ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ニューセン @岐阜県関市 (※閉店)

2018年09月15日 | 岐阜県(中濃)

雨の上がった岐阜県関市大門町の商店街を歩いてみる。車道は珍しくブロックで舗装されてオレンジ色。所々傷んでもいるが修繕が大変そうだなァ。古い建物がちらほらと残る商店街だが、だんだん空き地や一般住宅が建つようになってきた。日曜の昼だったがほとんど開いている店は無く、通りは閑散としている。ちょうど昼に差し掛かった頃、”洋食・喫茶”と書いてあった喫茶店「ニューセン」の表の回転ランプがクルクルと点灯していたので中へ入ってみた。外看板には「ニュー千」とも書いてある。店は奥に長く、オレンジ色のシェードランプが下がる町の喫茶店風情。ラジオの音が聞こえる店内には女将さんが1人。奥には囲まれたテーブル席もあり、刃物の町らしくテーブルガラスの下に刃物が並んでいた。雑誌「太陽」などの古い本が並んでいて独特の雰囲気。常連さんが集ったりしていそう。調理場に近いテーブル席に腰を下ろす。メニューが何も無いので、女将さんにをお願いすると「食事?食事はカレーかピラフくらいしか出来ないけど…」と言われてしまう。困った。カレーは出来合い(業務用)だとがっかりなので「ピラフ」をお願いした。

紙ナプキンが巻かれたスプーンが用意され、しばらくして「ピラフ」が白い楕円皿に盛られて運ばれた。福神漬が添えてある。量は控えめで、具は…玉子と玉ねぎのみ。シンプル(笑)。肉魚介が全く入っていないというのも珍しいかも。半日だけオボベジタリアン。もちろん炊いてあるわけじゃなく炒めてあるだけなのでチャーハンと変わりない。パクパクッと食べられてしまう量なのであっという間に食べ終わった。ひょっとするともうコーヒーくらいしかなく、食事の客は居ないのかもしれない…(飲物メニューも無いので不明)。勘定は…、ウム、意外としっかり(笑)。(勘定は¥600)

 

洋食・喫茶 ニューセン

岐阜県関市大門町3-6

 

( 関 せき ニュー千 喫茶 コーヒー 珈琲 純喫茶 洋食 カレーライス ピラフ 閉店 廃業 )

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Machine Gun : The Fillmore East First Show 12/31/1969 / Jimi Hendrix

2018年09月14日 | クラシック・ロック

Machine Gun : The Fillmore East First Show 12/31/1969 / Jimi Hendrix (2016)

ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)の1969年フィルモア・イーストでの年越し公演のファースト・ショウの完全版CD化。この公演の音源といえば、まずは「Band Of Gypsys」(1970)①、そして何だかやっつけ仕事の「Band Of Gypsys 2」(1986※A面のみ)②、版権が正式に遺族に管理されるようになって音質も内容もグレード・アップした「Live at the Fillmore East」(1999)③、なのにやっぱり元マネージャー・サイドから全公演分6枚組で発表されてしまった「2 Nights At The Fillmore」(2007)④と様々な形で発表されている。今頃なんでこのファースト・ショウなのかよく分からず、上記のアルバムを全部買わされていた(苦笑)自分はもうお腹一杯でなかなか手を出す気にはなれなかった。ある中古盤屋で見つけたので何も考えず買って聴いてみる。

 ②

 ④

元々自分はエクスペリエンス(The Jimi Hendrix Experience)の勢いがあって太鼓のオカズの多い(笑)演奏が好きだったので、バンド・オブ・ジプシーズの演奏はあまり好きでなかった。アナログの頃の陰鬱とした感じや音質も影響していたかもしれない。③「Live at the Fillmore East」の発売でそういう印象も消えるかなと思っていたけれど、あまり熱心には聴き込んだ覚えが無い。たまたまその頃ジミの気分じゃなかっただけかもしれないが…。このファースト・ショウを聴いて、もちろん音質が安定しているのもあるが、以前よりすんなりと耳に入ってくるのに驚いた。苦手だったバディ・マイルス(Buddy Miles)の歌も特に引っ掛かることなく1枚聴き通した。完全収録ということでコンサートの流れにすんなり馴染んだのだろうか。淡々と進んでいく演奏のクオリティも高く、この時代のライヴによくある機器の不調などにも悩まされず、ジミのギターと歌もストレスなく味わえる(ひょっとして曲間がつまんであるかもしれないが…)。バンド・オブ・ジプシーズ、ちょっと見直したなァ(←遅い)。 

