ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Rearviewmirror : Greatest Hits 1991-2003 / Pearl Jam

2018年03月24日 | オルタナティヴ・ロック

Rearviewmirror : Greatest Hits 1991-2003 / Pearl Jam (2004)

オルタナティヴ・ロック全盛期の90年代に一世を風靡したジャンル”グランジ”。ニルヴァーナ(Nirvana)を先頭に様々なアーティストが現れて消えていった。そんな中で現在まで活動して人気を博している数少ないバンドのひとつ、パール・ジャム(Peal Jam)。グランジの中心だったシアトル出身。ヴォーカルのエディー・ヴェダー(Eddie Vedder)を中心として、当時から根強い人気を誇り、現在ではアメリカン・ロックの代表的なバンドのひとつに数えられるまでになった。自分は最初の3枚を熱心に聴いていたので、その後の活動には正直疎いが、素人臭かった彼らもすでに重鎮。自分達の音楽スタイルにこだわり、頑固で生真面目な態度は今も変わっていないようだ。

ベスト選曲に加えてアルバム未収録曲も収録し、基本的にはハードな曲が並ぶ1枚目(Up Side)と落ち着いたテンポの曲が並ぶ2枚目(Down Side)に分かれている。駆け出しの頃のファースト・アルバム収録曲は(当時はそんなに気にならなかったが)ミックスやマスタリングに不満だったとみえて、ここでは新しくリミックスされたヴァージョンが収録されている。ちょっと芝居がかって血管が切れそうな位に振り絞るようなエディー・ヴェダーのヴォーカルは好き嫌いが分かれるだろうが、普段着のヘヴィー・メタルという側面があったグランジも、自分は当時からニルヴァーナの音楽は全然好きになれず(今でも彼らの良さがさっぱり分からない)、パール・ジャムも含めて一括りにされる風潮にしっくりこなかった覚えもある。このベスト盤を聴くと2枚目のアルバムからプロデューサー(Brendan O'Brien)が共通しているからか、後年も印象はあまり変わらない。中にはまんまジミヘンのギターっていう曲も。日本盤だったので詳細な年表や歌詞カードが付いていたが、めっきり視力の落ちたオッサンには厳しいくらいの極小文字だったので熟読するのは諦めた(苦笑)。

オークションにて購入(¥480)

  • CD (2004/12/29)
  • Disc : 2
  • Label :  Sony Music Japan International
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仁科吉五郎商店 @岐阜県中津川市

2018年03月24日 | 岐阜県(東濃・老舗)

中津川駅前の通りにどっしり店を構える酒屋「仁科吉五郎商店」。外装はとても綺麗にしてあるがかなり年季の入っていそうな町屋造りの店。創業年はよく分からなかったが、きっとかなり歴史がある店じゃないだろうか。「菊牛蒡漬」という名物もここで作っているようだ。この日は車だったので1升瓶を持ち帰ろうと予定していたが、酒蔵は一部を除いて日曜休みのことがほとんどなので酒屋で購入しようと寄ってみた。店に入ると棚にズラッと1升瓶が並んでいる。地元中津川の酒造(はざま酒造、三千櫻酒造、大橋酒造、恵那醸造)はもちろん、他の地域の酒も数多く揃っている。店番の女将さんの後ろに棚があるので、残念ながら手に取って見ることが出来ず遠くからラベルの文字を読み取っていく。選んだのは地元中津川で創業文政年間(1818)「恵那醸造」の「鯨波・純米」。

 

海の無い岐阜県で”鯨”って不思議な感じだけれど、ラベル裏には雄大な中央アルプスに浮かぶ雲を鯨に見立てたと書いてあった。蔵元も標高600mというところにあるのだとか。やっぱり行ってみたかったナ。使ってある酒造米は”ひだほまれ”100%。まず冷や(常温)で呑んでみる。思ったよりもどっしりとしていてほのかに甘みも感じられる。大まかに言ってしまうと昔風か。ただ冷やで呑み続けると疲れそうだったので、次は燗(上燗)をつけてみると…燗の方がずっと好み。嫌味でない香りも少し立ち上がり米の旨さがしっかりと舌にのってくる感じ。自分の場合、酒はほぼ100%食中酒なので、あまり華やかでないこういう酒はどんな酒肴にも合わせやすく好み。(勘定は¥2,470)

 


 

