ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ザ・スペシャルズ @名古屋・Zepp Nagoya

2017年03月23日 | ライヴ(日本公演)

ザ・スペシャルズ (3月22日 名古屋・Zepp Nagoya)

チケットは買ったものの、色々な用事で行けないかもと半ば諦めていたスペシャルズ(The Specials)の来日公演に、なんとか無事行くことが出来た。ヨカッター。ここんところのいわゆる”名古屋とばし”で、スティーヴン・タイラー(Steven Tyler)、ヴィンテージ・トラブル(Vintage Trouble)と、行きたいのに仕事の都合上、大阪までは無理、と諦めたライヴばかり。名古屋の洋楽ライヴ事情は相変わらずひどく、広い会場が使えるほどのビッグネームならまだしも、会場が小さいとあっさりとトバされることが多い。

さて、気になる来日メンバーは以下の通り。

Terry Hall(vocals) *
Horace Panter(bass guitar) *
Lynval Golding(rhythm guitar, vocals) *
Gary Powell (drums) Libertines
Steve Craddock (lead guitar) Ocean Colour Scene
Nikolaj Thorp Larsen(keyboards)
+Strings, Brass

ドラムスのジョン(John “Brad” Bradbury )が2年程前に亡くなったので、元リバティーンズ(Libertines)のGary Powellにリプレイスされている。ジェリー・ダマーズ(Jerry Dammers)抜きで再結成が行われた2008年以降はトースティング(掛け声)のネヴィル(Neville Staple)とギターのロディ(Roddy Radiation)も在籍していたのだが、これでオリジナル(*)と呼べるメンバーは3人だけになってしまった。白人と黒人の混成バンドという当初の特徴はギリギリ維持されているが、さすがにちょっと厳しい。ま、70年代のバンドが”メモリアル・バンド”化してしまうのはもう致し方ない。あのテリー(Terry Hall)が見られるだけで良しとしなければ。というかテリーの音楽活動歴を見ると絶対に再結成なんかしないだろうと思っていたので、いまだにツアーが行われているのがある意味不思議でもある。

さて、という訳で久々のライヴ。今回の来日ツアー、後から発表されたのだが、サポート・アクト(前座)に「東京スカパラダイスオーケストラ」が抜擢されたと聞いて喜んだのは自分だけではないはず。お得感がグッとアップ。スカパラを観るのは何年ぶりか覚えていないが、彼らのメジャーデビュー前くらいの頃が自分の”スカ熱”が一番激しく、スペシャルズらツートーン・スカを聴きまくった時代なのでこれだけでも嬉しい。客入りは6分といったところか。最前のスペースでなければ他の人と体が触れないくらいの入り。少し寂しいが今回のプロモーションを考えればまぁまぁと言えるかも。まずは定刻からスカパラ。元気よく最初から飛ばしていた。もちろん短いセットリストなので有名曲ばかり。サポートなのにクオリティが半端ないが(笑)、スペシャルズのライヴを暖めようという気概が前面に出て清々しい。谷中敦は相変わらず日本人離れしてかっこいいナ。

そして8時を15分も過ぎた頃スペシャルズ登場。最初がいきなり「Ghost Town」というマイナー調の曲。それからもすぐに踊らせる曲でなく、じわじわとくるセットリスト。後期(といっても実質活動期は4年程だったが)の曲も好きなので嬉しい。テリーは相変わらずニコリともせず淡々と歌っている。太ったし、囚人服のような(笑)地味な服だが、声はしっかりと”あの声”。ギターのリンヴァルも、ベースのホレスもとても元気に跳ね回っていて安心する。中盤に入ってだんだんとアップ・テンポの曲が多くなってきて、会場前方はダンス・ホールと化してきた。元々レパートリーが多い訳ではないので、途中リンバルがヴォーカルをとってボブ・マーリー(Bob Marley)のカヴァーを演った以外の演奏曲は予想通り。テリーも地味にマイクを持った手で調子を取ったり、お茶目にふざけてみたりして楽しんでそう(表情を変えないので分からない・苦笑)。欲を言えばリンバル以外にもトースティング役を誰かにやってもらって煽って欲しいところだが、これ以上は望めない。サポートメンバーも含めてバンド内にあたたかい雰囲気があることが感じ取れ、若い頃聴きまくったアーティストをこうしてまたひとつ観ることが出来て幸せ。本編最後の「Enjoy Yourself」あたりでは思わずうるっと…。