中古店にて購入(¥950)

  • CD (2016/9/30)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : Columbia
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まるは @名古屋市中村区・岩塚 (※閉店)

2018年09月14日 | 名古屋(中村区・西区)

名古屋市中村区の稲葉地公園の南、スーパーの裏手にあるお好み焼、焼そばの店「まるは」に立ち寄ってみる。持ち帰りが主の店なのかなと思っていたが中に入ると意外と広く、カウンター席の奥にはテーブル席や小上がり席もあって”自由焼コーナー”なる案内が掲げてあった(自分で焼くという意味かな)。2人の女性がやっていらっしゃったが親子だろうか。定食もあったが単品で「お好み焼・肉玉」を注文。娘さん(推測)が鉄板で焼きにかかる。その間に店に入ってきた常連と思しき客はすぐにビールを開けて一杯。羨ましいなァ…。テレビを見るフリをして物欲しそうにその光景を眺めていると「お好み焼」が登場。

大きな平皿にのせられた「お好み焼」はかなりの大判。傍らにマヨネーズが付けられている(多分使わないが)。半分に折られたタイプではないが、この大きさからいくと持ち帰りの時はは折るんじゃないかな。ここはやはり”混ぜ焼き”ではなく”のせ焼き”’。ソースたっぷりめでとろっとした食感に、そこはかとなくこの地方のお好み焼きの昔っぽさが感じられる。中には揚げ玉も入っているかな。玉子は目玉焼きを焼いて生地をのせてひっくり返してある感じ。旨い。こいつをビール無しで食べるのはなかなかの苦行だった(笑)。(勘定は¥450)

 


 

↓ 二瀬町の「カトリック五反城教会聖堂」(昭和41年・1966・建造)。特徴あるなかなかに目を引く建物。全体像を撮るのが難しかったが、窓を多く排していて、造形も季節毎に映えるだろうなァ。中にはパイプオルガンやエコーオルガンもあるそうだ。

 

 


 

まるは

愛知県名古屋市中村区向島町4-24-3

※閉店されています

 

( 名古屋 なごや 稲葉地 いなばじ 岩塚 いわつか お好み焼き 焼きそば みたらしだんご ランチ 餃子 焼うどん 名鉄パレ パレマルシェ 近代建築 教会建築 閉店 廃業 )

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ギフ屋 @岐阜県各務原市

2018年09月13日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜県各務原市那加の食堂「ギフ屋」へ。日曜休みの店なのでなかなか伺うことが出来なかったが、ある祝日に店の前を通ると暖簾がかかっていたので、近くの軽自動車しか停められないような狭い駐車場に無理矢理車を停めて店へ。この辺りの路地は道幅も狭いが、町名が”楽天地”とあるのでかつては賑やかな色街だったかもしれない。間口の狭い店に入ると惣菜の皿が並ぶカウンターがあって奥に長い。カウンターは10席程で小上がり席も1つある。外からの想像と違って中は意外に新しく、2代目だという女将さんと娘さんでやっていらしゃる様子。カウンターで夏休みの宿題中のお孫さんが「いらっしゃいませ。」と迎えてくれた(笑)。特に品書きは出ていなかったが、ランチ時は5種類(唐揚げ、麻婆豆腐、たこ唐揚げ、煮魚、焼鮭)のメインから1品と、カウンター上の10種類程の副菜から1品を選ぶようだ。女将さんは調理で大忙し。自分が選んだのは「煮魚」と「ひじきの煮物」。ある程度用意されているので提供は早い。その頃には店は地元の人で満席になり、待ちの客も出るほど。人気あるなァ。

「煮魚」は鯖。軟らかく煮付けられた鯖は濃いめ、甘めの味付け。ひじきは細めのもの。白味噌の味噌汁といんげんの小皿、それに漬物が付いていて、ちょうどいい量の定食だった。休日とあってか周りの人のビール率が高いのが羨ましいが、この辺りで。値段が書いてないので勘定をしてもらうにも値段が分からない。訊くとどの組み合わせでも500円なのだとか。素晴らしい。何とか夜にも来てみたいものだ。その時は外看板にあった「焼そば」も食べてみたいナ。(勘定は¥500)

 


 