↓ 帰りはわざわざ遠回りして恵那市飯地町へ。山あいのこの地に建つのは「飯地町ふるさと民俗資料館(旧・恵那市役所飯地事務所庁舎)」(昭和29年・1954・建造)。玄関周りは多治見産のモザイクタイルで装飾されている。裏に回ると下見板張りの壁面が。せっかく日曜に見に来ても閉まっていて中に入ることが出来ない(要予約?)。

 

 

 

 

↓ 実は庁舎の裏山に建つ「旧・恵那市役所飯地事務所サイレン塔」(昭和29年・1954・建造)も登録有形文化財に指定されている。でも残念ながら頂部以外は地上からはほとんど見えない…。

 

 


 

仁科吉五郎商店

岐阜県中津川市太田町2-2-35

 

( 中津川 なかつがわ 仁科商店 仁科酒屋 にしなきちごろうしょうてん 恵那醸造 くじらなみ 純米酒 燗酒 近代建築 国登録有形文化財 )

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ニュー柳屋食堂 (2) @岐阜県美濃市

2018年03月23日 | 岐阜県(中濃・老舗)

岐阜県美濃市で”とんちゃん”と言えばココ、旧名鉄美濃市駅近くの「ニュー柳屋食堂」。実際はとんちゃんや焼肉だけでなく定食や丼物もある食堂だが、やはり目の前の鉄板で持ち手付きの重しを使って焼くとんちゃんは格別。店の横には持ち帰りのビニール袋入りの「とんちゃん」や「焼肉(さがり)」売場があり、地元でのバーべキュー御用達。この日は仕事で店の前を通ったので、晩酌の供にと寄ってみた。中に入ると女性店員が梱包作業中。肉の入った袋がたっぷりと用意されていた。買って帰る人多いんだろうナ。

家に帰ってバーベキューという訳にはいかないのでフライパンを用意。嵩(かさ)を増す為と肉のみの罪悪感を消す為に、玉ねぎとキャベツを刻んで炒めて皿に上げ「とんちゃん」を漬かったたれと一緒にそのまま投入。じっくり火を入れていくとだんだん水分が出てきてホルモン特有の匂いがキッチンに拡がる。少し水分を飛ばして炒めておいた野菜を合わせ、完成。ビールを片手にいただく。息子を誘ったが奴はこの匂いが苦手とみえて遠慮がち。情けない…。しっかりとした弾力ある歯応えのとんちゃんはレバーなどの部位も入っているのでうれしい。たれには辛味も加えてあるのだが、ちょっと野菜の量が多かったのかあまり効かない。ビールも箸も止まらず、ほとんど1人で食べてしまった。次は野菜の量を控えようっと。(勘定は¥500/袋)

以前の記事はこちら (1

この後の記事はこちら (3)(4

 

ニュー柳屋食堂

岐阜県美濃市広岡町255-14

 

( 美濃 みの 柳屋 ニュー柳屋 やなぎや ホルモン とんちゃん 焼肉 ラーメン バーベキュー 持ち帰り )

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大黒屋 @名古屋市南区・内田橋

2018年03月22日 | 名古屋(港区・南区・緑区 老舗)

かつてはかなりの賑わいだったという南区内田橋の商店街。東海道の交通要所「宮宿(熱田宿)」からすぐなので足を延ばしてみた。広い幹線道路に挟まれた商店街は日曜ということもあってかシャッターの閉まった店が多く、かなり静か。そんな中にしっかりと暖簾が掛かった店があった。昭和初期に創業したという麺類食堂「大黒屋」。現在は3代目だという歴史のある店で、ご高齢の夫婦で商っていらっしゃる。店に入ると鮨屋のようなカウンター上の冷蔵庫があるが、ここには天種が並んでいる。”天麺”と謳っているくらい天ぷらが評判のようだ。大小のテーブル席がある店内には演歌が流れ、閑散とした周囲とは裏腹に結構な客入り。家族連れの客が多かった。品書きには麺類とご飯物の色々な組み合わせが載っており迷ったが、その時の気分でざるそばとミニ天丼の「ミニミニセット」という老舗らしくない名称(笑)のものを注文した。