 

 

< Setlist > ※間違いがあるかもしれません

01 Ghost Town
02 Do Nothing
03 Friday Night, Saturday Morning
04 Stereotype
05 Man at C&A
06 Blank Expression
07 Rat Race
08 Why?
09 Redemption Song
10 Doesn't Make It Alright
11 Nite Klub
12 (Dawning of a) New Era
13 Do the Dog
14 Gangsters
15 Concrete Jungle
16 A Message to You, Rudy
17 Monkey Man
18 Little Bitch
19 Too Much Too Young
20 Enjoy Yourself

Encore

21 Guns of Navarone
22 You're Wondering Now

 

 

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The Best Of Bow Wow Wow

2017年03月23日 | エイティーズ

The Best Of Bow Wow Wow (1996)

セックス・ピストルズ(Sex Pistols)のマネージャーであったマルコム・マクラレン(Malcolm McLaren)が仕掛けたポップ・バンド、バウ・ワウ・ワウ(Bow Wow Wow)。ヴォーカルのアナベラ・ルーウィン(Annabella Lwin)は当時若干14歳(!)。バックの面子は全員アダム&ジ・アンツ(Adam & The Ants)のアンツの面々を引き抜いたという曰く付きのバンド。ちなみにアダム&ジ・アンツはその後別メンバーにより再編され、海賊ルックで一世を風靡することになる。メンバーごっそりという訳で、音楽性も共通点が多く(というかまんまか…)、ポップなジャングル・ビート。丸ごと引き抜いたメンバーに、ついこの間までクリーニング屋でバイトしていたところをスカウトされたアナベラを加え、裸でジャケット撮影させたり(マネの「草上の昼食」のパロディー・写真下)、レコード盤はもう古い(当時)とばかりにカセットテープへのダビングを勧めさせたりするんだから、マルコムらしいセンセーショナルな手法だ。

じゃあ、バンドとしてはどうかというと、これがなかなかいい感じ。何と言ってもアナベラのヴォーカルが素晴らしい。テクニックは無いが女の子らしい明るさと屈託のなさがあり、ポップ。世界的に見ると”一発屋”で終わったと理解されているが、自分は結構好きだったので、オリジナル・アルバムはもちろん、編集盤(写真下)なんかもアナログ盤で所有している。さすがに最近は聴いてなくてCDは持っていなかったが、2006年公開の映画「マリー・アントワネット」などで印象的に使われてからまた聴き始めた。

これは96年に出たベスト盤。代表曲に未発表曲、アナベラのソロ曲2曲を加えたもの。ま、順当な選曲で充分楽しめる。でも買って帰ってCD棚を見てビックリ。もう家にあった…。いつ買ったかも覚えていない(←マズイぞ、こりゃ)。

ブックオフにて購入(¥280)

  • CD (1996/10/29)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : RCA
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信洲屋本店 @岐阜県美濃市

2017年03月22日 | 岐阜県(中濃・老舗)

美濃市の古い街並みはメインの通りが2本あるが、こちらはその場所からは少し外れにある生菓子の店「信洲屋本店」。休日ともなるとメインの通りには観光客が歩いていて、この日はアジアからの観光客がこの寒いのに浴衣でウロウロしていたりもした(着衣体験があるようだ)。それでもこの店あたりにはあまり人影は無く、ひっそりと落ち着いた感じ。以前から気にはなっていたので、歩いて周囲を散策した機会に立ち寄ってみた。創業は大正初期で、現在3代目だとか。年季の入った店舗は辻に面していて、坂になっていることもあって独特の雰囲気。中に入るとちょっとした駄菓子(いわゆる子供用菓子ではなく、昔ながらの素朴な菓子)や、古い菓子作りの道具や、看板も並んでいて歴史を感じさせる。ガラスケースに入った生菓子の種類は多くなかったが、幟や店内に案内があった「変わり大福」が気になったので、老舗らしからぬ「コーヒー大福」と「ティラミス大福」という、いつもは買わないようなものを選んでみた。女将さんだろうか、奥から冷凍保存してあったものを出してきてくれ、家に着く頃には食べられるとのこと。