↓ よく前を通るのだがいまだに訪問を果たせていない「迎賓館サクラヒルズ川上別荘・迎賓館 (旧・後藤恕作邸)」(大正13年・1924・建造・鵜沼から移築)。嫁に訊いたらカフェがあるはずと言うがよく分からない。ちょうど交差点で車が停まったので道路から撮ってみた。

 


 

 

焼そば 食事 ギフ屋

岐阜県各務原市那加楽天地町41

 

( 各務原 かかみがはら 岐阜屋 めし 大衆食堂 焼きそば 居酒屋 ランチ ワンコイン 惣菜 総菜 おばんさい 近代建築 )

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内山冷菓 @名古屋市中村区・中村公園

2018年09月12日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

久しぶりに中村区の稲葉地公園にある「アクテノン」(名古屋市演劇練習場)を眺めたり、大門辺りを自転車でウロウロしていた盛夏に、太閤通りで氷の提灯を見つけた。全然知らない店だったが表のどこを見ても店名が無い。自転車で一度通り過ぎたのだが、その時に古い製氷機が見えたので引き返して店に入ってみる。後から調べたら店の名前は「内山冷菓(うちやま)」だという。詳しくは分からないが創業も古いらしい。店内は奥に土間が続いていて、テーブル席と壁に向かったカウンター席が設けてあった。カウンター席に座り品書きを見るとかき氷やあんみつなどの甘味が載っていた。選んだのは「アイスモナカ」のバニラ。硬いの軟らかいのが選べるようになっているのは、詰めたてだと軟らかく、詰めて冷凍庫に入れてあるものが硬いもののようだ。自分が選んだのは軟らかいの。

すぐに器にのった「アイスモナカ」と水が運ばれた。”特大”という文字が浮き出た最中種はこんもりと盛り上がった形。かぶりつくとサクッとした最中種の下にとろっとした食感のアイス。昔ながらの製法で作られたというアイスはしっかりと甘く、口どけの良いサラッとした自分好みのタイプ。これは旨い。アイスはたっぷりと入っていたが、もうひとつお願いしようかなと思ったくらい気に入った。あまりメディアで見た記憶がないが、夏季限定の営業でかき氷も有名だそう。結局店に入っても店名はどこにも書いてなかったような…。また食べたいけれど再訪は来季しか無理かな。(勘定は¥130)

 


 

 ↓ 「名古屋市演劇練習館・アクテノン(旧・稲葉地配水塔)」(昭和12年・1937・建造)。いつ見ても存在感たっぷりのデザイン。”演劇練習館”っていう使われ方が気になるが…。

 

 

↓ ここいら辺りに来るとついついいつも写真を撮ってしまう洋館(建築詳細不明)。使い分けられた瓦の色や壁面の配色が大胆で素敵。

↓ 壁面がモザイクタイルで装飾された建物を覗いてみるとかなり昔ながらの雰囲気を残すアパートだった。「ひばり荘」(建築詳細不明)。この辺りはまだ古い普請のアパートが残っている。

 

 


 

 

内山冷菓 (うちやま)

愛知県名古屋市中村区太閤通7-23

 

( 名古屋 なごや 大門 おおもん 中村公園 なかむらこうえん 内山 うちやま かき氷 かきごおり アイス最中 モナカアイス 近代建築 豆タイル 給水塔 )

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酒のひろせ @岐阜県岐阜市

2018年09月11日 | 岐阜県(岐阜)

ずっと以前から品揃えの評判は聞いていたが、自分はこちらの方にあまり用事が無く、やっと初めて訪問した岐阜市柳津町の酒屋「酒のひろせ」。店は大手スーパーの大きな建物の近く、車の通りも多い交差点近くにある。この日の目当ては知人へのプレゼント用の日本酒と、自分用の酒。普段使いの酒を買う店として出入りしている酒屋は限られているので、全く入ったことのない酒屋に入るっているのはドキドキするものだ(両方の意味で)。店に入ると沢山の酒が整然と並んでいた。とりあえずこの日はワインや洋酒、焼酎の類は無視して日本酒の棚へ。火入れしてある酒の棚と、主に生酒や吟醸酒の入った大型冷蔵庫が向かいあっている。普段自分の目にしない銘柄の酒や、岐阜県内の酒蔵の酒もしっかり。