しばらくして盆にのったセットが運ばれる。ミニミニといってもそばの量はしっかりと1人前ある。刻み海苔がのったそばは喉越しの良いもの。つゆはやや甘めだが濃くはない。もちろん趣味蕎麦とは違うので練りわさびもつゆに溶いちゃって食べて差し支えない感じのもの(実際こういうそばにはそれも嫌いじゃない)。天丼には小さめの海老と南瓜と大葉の天ぷらがのっている。濃いめのつゆをくぐっていて老舗の天丼らしい。こちらはずばりミニのサイズ。どちらも美味しくいただいた。次は暖簾にも書かれていて品書きの先頭だったきしめんと天ぷらの盛り合わせのセット「天めん」にしよう。(勘定は¥900)

 


 

↓ かつて東海道の重要な交通要所だった宮宿(熱田宿)の「七里の渡し(宮の渡し公園)」を山崎川河口から望む。

↓ 河口近くにあった粋な建物「笑和」(建築詳細不明)。現在は老人ホームとなっているが(このパターン多い)、往時は客で賑わったのだろう。

 

↓ 「宮の渡し公園」の船着き場の周辺には250軒もの旅籠が並んでいたそうな。破風も立派な以前旅籠だった建物「丹羽家住宅」(建築詳細不明)

 

↓熱田宿に残る「旧・魚半別邸(洋館)」(大正13年・1924・建造)。観音開きの鎧戸が錆びて不気味だが、今のうちに錆び止めしておかなくていいのかな…。

 

↓ 屋上は展望台となっていて地下には浴室があるのだとか。現在はNPO法人によって管理されているようだ。ただ手作り感は溢れるが、少々乱雑な建物周りが残念。

 

 

 


 

 

天麺 大黒屋

愛知県名古屋市南区内田橋1-5-10

 

( 名古屋 なごや 内田橋 うちだばし 内田橋商店街 だいこくや 天麺の大黒屋 天めん てんぷら 天麩羅 天婦羅 麺類食堂 饂飩 うどん 蕎麦 そば 近代建築 )

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飯田お好み焼店 (2) @岐阜県大垣市 (※閉店)

2018年03月21日 | 岐阜県(西濃)

大垣まで来たのでお好み焼店「飯田」に寄ってみるも暖簾が掛かっていなかった。すわっ…と心配したが、ひと回りして遅めの時間にもう一度寄ってみるとちゃんとやっていて安堵。良かった。主人がご高齢の店はどうしても心配になってしまう…。店に入るとこの日は先客が4名と近所のご老人が1名。4人は若い人達で話言葉からいくと関西方面からのよう。遠くから来てこの店を選ぶとはスゴイ。4人で色々注文して分け合っている様子でテーブルの上は皿でいっぱい。「ウマいウマい」と次々に平らげている。いいなァ。喫茶店のような隣のテーブル席に座り、女将さんに「お好み焼・肉玉」をお願いした。

後からお茶を持って来てくれた女将さんが「何にしましょ?」と訊いてきたのでみんなで大笑い。「ん?、あ、そうか肉玉ね!」と気付いた女将さん照れ笑い。店の奥へ行った女将さんは「お父さん、粉溶いて!」と声を出していたので奥で旦那さんが手伝っているのかも。にしてもハキハキしていてまだまだ元気いっぱいの女将さんだ。忙しく立ち働く女将さんに、同年代の近所のご老人は「あんたはしっかりしとるねー」と感心しきり。

しばらくして平皿一面にのせられた「お好み焼」はごく普通の混ぜ焼きタイプ。肉もしっかりと入っていてコテで切り分けてある。ふわっと柔らかい生地でソースは控えめ。旨い。次こそは電車でビールの呑める日に来て、「焼肉(鶏、豚、牛)」「レバー」「砂肝」なんかを焼いてもらい、締めで隣の人達が食べていた旨そうな「焼めし」を食べたいナ。(勘定は¥400)

以前の記事はこちら

この後の記事はこちら

※閉店されました

 


 

↓ 来ると必ず写真を撮ってしまう店の向かいにある店舗跡「日の出食堂」(建築詳細不明)。旭日電飾看板から「薄利多賣」の文字からタイル腰壁から何から何まで素敵。まるで色鉛筆画のような枯れた色彩も素晴らしい。どんな店だったか知っている人いませんか?

