食。旨かった。次は存在さえも覚えがなかったカツ丼、焼きめし、もやし炒めライスなんかを選んでみようか。(勘定は¥700)

※名古屋市中村区に分店があることを初めて知った。もう27年にもなるのだとか。

以前の記事はこちら (1

この後の記事はこちら (3)(4)(5


 

↑ 徹明通の老舗和菓子屋「岡女堂(おかめどう)」も、改めて昼に見返してみるとアーケードの奥に近代建築らしい意匠が見て取れる。アーケードどけて欲しいなァ(笑)。

 


 

一楽

岐阜県岐阜市神室町2-2

※休業していましたが、令和2年6月に移転して営業再開しました

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 やながせ 柳ヶ瀬商店街 いちらく 一楽本店 元祖みそかつ 味噌カツ 味噌かつ オムライス 洋食 食堂 近代建築 おかめ堂 甘納豆 )

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不朽園 (2) @名古屋市中川区・尾頭橋

2017年02月13日 | 名古屋(熱田区・中川区 老舗)

以前伺った時にはしっかり建物を愛でなかった尾頭橋の和菓子屋「不朽園」(創業昭和2年・1927)へ金山駅から歩いて向かう。近いもんだろうナと思っていたが意外と歩いた気分。相変わらずお馬さん関係の方達がうろつく周辺を抜け、店の前へ。昭和30年(1955)に戦火で失った建物を建て直したそうで、思っていたよりも年代は古くないものの風格ある建物。その昔は遊郭があった場所なので、さぞかし重用されたことだろう。もちろん今も人気は安定。ガラス木戸を開けて中へ。前回は「菊最中」と「菊紋最中」の違いがよく分からなかったので、よく見てみようと思ったが、今度は前回買った「菊紋最中」が見当たらない。結局「菊最中」の”大”を購入(※)。合わせて「栗最中」、「大納言最中」も購入した。相変わらず店員の女性達の丁寧な応対が気持ちいい。 ※後で調べてみたら、「菊紋最中」は最中種(皮)の花びらの数がより多く、材料も厳選してあるのだとか。

持ち帰った最中2種を食べてみる。「菊最中」は細かく型取られた菊の花びらの部分の凸凹がよい食感となり、色の濃い餡とのバランスもよく、旨い。でも前回の「菊紋最中」は「美味しい」としか記憶されていないので(笑)、比較は出来ない。ココの最中はやっぱりイイ。「栗最中」は栗の形をしていて、中には栗が丸ごと1個入っている。甘味は強いがこれもいいなァ。「大納言最中」は、最中種もつぶ餡も「菊最中」そっくり。正直何が違うのかよく分からなかった。大きさ? (勘定は、菊最中¥130、栗最中¥200、大納言最中¥120/個)

以前の記事はこちら (1

この後の記事はこちら (3)(4)(5

  

御菓子司 不朽園 尾頭橋本店

愛知県名古屋市中川区尾頭橋3-4-8

 

( 尾頭橋 おとうばし 金山 かなやま ふきゅうえん おとうばしほんてん おんかしつかさ おんかしし もなか 最中 菊もなか 遊郭 八幡園 近代建築 認定地域建造物資産  )

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