どれも試してみたいが、今日の一番の目的はプレゼント用の酒。でもこれってなかなか難しい。人によっては1升瓶で要冷蔵の酒は保管出来ない可能性があるし、あまりにも全国的に知名度の高い銘柄の酒では能が無い。色々と迷った挙句「何かあったら呼んで下さいね。」と放っておいてくれた(←これが嬉しい)主人に声を掛けてみた。そして価格帯を含めた自分の大体の要望と、相手の簡単な人物像を伝えると、即答で「それならこれがいいと思います!」と、数多ある中からある銘柄の4合瓶を勧めてくれた。「旦(だん)純米吟醸・愛山・29BY」(写真下左)。おぉ、これは頼もしい。価格は決して高くないけれど、その銘柄の特徴と現在の日本酒界での立ち位置がちょうど相手に合うんじゃないかと選んでくれたのだ。自分も全く異論が無かったのでそれをプレゼント用にラッピングしてもらい、自分は養老町の「玉泉堂酒蔵」の「無風(むかで)」(純米・別拵・写真下右)の1升瓶を購入した。

  

ラベルの図柄は気色悪いが、これ武田信玄の軍令部隊の旗印から取られたのだそう。ムカデは毘沙門天の使いでもあり、絶対に後ろに下がらない。また商家では客足が多いと縁起物にされているのだとか。面白いなァ。酒造米は”ひだほまれ”。炭濾過が控えめなのかしっかり色付いて、口当たりは柔かいがしっかりとボディのある酒。旨い。香り高い吟醸酒が好きな人にはちょっと重く感じるかもしれないが、値段も手ごろだし普段使いにはちょうどいい。ひやで呑み、少し燗をつけて呑み、と楽しんだ。また次に店を覗くのが楽しみになった。(勘定は¥4,000程)

この後の記事はこちら

 

酒のひろせ

岐阜県岐阜市柳津町本郷3-186

 

( 岐阜 ぎふ 柳津 やないづ 広瀬 酒の広瀬 日本酒 ワイン 焼酎 むかで 百足 旦 純米吟醸 愛山 山梨県 29BY )

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松竹大歌舞伎 「道行初音旅」「川連法眼館」 @愛知県丹羽郡扶桑町・扶桑文化会館

2018年09月10日 | 歌舞伎・文楽

松竹大歌舞伎 「道行初音旅」「川連法眼館」(9月8日 扶桑文化会館)

嫁と二人で歌舞伎の巡業公演へ。扶桑文化会館は自分にとって決してアクセスは良くなく駐車場も未舗装なので難儀だが、舞台が近くて見やすいし、いつもしっかり花道も造るので気に入っている。文化的な行事にも積極的でジャンルに関わらず小さい会場と侮れない著名な演者が登場することもある会場だ(なぜかいつも歌舞伎の時は客入りがいまいちだが)。早めに駐車場に車を入れ、車中でのんびりおやつ(関市の「虎屋」の鮎菓子)をつまみながら開場を待つ。いつもの事ながら今回もチケット入手をすっかり忘れていたので席は2階席だが、こちらは舞台も見やすく問題なし。なぜかこの会場、歌舞伎の時は客入りがあまり良くなく、この日も2階席はもちろん1階席でもちらほら空席が目立つ(写真下は入場してすぐ)。 

歌舞伎では最も有名な演目のひとつ「義経千本桜」のうち2つを演るっていうのは地方巡業では珍しい気がするけどどうだろう(→そうでもないようです)。愛之助が”佐藤忠信実は源九郎狐”役。実は狐なので時折うっかりその素性を表してしまう細かい演技が見もの。「道行初音旅」は舞踊が中心ではあるが、猿弥の間抜けな頭領の演技が和ませてくれる。「川連法眼館」は扇雀が忠信役の時にも見たことがあるが、一瞬で舞台に現れたり、早着替えがあったり、トリッキーな動きとケレンが見られるのもこの演目の楽しいところ。愛之助は見得を切った時の表情が決まるねェ。ちょっとイントネーションが関西弁だったように聞こえたのはそういうものなのか、愛之助ならではなのか。鼓になった両親を慕う狐の親子愛と悲しみという観点からするとちょっと伝わりにくかったかもしれないが、歌舞伎は話の筋を知って観るものだから、あまり細かい事を考えず楽しむのがいいのだろう。