 

 

↓ 錦町にある銭湯「都湯」(昭和22年・1947・建造)。なぜか壁の銭湯名は小さく手書き(笑)。残念ながらまだ開いていなかったが、モザイクタイル壁画は女湯が「富士山・白糸の滝」で、男湯は「裸婦2体」なのだとか。見てみたいっ。

↓ 駅前高屋町のたばこ屋(建築詳細不明)。明かり取りなのか、1階引戸や窓の上にはガラスブロックがずらっと埋め込まれている。

 


 

飯田 (飯田お好み焼店)

岐阜県大垣市錦町6

 

( 大垣 おおがき 大垣駅 飯田 いいだ お好み焼 お好み焼き おこのみやき 焼そば 焼きそば やきそば やきめし 錦街商店街 近代建築 銭湯建築 タイル壁画 )

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Introducing Rahsaan Roland Kirk / Rahsaan Roland Kirk

2018年03月20日 | ジャズ

Introducing Rahsaan Roland Kirk / Rahsaan Roland Kirk (2006)

盲目で独特なファッション・センス、首から何本ものサックスや楽器をぶら下げて、時にはそれらを同時に吹いたり、ブレス無しで吹き続ける奏法や、鼻で吹きながら同時に歌ったりも、と聴く前からお腹いっぱいになりそうな伝説的管楽器プレーヤー、ラサーン・ローランド・カーク(Rahsaan Roland Kirk)。自分もその特異なプレイスタイルは以前から知っていたが、実際に聴いた事があるのはアトランティック時代の1枚のみ。写真は見たことがあったが、最近は昔と違ってネット上で簡単に映像を見ることが出来、ステージ上ではこんな演奏スタイルだったのかとビックリ。アクが強い。これから掘り下げるにはなかなか勇気が要りそうだったので、米ライノ(Rhino)から出ている「Introducing~」と名付けられたコンピ盤を購入してみた。

収録されているのは1967年から75年までなので全てアトランティック時代の音源。CDはいかにもな作りの廉価ベスト盤シリーズだが、自分が興味を持った、というか唯知っているのもこの時代に限られているので選曲はさほど的が外れてはいないだろう。すでに聴いたことのある「Volunteered Slavery」のようなタイプのソウルフルでファンキーな曲が多いのかと思いきや、スタンダードっぽいヴォーカルナンバーや、管楽器があまり目立たない曲もあり、そちら一辺倒じゃない幅の広さに驚く。自分の中でイメージだけ先走り過ぎていたなァ。映像なしで音楽だけ聴いていると彼の特異なスタイルが情報として入ってこないので(故に彼が演奏している楽器がどれかも分からないのだが)かえって純粋に音楽を楽しめた。

オークションにて購入(¥449)

  • CD (2006/9/19)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : Rhino/Wea UK
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ヒーロ (大衆食堂) (3) @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2018年03月19日 | 岐阜県(岐阜)

いつも情報を下さる”まっどだいまる”さんに教えていただいた「庭園レストラン・ヒーロ」の閉店の噂。確かめるべく自分の家から岐阜バスの「ホリデーパス」(¥500で路線乗り放題)を使用して店に向かう(←呑む気満々)。一番近くのバス停で降り、歩いて店へ。駐車場は車でいっぱい。確かに店先に”3月末を以って廃業する”旨の告知が貼り出してあった…。残念。庭園レストラン”側から入ると1階の席はほとんど満席の盛況ぶり。ここには平日しか来たことがないので、休日昼時は前からそうなのか、それとも閉店を知って名残を惜しむ客が駆けつけているのかは分からない。それよりも店の扉で「ヒーロ」の英語つづりは”HERO”だと初めて知る(笑)。自分は右に折れ、いつものように”大衆食堂”側へ(※ヒーロは同じ建物内に庭園レストランと大衆食堂の2つの飲食スペースがあります)。

カウンターに座るとこちらは五分位の客入り。ホールでは給仕女性1人が立ち働き、厨房の中も女性が2人で食堂側を担当して大忙しといった感じで普段と変わらない。すでに呑んでる常連客が何組も居て「俺、これからどこへ行きゃええの?」と悲痛な声を上げている。みんなこちらの閉店に心を痛めているようすだ…。まずはビール(キリンラガー大瓶)と「どて」を2本注文。目の前のどて鍋から串2本取り上げて皿にのせてくれた。至福の一杯をいただき、おもむろにおかずの並んだ棚を物色。揚げ物はいいタイミングに当たらないと冷めてふやけたのしかないので選ばず、結局冷蔵庫から「マカロニサラダ」だけを取り出して着席。ねっとりとしたマカロニをつまみながら杯を進めていく。こちら厨房は共通なので大衆食堂でも一部レストラン側のメニューを注文することも出来るが、がっつり食べたいというほどではなかったのでつまみにと棚から「オムレツ」を取り、電子レンジで温めて席に戻る。これは初めて食べたのだが中は野菜炒めだった。それを玉子の薄皮で巻き、ケチャップがのせてある。この中の野菜炒めがちょっと油っぽく、かなり水が出ているので食べ切るのに苦労する。本当は途中で酒に切り替えて「おでん」をもらおうと思っていたが、結局それ以上進まずビール1本で止めておいた。

