ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

びっくり麺亭 @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2018年09月07日 | 岐阜県(岐阜)

ちょっと前に名古屋の中央卸売市場の食堂に寄ったので、今度は岐阜の「岐阜市中央卸売市場」の場内へ行ってみる。朝の8時半。もう30度を超す酷い暑さだ(訪問8月半ば)。この辺りには以前にイベントで使う業務用の食材を買い付けに来たことがあるが、それ以来。さすがに規模は名古屋と比べるまでもないが活発にトラックが出入りしていた。食堂棟は場内の南西端にあるので南側の門から進入し、しっかりした駐車場枠は無いようだったので建物の手前にテキトーに車を停める。この日訪れたのは「びっくり麺亭」。店名の通り麺類の食堂だが、海鮮を使った定食もあるらしい。店の中は長テーブルが2つあるだけとこじんまりしている。先客は2名。壁に貼った紙短冊に品書きが書いてあるがそれらしい品は無い。どうしようか迷っていると主人が「海鮮丼なんてどうですか?」と訊いてきた。「刺身を定食に出来ますか?」と訊き返したら「はい。」と問題なく注文が通った。

外気の異常な暑さからか、なかなかエアコンが効かない席でぼんやりとテレビを見ながら待っていると、トレイにのった「盛合せ定食」が運ばれた。長平皿に盛られた刺身はマグロ、かじき、サーモン、はまち、がそれぞれ3切れづつ。それにイカそうめんが添えられている。ご飯は丼ぶりに。それに味噌汁と漬物が付く。鮮度はいたって普通だが、たっぷりの刺身の切りは厚く食べ応えがある。でもこれだけじゃない。小皿には玉子焼きとチキンカツも。朝から凄いなァ。小皿のおかずはさすがに出来合いだけれどちょっと嬉しいじゃないか。何とか食べ切って朝からお腹はいっぱいに。(勘定は¥880)

 

びっくり麺亭

岐阜県岐阜市茜部新所2-5 岐阜市中央卸売市場内

※令和6年6月29日を以って閉店されました

 

( 岐阜 ぎふ 茜部 あかなべ びっくりめんてい 麺類食堂 大衆食堂 市場 場内 定食 朝食 ランチ 海鮮丼 刺身盛合せ 閉店 廃業 )

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The Piper At The Gates Of Dawn / Pink Floyd

2018年09月06日 | プログレッシヴ・ロック

The Piper At The Gates Of Dawn / Pink Floyd (1967)

昔からプログレ(プログレッシヴ・ロック)が苦手だ。とは言いながらアルバムは結構持っているし、ロック・ファンなのでひと通り聴いてきてはいる。ピンク・フロイド(Pink Floyd)だってアルバムはアナログ含めて何枚も持っているし、まだCDが出始めの頃、一番最初に買ったCDのうちの1枚は彼らの「Dark Side Of The Moon」だったと記憶する。でも正直心底のめり込んだ事は無いし、断片的に触れているだけだ。2001年に彼らのベスト盤が出て購入した時に、えらく初期、つまりシド・バレット(Syd Barrett)在籍時の曲が多く選ばれていたことに驚いた。もちろん創始者でありグループの要であったシドだが、ご存じのように精神を病んでからはグループを脱退し、ソロ活動後隠遁生活に入ってメンバーとは会っていなかった(2006年病死)。それでもデイヴィッド・ギルモア(David Gilmour)が加入したピンク・フロイドのその後の作品も彼の影響下にあったのは明白で、不思議な関係が続く。