家で嫁と一緒に食べてみる。自分はもう定番と言ってもいいイチゴ大福でさえ食べるようになったのは最近で、こういう変わり大福はあまり自分から購入したことがない。近頃は各種フルーツ大福が人気で、もちろん食べたこともあるのだが、いまだにピンとこないのが正直なところ。すっかり解凍されふわっとした皮が復活していた。どちらもコーヒークリームが入っており、片やコーヒー大福の方はホイップクリーム、片やティラミス大福の方はマスカルポーネチーズ(たぶん)の風味あるクリームが入っている。和菓子という先入観があると微妙だが、やはりコーヒーの方が似合う味。あわてて淹れたコーヒーで、柔らかい食感を楽しんだ。次は店で見つけられなかった「美濃ほし柿」という名物菓子を買ってみよう。(勘定は¥150/個)

 


 

↓ 泉町の宝勝院という寺の境内にある「旧・有知(うち)学校」(明治9年頃・1876・建造)。学校校舎の正面部分が明治43年に払い下げられた建物なのだとか。

 

↓ 相生町にある創業明治34年(1901)の「今廣酒販店」(江戸末期建造)。建物は古いが店の中にはちゃんと低温酒庫が。未飲だが鍾乳洞で熟成させた日本酒を取り扱っている。

↓ 加治屋町にある「和料理 椿(旧・武藤家住宅)」(江戸末期建造)。現在は和風創作料理の店として営業している。

 


 

和菓子製造 駄菓子販売 信洲屋本店

岐阜県美濃市加治屋町2027-4

 

( 美濃 みの 信洲屋 信州屋 しんしゅうや 信州屋本店 しんしゅうやほんてん 駄菓子 生菓子 和菓子 フルーツ大福 近代建築 うだつの上がる町並み うだつ )

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清水 @岐阜県岐阜市

2017年03月21日 | 岐阜県(岐阜)

幾度となく前は通ったことがあれど、なかなかハンドルを切ることが無かった、名鉄岐阜駅に近い岐阜市鶴舞町の「清水」。ある晴れた日曜日の昼に寄ってみた。店に入るとまさにこじんまりとした町の中華料理屋といった風情。駅からは少し離れた場所にある店だが、先客が何組も居て昼食をつついている。カウンター席に座りメニューを眺める。そこには「50年前から変わらぬ味」という頼もしい文字が。店は高齢の主人と女将さんの2人。どちらもきちっと真っ白いコックコートを着ていらっしゃる。主人はコック帽も。まずは「餃子」、そして「チャーハン」を注文した。

しばらくして「餃子」が先に登場。羽根付きの餃子は手作りで8個。しっかり焼きが入っているが、皮が柔らかめで軽い食感。ニラ、それに生姜の風味がよく効いて旨い。そして「チャーハン」。八角の平皿に盛られ、ハム、玉子、ネギ、そして多めのグリーンピースが入っている。手際良く炒められたチャーハンはややしっとりめ。いい塩加減で安心の味。皿にもレンゲにも「清水」の文字が入っているのがイイ。添えられたスープを間に挟んであっという間に完食した。次は麺類にいってみようかな。(勘定は¥1,030)

この後の記事はこちら (2)(3)(4

中華料理 清水

岐阜県岐阜市鶴舞町1-4

 

( 岐阜 ぎふ しみず 中華料理 中国料理 ラーメン 中華そば ギョーザ 餃子 ギョウザ 手作りギョーザ )

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吉田屋 @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2017年03月20日 | 岐阜県(岐阜)

残念ながら閉店してしまったが、ここから車で5分程の戦後すぐからの食堂「丸市」に入り浸っていた時に、訪問したい候補にずっと挙がっていた大衆食堂「吉田屋」。日曜休みの店なのでなかなかチャンスが無かったが、やっと訪問することが出来た。店はコンビニの向かいにあり、団地なども控えている場所。白い暖簾をくぐって中へ。土間にテーブル席が2列で並んでいる。先客は年輩の女性グループと1人客。主人なのかどうかは知らないが女将が1人でやっていらっしゃった。旧式のエアコンが鎮座し、丸い石油ストーブには大きなやかんがかかっている。建物自体は古そうに見えないのに、何だか落ち着く古い食堂のいい雰囲気。壁に貼られたプラスチック札の品書きを眺め、「オムライス」を注文して、テレビの音を背にしつつ調理を待った。奥が厨房になっていて作業は見えないが女将さんが調理している。