この日もタクシーの運転手が食事に来ていたが、大衆食堂側は中休みが無く、横に停めた営業車も通りから見づらいのでさぞかし使い易かっただろう。これからはこういう人達もコンビニやチェーン店を利用するのだろうか。古くても以前からそこそこ流行っているように見えていたが、大店(おおだな)で従業員も沢山居るだろうから大変なのだろう。こちらはどのメニューも店でちゃんと調理されたものだそうなので(飲食業界に通じている人ならずともご存じだろうが、チェーン店に限らず最近の飲食店の業務用食材使用率はかなり高い)そういう意味でもこういった店が無くなるのは寂しいなァ…。(勘定は¥1,050)

以前の記事はこちらこちら

 

 

※平成30年3月末を以って廃業されました

 

庭園レストラン ヒーロ (大衆食堂)

岐阜県岐阜市北一色3-10-17

 

( 岐阜 ぎふ 北一色 きたいっしき きたいしき ひーろ HERO 大衆食堂 麺類食堂 おでん 丼ぶり 洋食 定食 昼飲み 閉店 廃業 )

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両口屋是清 本町店 (2) @名古屋市中区・丸の内

2018年03月19日 | 名古屋(中区 老舗)

大須~栄近辺を自転車でウロウロした休日。最後に寄ったのは和菓子の老舗「両口屋是清・本町通店」。ビジネス街なので休日のこの辺りはスッカスカなのだが、この店の前には車が停まっては出て行く。特に目当ての菓子は無かったが中に入ってショーケースを眺めた。さっと暖かいお茶とお菓子を出してもてなしてくれるのはいつだって嬉しいものだ。この日選んだのは「銘菓詰め合わせ」。箱入りでこちらの定番商品3つが入っている。見ため地味だが、こういう菓子こそその店の基本と言っていいのだろう。

家に帰って嫁と一緒につまんでみる。まず「志なの路」。玉子の入った焼き菓子で中は小豆餡。長細くて口に運び易い。包みも含めて懐かしさが溢れる味。「よも山」は「志なの路」の大きくて丸い版といっていいようなもの。「旅まくら」はしっとりとした皮に胡麻が散らしてある。こちらも長細くて食べ易い。食べていると胡麻の風味がふっと立ち上がる。これらの菓子に使われている餡はいわゆる普通の小豆餡よりも色が薄く水分も少な目。どれも地味で正直映えないのだが、しみじみと旨くお茶にぴったり。小さめなのもちょうどいい。嫁も「美味しいねェ」と気に入った様子。なるほどこういう菓子にこそしっかりと実力が現れるんだなァ。感心。(勘定は¥1,000程)

以前の記事はこちら

 


 

↓ 栄地区の再開発計画が進んでいる。近辺だけでも「中日ビル」「丸栄百貨店」「栄町ビル」「ニューサカエビル」の取り壊しが決定しているもよう。下は403年の歴史を持つ「丸栄百貨店」(昭和28年・1953・建造)。村野藤吾が設計。本館は焼け残った戦前の建物を増築しているんだとか。西側壁面にある圧巻のモザイクタイル画(何度見ても何が描かれているか全然分からないが・笑)も近く見納めなのか…。

 

↓ 隣に立つ「明治屋栄ビル」(昭和13年・1938・建造)は、4年程前にストアが撤退してすぐに取り壊されると思いきや、いまだに元のまま。

 

↓ 中古レコード屋と地下の飲食街で世話になっている「栄町ビル」(昭和39年・1964・建造)も取り壊し予定。すでにテナントは撤退が進んでいるようだが、昭和らしいデザインと親しみある飲食店がどうなってしまうのか…。

 

栄町ビルに入っている飲食店(一部)

・ジュース・サンドイッチ「うめや」※閉店
・とんかつ・ハンバーグ「いし河
・天ぷら「松月
・スパゲッティ「チャオ
・喫茶「ペリカン

 