その最初期の音楽は様々なサイケデリック・ロックの編集盤や、デイヴィッド・ボウイ(David Bowie)がカヴァーしていたので聴いてはいた。でもアルバムとしては持っていなかったので今更ながら購入。購入した盤は初期のUK盤でマスタリングは「Nimbus」とクレジットされているもの。ただし音の違いなどの知識は持ち合わせず。そのキラキラと輝くような音像はまさにサイケデリック。のちの彼らの音とは違うがとても魅力のある音だ。そのほとんどをシドが書き、彼は既にLSDの影響下にあったというが、歌に演奏にと大活躍。プロダクションも凝っていて、挿入される効果音がいかにも当時の音楽シーンのイメージ通り。どれほどの下地があったのか知らないがデビュー・アルバムでこの完成度は凄い。圧巻は07「Interstellar Overdrive」。自分にとってはピンク・フロイドのアルバムで一番好きな作品だ(ということはやっぱりプログレは苦手ということか…)。 

オークションにて購入(¥400)

  • CD (1990/10/25)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : Capitol
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喫茶名城 @名古屋市西区・浄心

2018年09月06日 | 名古屋(中村区・西区)

酷暑の中、街中をうろついていた西区の浄心で、あまりの暑さに避難したのは「喫茶・名城」。地味な外観だが実はココ、ビリヤード場の併設。この日も何組もプレイしていた。昔流行ったことがあったなァ、ビリヤード。若かりし頃に住まわせてもらった家にビリヤード台があったのでよくプレイしたものだ…。ビリヤード台を見下ろすように喫茶スペースがあり、端にはテーブルゲーム機も置いてある昭和喫茶。タバコの自販機が懐かしい。賄っているのはスタイルのいいお姉さん1人。メニューを眺めると洋食を始め、定食など食事が充実。ラーメンやうどん、そばまである。ご飯も大盛無料、お代わり無料というからすごい。でもこの日はすでに昼食は済み。喉の渇きを癒すために「コーヒーフロート」を注文した。

すぐにお姉さんが「コーヒーフロート」を運んできてくれる。ちゃんと豆菓子も付いてきた。何だか最近好きな「コーヒーフロート」。もちろんシロップもクリームも入れずにそのままで。氷の上のアイスをどう上手く食べるかが問題。なるべくコーヒーを濁らせないようにスプーンでアイスを掻いていく。色が染まったアイスが氷と接触してシャリシャリしている所が最上の部分。いいオッサンがアイスと格闘しているのはちょいと情けない姿だったろう(笑)。おかげで束の間のクールダウン完了。次は食事で寄ろうっと。(勘定は¥480)

 


 

↓ この辺りの路地から南側を見ると…、あ、ちゃんと名古屋城の天守閣が見えるんだな。だから店名も”名城”か。(写真下左、真ん中辺りに名古屋城。肉眼ではもっとはっきり見える)

 

↓ 名古屋城の南にある「名古屋能楽堂」(平成9年・1997・建造)に寄ったらたまたま内部公開をしていたので入って見学させてもらった。案内の人によると最近の人の体型に合わせて一回り大きい寸法で造ってあるのだとか。素晴らしい建物だが、もう少し知名度が上がっても良さそうなものだ。

 

 

 


 

喫茶 名城

愛知県名古屋市西区城西5-17-11

 

( 名古屋 なごや 浄心 じょうしん めいじょう 喫茶店 コーヒー 珈琲 ランチ 定食 洋食 鉄板スパ サンドイッチ ビリヤード名城 名古屋城本丸 能楽堂 )

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中華園 @岐阜県大垣市

2018年09月05日 | 岐阜県(西濃)

真夏の大垣市を自転車で散策中、道路にあった案内板に「ここは美濃路です」と表示があった。美濃路は東海道と中山道を結んだ脇往還と呼ばれる街道。なるほど道路の舗装がいわゆるアスファルトと違って白っぽくしてある。界隈に何か名残が見つけられるかもしれないと炎天下ウロウロしてみた。そこで昼飯にえらんだのがここ「中華園」。一帯はスナックなどの残滓は見つけられるものの現役の店の数は多くない。店は少々雑多な感じでカウンターが5席ほどと小さいテーブル席が2つあるだけのこじんまりとした造り。お母さんが1人でやっていらっしゃる。ラミネートした品書きの他にも扇に書かれた品書きが壁に貼ってある。「チンシャオロース」「エビピラーフ」〔ママ〕という文字が微笑ましい。ご飯物が食べたかったので「かいこう飯」を注文した。お母さんが中華鍋を振るって調理が始まる。