しばらくして「オムライス」が運ばれた。しっかり紡錘形のクラシックなオムライス。玉子は薄焼きだがしっかりとほぼ真下まで巻かれていて綺麗。ケチャップが少なめにたらされたその姿はまるで先述の「丸市」のオムライスのよう。早速スプーンを入れる。中はチキンケチャップライス。薄めの味付けだが、少し炒め過ぎなのはご愛敬。古い食堂では必ずと言っていいほど添えてくれるウスターソースを足したりしながらいただいた。勘定に立つと、女性客らと話し込んでいた女将さんが「もう食べたの?」と…(よく言われます)。品書きは、和洋中どれも旨そうなので、次はカツカレー、焼きそば、カツ丼あたりをいってみようかな。(勘定は¥480)

この後の記事はこちら

吉田屋

岐阜県岐阜市田神12-18

 

( 岐阜 ぎふ よしだや よしだ屋 大衆食堂 麺類食堂 洋食 オムライス )

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CHIARO (キアーロ) @名古屋市東区・徳川

2017年03月19日 | 名古屋(東区・北区)

娘を車で送っていった時に「何が食べたい?」と訊くと「イタリアン」との答え。そこで居場所から近い店を探して訪問してみた。伺ったのは「徳川園」近くの「キアーロ」。裏手にある駐車場に車を停め、店へ。シンプルな内装でカウンター席とテーブル席が並ぶ。案内されたテーブル席に腰かけ、メニューとにらめっこ。壁にかかった黒板にもいくつかの品が載っていた。2人とも腹が減っているので次々と選び出していった。コースもあったようだがアラカルトで注文。「カプレーゼ」「本日のキッシュ」「生ハムとビスマルクのピッツァ」「豚こしょう煮」、そして娘のパスタが「帆立のアーモンドジェノベーゼ」、自分が「パルミジャーノチーズのリゾット」。頼み過ぎたかな? 2人だぞ…。

サーヴしてくれたのは男性(店長?)だが、調理は女性が担当しているよう。まずはごくシンプルなカプレーゼ、それにキッシュを平らげる。この日のキッシュはシンプルな玉ねぎとハム。生地がフワフワで、娘も気に入っていた。ピザは薄焼きのナポリ・タイプ。玉子の黄身を崩して広げていただく。生ハムの塩気が強くちょうどいい。「豚こしょう煮」はビックリするぐらいのヴォリューム。表面には沢山の胡椒がまぶされている。軟骨部分まで柔らかく煮込まれていて2人で旨い旨いと平らげた。これをワイン無しで平らげるのはある意味苦痛(笑)。自分のリゾットにはソテーしたフォアグラがのっている。上からバルサミコソースがかけられていて、塩気は強め。こういうディッシュは中途半端にマイルドなものよりも、このくらいハッキリした味の方が満足度が高いかも(後で喉が渇くけれど)。2人共、食べた食べた。綺麗に平らげて満腹になったのでドルチェで頼もうとしていた「ダッチベビー」と「エスプレッソ」は回避。流し込むのが水なのがうらめしい(←未練がましい)。(勘定は¥5,700/2人)

 

PASTA & WINE CHIARO(キアーロ)

 愛知県名古屋市東区徳川町2501

 

( 徳川町 とくがわちょう キアーロ パスタ ワイン イタリアン イタリア料理 ピッツァ リゾット )

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Have Mercy! / 忌野清志郎 with Booker T. & The MG’s

2017年03月18日 | ロック(日本)

Have Mercy! / 忌野清志郎 with Booker T. & The MG’s (1992)

RCサクセション解散以降、タイマーズ、HISを経て忌野清志郎が作ったアルバムが「Memphis」。そこで当地でのレコーディングに参加したのが、かのブッカーT&ザ・MGズ(Booker T. & The MG's)! 清志郎にとっては敬愛するオーティス(Otis Redding)のバックで演奏した彼らとのレコーディングなんて夢のような話だったろう。しかもずっと一緒に活動していなかった彼らを再結成させた形になって、ツアーもやることになったんだからスゴイ。百戦錬磨で柔軟なMG'ズ相手ではあるものの、普通なら尻込みしてしまうんじゃないか。RC解散以後はタイマーズを除いて当時の彼のソロ活動にはあまり興味が沸かず、ずっとほったらかしにしておいたので、このアルバムもようやく聴くことになったが、当時の自分の不明を恥じるばかり。