 


 

 

両口屋是清 本町店

愛知県名古屋市中区丸の内3-14-23

 

( 丸ノ内 丸の内 まるのうち 本町通 ほんまちとおり りょうぐちやこれきよ せんなり 和菓子 御菓子司 干菓子 和三盆 和三盆糖 近代建築 )

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ききょうや食堂 (3) @岐阜県関市 (※閉店)

2018年03月18日 | 岐阜県(中濃)

この日は嫁が留守なので、ちょっと時間は早いが1人で済ませてしまおうと仕事の帰りに通りかかった岐阜県関市の「ききょうや食堂」へ。店の中に木彫りの看板もある、前から気になっていた「元祖・味噌焼うどん」目当て。珍しく遅い時間までやっている食堂なのだが、さすがに店を開けたばかりで先客は無し。土間のテーブル席に腰かけ一応メニューを確認。女将さんにもちろん「味噌焼うどん」をお願いする。ちなみに恒例のカロリー表示は497kcal(←細かい・笑)。店内では丸い石油ストーブにかかったやかんから湯気が出ている。その向こうには栓抜きのついた往年のコカ・コーラの冷蔵庫が(動いているのかな)。

しばらくして楕円形の深めの皿に盛られた「味噌焼うどん」が運ばれた。上から大胆に紅生姜が散らしてある。さっそく手繰ってみる。焼けた味噌の香りが香ばしい。具材は豚肉と多めのキャベツ。しっかり濃いめの八丁味噌風味。こういう古い食堂だから軟らかめの麺かと思いきや、しっかりと張りのあるもちっとしたうどん麺で、焼うどんにぴったりで旨い。ありそうでなかなか無い「味噌焼うどん」はなかなかいい具合で楽しめた。次は定番の「カツカレー」か「チャーハン」か。(勘定は¥550)

以前の記事はこちらこちら

※現在は閉店されているようです(令和3年現在)

ききょうや食堂

岐阜県関市栄町4-1-45

 

( 関 せき ききょうや 桔梗屋食堂 大衆食堂 麺類食堂 洋食 カツ丼 三色カツ丼 オムライス にごみ にごみうどん 冷やし中華 味噌焼きうどん みそやきうどん )

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大幸お好み店 @名古屋市東区・矢田

2018年03月17日 | 名古屋(東区・北区)

ある休日の昼下がり。何かイベントがあるのかナゴヤドーム周辺は人出が多い。近隣は駐車場を貸している家が多く、プラカードを持って誘導する人が目立つ。近辺を自転車に乗ってウロウロしつつやって来たのはドームの北側の通りにある「大幸お好み店」。事前情報はほとんど無かったが、外から見ただけで何でもあるんだろうなと分かる。暖簾をくぐると奥に小上がりもあって思ったよりも広い。主人が1人で賄っている様子。入口にメーカーの”生ビールマイスター”(だっけ)の札があったのでつい「生ビール」を注文。調理場の前にはセルフのおでん鍋があったので、そこから串の「厚揚げ」と「ホルモン」を取って皿にのせ、自分で味噌をかけて席に持ち帰る。ビールは中ジョッキもキンキンに冷えていた。

人心地ついてあらためて店を見渡す。冷蔵庫には惣菜の数々と一緒に吟醸酒の瓶が何本も入っていた。見かけによらず本気呑み出来そう。品書きにはお好み焼、焼きそばはもちろん、定食、丼物、麺類それに酒肴が勢揃い。もうここで一日終わってしまいそうだったが(笑)、グッとこらえて「お好み焼・イカ」を追加。じっくり焼かれた「お好み焼」は、丸い鉄板にのせられて運ばれた。やや小さめで生地はもっちり。しっかりイカが入ってつまみにもいい(もうビールは無かったが)。ドーム利用客がイベント後に流れて来たりするのだろうか。自分なら”ドムジャ(※)のチェーン店なんかで済ませずにココに来るけどなァ。(勘定は¥1,300程)

※「イオンモールナゴヤドーム前」の別称。以前”ジャスコ”だったので…。

お食事処 大幸お好み店

愛知県名古屋市東区大幸3-13-1

 

( 名古屋 なごや 矢田 やた 砂田橋 すなだばし ナゴヤドーム 名古屋ドーム たいこうおこのみてん お好み焼き おこのみやき 焼そば やきそば 昼飲み 昼呑み )

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