しばらくして渡された「かいこう飯」は一般的なものが出てくると思いきや、醤油の色の付いていない”塩餡”で出てきたのでニンマリ。鶏胸肉も唐揚げの場合が多いがこちらでは揚げてない。大陸系中華店は押しなべてどこも同じような物しか出てこないが、日本の中華、しかも古い店にはこういう面白さがあるからやめられない。他には白菜やきくらげ、それに飾り切りのしてある人参が入っていた。熱々をレンゲですくい上げ、わしわしと喰らっていく。なかなか旨いゾ。これまた熱々のもやしスープを挟んで、鼻から鼻水と汗を垂らしながらいただいた。次に来たら食べるものは決まっている。もちろん「エビピラーフ」。ところで看板の”菜飯”って?…。(勘定は¥650)

 


 

↓ 有名な老舗和菓子屋「つちや」とうだつを挟んで建つ隣の印章屋「碧雲堂印舗」(建築詳細不明)もなかなか年季が入っていそうだ。

 

↓ 松尾芭蕉の「奥の細道」結びの地として知られる船町の川湊にある明治時代に再建された「住吉灯台」(明治20年・1887・建造)。ここから桑名宿まで船が出ていたのだ。

↓ 何度も通っている道なのに今まで全然気が付かなかった煉瓦造りの倉庫(建築詳細不明)。アパートの同敷地内に隣接しているのでわざわざ残したのだろう。何に使っているかは分からないがアパートの大家の所有かな。

 

↓ 日本家屋に洋館がくっついた戦前に流行したタイプの建物(建築詳細不明・場所失念)。門構えも立派だ。

 

↓ 何とも可愛らしいアパートが建っていた。橘町の「橘マンシオン〔ママ〕」(建築詳細不明)。角丸の窓、階段部分の丸窓、バー手摺り、アーチ型の入り口(低い!)など、とてもポップなビル。「名古屋渋ビル研究会」に紹介したいナ。

 

 


 

中華園

岐阜県大垣市竹島町80-2

 

( 大垣 おおがき ちゅうかえん 中華料理 中国料理 鶏球飯 カイコー飯 とんかつ 餃子 菜飯 ラーメン 中華そば ギョーザ 近代建築 美濃路 脇街道 )

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黄金屋 @名古屋市中村区・黄金

2018年09月04日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

 

名古屋で昔からの居酒屋というと外す訳にはいかない黄金陸橋近くの「黄金屋」。創業は昭和28年(1953)だとか。名古屋駅から遠くないものの、近鉄沿線なので今まで立ち寄ったことが無かった。正直自分にとってはアクセスしづらい立地だが(←近鉄に乗ればいいだけ)、この日はわざわざ市バスに乗って近くまで行き、歩いて陸橋を渡って店へ向かった。線路沿いといっても周囲は住宅ばかりで、駅前といっても大して店はないような場所。店の壁面にはドーンと「CBCテレビ・名古屋テレビ・紹介の店」と大書きされている。東海テレビと中京テレビは来なかったに違いない(笑)。店に入るとコの字カウンターと小上がり席がある。店内の土間は広いので窮屈な感じは全くない。小上がりにはもう先客が座っており、次から次へと客が入ってくる。2階もあるようで多人数のグループが入っていく。こんな場所でもすごい人気だ。