この会場は2階左右両側が桟敷席のようになっており、靴を脱いで見られるボックス席でちょっと羨ましかったのだが、花道に役者が登場する度に覗きこむために客が動いたり、家族で使っていたある客は子供をじっとさせておかず放っておいたので、終始視界に入って鬱陶しかった。しかもこの母親と子らがずーっとひそひそ声でしゃべり続けるもんだからちょっと参った。なんでああいう雑音っていうのは大きくなくても一度耳に入ると耳から離れなくなるんだろう…(←修業が足りない)。

 

義経千本桜
一、道行初音旅(みちゆきはつねのたび)

佐藤忠信実は源九郎狐 片岡 愛之助
静御前      中村 壱太郎
逸見藤太     市川 猿弥


義経千本桜
二、川連法眼館(かわつらほうげんやかた)

佐藤忠信
佐藤忠信実は源九郎狐 片岡 愛之助
静御前      中村 壱太郎
亀井六郎     市川 猿弥
川連法眼     中村 寿治郎
法眼妻飛鳥    上村 吉弥
駿河次郎     中村 松江
源義経      市川 門之助 

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サン勝美 @名古屋市北区・上飯田

2018年09月10日 | 名古屋(東区・北区)

 

暑い最中、上飯田駅のターミナル・ビルにある果物屋「サン勝美」へ。ごく普通の果物屋だが店先にジュースやかき氷の案内が出ていた。外から中を覗くと店の奥に小さなカウンター・テーブルがあり、そこで戴けるようだ。中に入って2人程しか座れない奥の席に腰掛ける。そちらにカラフルなイラスト入りで色んなフルーツを使ったジュースやかき氷の手書きの品書きがあった。かき氷の中からあんまり普段注文しない物をと「ゴールデンパイン」を選び女将さんに告げると、奥から娘さんが出ていらした。調理を担当するのは娘さんのようだ。

出されたかき氷は花を開いたような形をしていて全体が黄色い。あれ、透明な氷は?と予想外のかき氷に早速スプーンを入れると、これシロップがかかっているのではなく、全体がフルーツの氷。つまり果物ジュースを凍らせて細かく細かく削った感じ(実際の製法は知りません)。なのでどの段階でも甘いパイナップルの味が薄まることが無い。なるほどねェ、と感心しつつ旨いパイナップル味を楽しんだ。でも食べ進んでいくと微妙な感じに。というのも普通のかき氷と違って冷たい舌触りを感じにくく、暑い中冷たいものを食べる快感に乏しいのだ。氷を食べているのに喉が渇く感じ。アリかナシかと言われればもちろんアリだが、いいアイデアなのに難しいもんだなァ。この日は売り切れていたが、次はフルーツサンドを食べてみたいナ。(勘定は¥600)

フルーツ サン勝美

愛知県名古屋市北区上飯田通1-15

 

( 名古屋 なごや 上飯田 かみいいだ サンかつみ フルーツショップ 果物 くだもの 生ジュース かきごおり バスターミナル 地下鉄上飯田駅 )

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カワグチ屋 @愛知県一宮市 (※閉店)

2018年09月09日 | 愛知県(尾張)

たまたまだがこの夏は一宮へ行く機会が多かった。アーケードのある本町商店街で昼食。訪れたのは喫茶「カワグチ屋」。日曜だがあまり人通りの多くないアーケードの下を歩いていて、ふと入る気になった。表にはサンプルケースのあり、店内は赤いソファーで見るからに昭和喫茶という風情。BGMには有線の演歌が流れている。年配の客がほとんどで、食事をしたりお茶を飲んだり。しっかり冷房が効いているので、みんな避暑に来ているのだろう。何しろ外は暑い。店の人が常連客に「えーがね、ゆっくりしてきゃあ。(いいじゃないの、ゆっくりしていけば)」と引き留めているのが微笑ましい(笑)。メニューを眺めると定食、丼物、洋食の類からラーメンまである充実ぶり。選んだのは好物の「オムライス」。

しばらくして四角い平皿に盛られた「オムライス」と和風ドレッシングがかかったミニサラダ、それに熱い緑茶が運ばれた。「オムライス」は綺麗な薄焼きの玉子で包まれたクラシックなタイプ。上からケチャップがたらされていて綺麗な姿。グリーンピースの入ったケチャップライスは控えめな味付けで、上のケチャップをスプーンの先にちょっとづつ付けてちょうどいい感じ。美味しくいただいた。(勘定は¥680)

 


 

↓ アーケードを南進して出た交差点にある洋品店「田中屋本店」(建築詳細不明)。アーケードで分かり辛いが2階部分の窓枠を見ると結構年季が入っていそう。

 