「忌野清志郎 with Booker T. & The MG's Tour 1992」と称したツアーが全国で9本行われ、このアルバムは日本武道館で収録されたそう。イントロのMCは無二の親友となったスティーヴ・クロッパー(Steve Cropper)が行い、清志郎の登場。実際のライヴで経験したことがある人もいるだろうが、彼のヴォーカルはその場の空気をガラッと変えてしまうチカラがある。RC時代以外のライヴは経験したことがないが、この組み合わせ、見てみたかったなァ。「Memphis」収録曲を中心に、未発表曲、RC時代の曲、そしてスタックス3連発と、MG’ズをバックに堂々と渡り合う技量があることを証明してみせた清志郎。絶好調だ。この後、ブッカーT&MG’ズはニール・ヤング(Neil Young)のバックで活動することになるんだから、そのきっかけを清志郎が作ったと言っても過言ではないんじゃないか。そしてスティーヴ・クロッパ―と清志郎は無二の親友となった。

オークションにて購入(¥680)

  • CD (1992/6/24)
  • Disc : 1
  • Label : EMIミュージック・ジャパン
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山田珈琲 (4) @岐阜県岐阜市

2017年03月18日 | 岐阜県(岐阜)

長いこと改修に時間が掛かっていた長良福光の「山田珈琲」へ随分と久しぶりに訪問。最近はコーヒー豆を購入する店も選択肢が増えたので、以前ほどの頻度で訪れなくなったので、改修なってからはなんと初めて。どうしてこの建物にこだわったのかは知らないが、前よりは若干停め易くなったとはいうものの、相変わらず駐車場は広くないので、注意して停めて店へ。

まず…どこから入るのか迷う(笑)。店は全面的に改装されており、ダークウッドで意匠が統一された店内は、コーヒー豆だけ売っているとは思えない。ちょっとお洒落過ぎて気後れしてしまうなァ。以前は店の人が淹れてくれた試飲のコーヒーは、なんと専用マシーンにて提供。たっぷり1杯飲めてしまう。お洒落にソファなども置いてあり、フリーのコーヒーでゆっくりしてしまいそうになるが、目的は家用のコーヒー豆。

この日はオリジナル・ブレンドのひとつ「ソレイユ」を選んだ。ペーパードリップ用に挽いてもらっている時に、カウンターに行ったばかりの「PACHE」のショップ・カードが置いてあるのを発見。ここのコーヒーとペーシュの焼菓子。贅沢な時間を過ごせそう。このブレンドは何度となく買っているが、爽やかな口当たりと香りで、すっきり飲める味わい。後味もいいので何も邪魔しない、毎日飲みにピッタリのブレンドだ。日本人で初のWBC(野球じゃないよ・笑)国際審査員の選んだ豆を日常的に利用できるのは何とも贅沢な話。(勘定は¥1,000程)

以前の記事はこちら (1)(2)(3

山田珈琲

岐阜県岐阜市福光東1-25-3

 

( 岐阜 ぎふ 福光 ふくみつ 山田コーヒー ヤマダコーヒー スペシャルティーコーヒー スペシャリティーコーヒー 自家焙煎 コーヒー豆 業務用 カッピング cupping バリスタ ) 

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KLINGEN (クリンゲン) @岐阜県岐阜市

2017年03月17日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市内の古い街並みを散策していて、以前には無かったとても素敵な意匠の店を見つけたので入ってみた。西材木町にあるドイツ・ソーセージ、ハムの店「クリンゲン」。まだ昨年にオープンしたばかりで真新しい店舗に足を踏み入れる。主人はマイスター資格を持った職人の元で修行し、岐阜県産の豚肉にこだわったドイツ製法のソーセージ、ハムだそう。店内はさほど広くないが、製品が冷蔵ケースの中に、棚にはマスタードなどの既成品が並んでいる。ドイツビールを含むドリンクや、種類は少ないがいくつかのテイクアウト・メニューもある。まだ散歩をしたかったので冷蔵品は次回にして、ドイツの有名なマスタード「ヘンデルマイヤー」の中辛(写真下)と、ホットドッグを購入した。

ホットドッグは注文してから店内の小さいスペースで調理してくれる。バンズを炙ってソーセージを挟み、紙に包んで渡してくれた。早速外に出て、行儀が悪いが歩きながら頬張った。サクッと焼いたバンズに粗挽きのソーセージ、ピクルスが挟んであり、マスタードがかかっているごくシンプルなもの。ドイツパンのイメージでもっと重いパンかなと思っていたが、とても軽い食感で、ダイレクトにソーセージの旨さに到達。旨いナー。すぐにビールを欲するのはドイツ人でなくとも仕方がないところ。我慢我慢。うちに持ち帰ったマスタードは昔懐かしい(セメダインみたいな)チューブに入ったもの(←昭和の人にしか伝わらないか)。原材料は辛子、ビネガー、塩、香辛料だけで無添加だそうだ。すっきりとした酸味と後味で、特段変わったところはないが、朝自宅でいただくホットドッグやサンドイッチに重宝している。次こそはソーセージ類を持ち帰るゾ。(勘定は¥ホットドッグ¥400、マスタード¥380)

この後の記事はこちら (2)(3)(4

 


 

↓ 店のすぐ近所にある建物(建築詳細不明)。以前は近くの商業施設に使われていたようだが現在はどうなのかな。タイル壁に丸窓付きのなかなか面白い建物。

 

↓ こちらも店から遠くない「安田美容室」(建築詳細不明)。パステル調に塗られた木枠の窓や扉が可愛らしい”街のパーマ屋さん”。

↓ 西側から見た「日本三大大仏」にも挙げられることがあるという正法寺の大仏殿。奥には山頂に岐阜城をたたえる金華山が位置する。こちらの大仏像(天保3年・1832年・建造)は乾漆仏としては日本一の大きさを誇るのだとか。

 

 


 

 

ドイツ デリカテッセン KLINGEN (クリンゲン)

岐阜県岐阜市西材木町26

 

( 岐阜 ぎふ 西材木町 クリンゲン 本格ドイツ製法 ハム・ソーセージ専門店 ドイツハム ドイツソーセージ 手作りハム 手作りソーセージ 岐阜県産 岐阜市景観賞 近代建築 )

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まねき寿司 (2) @名古屋市西区・円頓寺

2017年03月16日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

前回訪問してとても気に行った四間道(しけみち)の「まねき寿司」へ予約して再訪。この日は雨模様。円頓寺商店街のアーケードを通って店へ。前回は(どちらも)様子見という感じだったが、主人や女将の人柄も感じられて居心地が良かった。この日も「おまかせ」でお願いしてある。カウンター席に腰を下ろし、まず酒。最初は冷蔵酒をいただき、主人が出してくれる酒肴を次々にやっつける。この日は自分の他にもカウンター席、それにテーブル席の方にも客が入っていたので主人も女将も大忙し。皿出しが遅れる時も、いぶりがっこ、守口漬、豆腐味噌漬けなどののった日本酒好きには堪らない珍味の皿が置かれて、時間稼ぎというか、間をもたせてくれる心遣いがうれしい。

「ひれ酒」があったのでそれもいただいた。そういえばちゃんとしたひれ酒を店で呑むのは初めてかも。主人が網で炙った河豚ひれを酒に入れ、気化したアルコールに火を点ける。焦げの部分が多く入ってしまってちょっと風味が味わいづらかったかな。前回の訪問では酒肴にヴォリュームがあって最後の方はちょっとお腹が膨れてしまったのか「次は握りを沢山食べたい」と言ったらしい(酔っぱらって記憶にないが・笑)。主人はそれを覚えていてくれて、酒肴の量は控えめにして早めに握ってくれた。天然河豚、カワハギ、剣先イカなどから、鯛昆布締め、鰻、ボストンの鮪、雲丹、煮ハマ、鮑などなどが続く至福の時。そして巻物は海苔巻き(干瓢巻き)にしてもらい、了。最後はデザートでシンプルな手作りカスタードプリンをいただいて、勘定をしてもらった。喰ったなァ。この日も満足。(勘定は¥14,000程)

前回の記事はこちら

この後の記事はこちら

 


 

↓ 「円頓寺商店街」に残る古い建物。「and(パスタ専門店)」(昭和33年・1958・建造 写真下左)と「松川屋」(昭和25年・1950・建造 写真下右)。

 

↓ 「嶋文酒店(嶋文商店)」の年季の入った酒造看板。左から、「寶酒造醸・松竹梅」(京都)、「齊藤醸・英勲」(京都)、「藤市酒造醸・ことぶき」(愛知)の文字。

 


 

まねき寿司

愛知県名古屋市西区那古野1-36-54

 

( 那古野 なごの 円頓寺 えんどうじ 円頓寺商店街 四間道 しけみち まねき寿し 招寿し まねきずし 老舗 江戸前握り 寿司 すし 鮨 鮓  近代建築 酒造看板 ) 

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