 


 

喫茶・食事 カワグチ屋 (川口屋)

愛知県一宮市本町3-3-16

 

( 一宮 いちのみや 川口屋 かわぐちや カワグチヤ 喫茶店 純喫茶 ランチ 定食 洋食 コーヒー 珈琲 松屋コーヒー 近代建築 本町アーケード街 閉店 廃業 )

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善ちゃん @名古屋市中村区・大門 (※閉店)

2018年09月08日 | 名古屋(中村区・西区)

名古屋の大門にある「善ちゃん」へ。「寿湯」でひとっ風呂浴びた後、通りを歩いていると赤提灯が灯っている。「お食事処・善ちゃん」と書いてあったが名前に覚えがあったのでその場でスマホを使って調べてみると、以前に読んだ記事(1 2)が載っていた(便利な世の中だ)。かつて有名俳優らが通ったという伝説の店。「ほう、ここだったか…」とやっと認識。というのもココ、昼間はこんな感じ(笑)。(↓写真下2枚)

 

とても現役の店舗とは思えない枯れっぷり。でも提灯が灯って暖簾が掛かっているんだもの、そりゃ入ってみなきゃ。扉が開け放しだったのも幸いして中の様子が見えたので暖簾をくぐった。店内にはご高齢の女将さんと近所の方と思しきお婆さんが歓談中。店内はカウンターもあるが既に機能していないようで数品の惣菜や調味料が置いてあるだけなので、客席は小さな小上がり席が2つのみ。表に近い方に座り足は土間に投げ出した。いやぁ、渋い。一朝一夕には作りだせないこの雰囲気(後で1枚だけ写真を撮らせてもらいました・写真下)。

銘の入った茶碗でお茶が出された。勝手に居酒屋だと思っていたが、壁の木札の品書きは自分の予想と違って中華、定食、丼物などが多い。なるほど”食事処”だ。女将さんに酒を注文。「ワンカップもあるけど…。」と言われたが1升瓶の方にしてもらい、目の前でコップに注いでもらう。銘柄は「大関」。その1升瓶がかなり古びていたが、中は入れ替わっていると信じて見なかったことにした(笑)。もう「黄金屋」で腹に入れてきていたので、さすがにご飯物は入らない。何か酒のつまみはないかなと木札や紙短冊を見渡すが適当なものが見つからず、カウンターの方に書いてあった「奴トーフ」と「目玉焼き」を注文した。家では時々やるけど店で目玉焼きをつまみにするのは初めてかも(笑)。

日中は暑かったが、夜になってちょっとましになった。エアコンはもちろん無いが、戸が開いているので外の風が少し入り、助かる。でもこの60年以上という歴史のある景色を見ながら酒が呑める幸せ(※酒は老ねていませんでした・笑)。「奴トーフ」は生姜のたっぷりかかった大きめの豆腐で食べ応えがある。醤油をかけていただく。「目玉焼き」には千切りキャベツが添えてあり、塩を振っていい感じに黄身の軟らかい目玉が2つ。旨い。お歳は召していらっしゃるがしっかりとして笑顔のチャーミングな女将さんとご友人が楽しそうに喋っているのを聞きながらコップ酒を呑み干した。次はもうちょっと何か食べてみたいナ。(勘定は¥650!)

※残念ながら令和2年(2020)を以って閉店されたそうです

 

 


 

↓ かつての中村遊郭(名楽園)はだんだんと姿を変えてきているが、主婦や家族連れが通う大手スーパーの目の前にソープランドが立ち並ぶという名古屋・大門ならではの光景。

↓ 以前にも観察した「稲垣邸(旧・春福、ツルノヤ)」(大正12年・1923・建造)。交番の前にこの建物(笑)。隣接した待合(カフェー?)「TSURUNOYA」がモダンでかっこいい。

  

↓ 大門から歩いて駅西銀座方面へ。夜もとてもいい雰囲気の旅館「浅野屋」(昭和7年・1932・建造)。泊まってみたいんだけれど営業はしているのかな。

 

 


 

 

お食事処 善ちゃん

愛知県名古屋市中村区賑町24

 

( 名古屋 なごや 大門 おおもん ぜんちゃん 浅井善一 居酒屋 酒場 食堂 中華料理 定食 丼物 中華ソバ 近代建築 妓楼建築 淺野屋 浅野屋旅館 登録地域建造物資産 閉店 廃業 )

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