まずは瓶ビール「キリンラガー」で、暑い中ここまでの道のりで汗をかいた体を癒す。「串カツ(みそ)」「とんやき」をお願いした。すぐにバットに入ったキャベツとソースが用意される。女将さんがその場で衣を付けた「串カツ」は細目で、どて煮の鍋にドボンと浸けて供される。やや甘めの味噌で熱々を口に放り込んだ。…ウメー。油をビールで洗い流し、次は「とんやき」。クニュっとした独特の歯応えが旨い。酷暑の中歩いてきたのと、熱中症を避けるために日中水分を採っていたためか、お腹が膨れてあまりビールが入っていかない。そこで酒をひやでお願いする。銘柄は願ったり叶ったりの「菊正宗・上撰」。最初女将かなと思っていた化粧と風格がばっちりな(笑)給仕の女性がコップにこぼして注いでくれた。黒板に「馬刺し」とあったのでお願いすると、主人が「今日はユッケだけどいい?」と訊いてきた。「もちろん。」ということで用意された「馬刺し」は刻まれてタレと黄身にまぶされ、胡麻とネギが振られている。甘いタレと共に口に含んでキクマサをグイッと。添えてあるキムチは要らないかな。他にも食べたいものは沢山あったが今日はこの辺りで。次はしっかりお腹を空かせて来るゾ。さ、歩いて銭湯行こうっと。(勘定は¥2,400程)

 


 

↓ 「黄金屋」から北上し大門まで2km程を歩いて行く。体にまとわりつく汗を流そうと「寿湯」(建築詳細不明)へ。東海地方ではペンキ絵は少なくモザイクタイル画が多いが、こちらのモザイクタイルの山脈も見事。広くて気持ちの良い銭湯だ。洗い場の真ん中にタイル浴槽があるのも東海地方らしい特徴かも。気持ちの良い風呂だったが脱衣所の貼紙を見てあ然。この8月30日を以って営業は終了との知らせが…。遅かったと言うべきか、間に合ったと言うべきか…。

 

 

 

↓ ひとっ風呂浴びて外に出るとこんな景色。このアーチ型の入口の風情ある建物は残るだろうか…。もっと何度も入っておくんだったなァ…。

 

↓ かつて「中村遊郭」だった大門(おおもん)にはこんな路地がまだ健在。

 


 

 

名代 黄金屋

愛知県名古屋市中村区長戸井町4-77

 

( 名古屋 なごや 黄金 こがね こがねや 居酒屋 酒場 とん焼き 串かつ みそ串カツ 大衆酒場 近代建築 銭湯 ことぶき湯 閉店 豆タイル 遊郭 妓楼 大門 名楽園 )

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ラーメン中村 @愛知県一宮市 (※閉店)

2018年09月03日 | 愛知県(尾張)

昼酒を楽しんだ一宮で暑い中をウロウロと散策。歩き回って汗だくにはなったが、日陰に入るとそこはかとなく初秋の空気も感じられるようになってきた。酒は呑んだが量は食べていないので食事する店を探す。「真清田神社」界隈を歩いていてこの境内の周りに並ぶ店舗があったのを思い出した。ハンバーガー屋とラーメン屋で迷って、結局「ラーメン中村」へ。クルクルと回転灯が回っているのを確認し中へ。とても物腰優しい年配の夫婦でやっていらっしゃる。カウンターが6席ほどのみの狭小な店内。満席だったがちょうど1人外に出た。壁に貼られたどれも値付けの安いシンプルな品書きの中から注文したのは「ワンタン」と「餃子」。自分は古い店によくある「ワンタン」が結構好きでよく注文する。あまり食べられない時でもつるっといけるし、大抵組み立てが基本のラーメンと同じなのでスープや具もちゃんと味わえるのだ。丸い鉄鍋で餃子の調理も始まる。念のため訊いてみたがビールは無いそうだ…。残念。

隣の人に配膳された「チャーハン」が旨そうだなァと見ていると「餃子」が登場。7個。サクッとした焼き加減で軽い口当たり。味はあっさりとしているのだが物足りなさは無い。旨いなァ。でも、これにはやっぱりビー…(←自分だけじゃないはず)。最初は酢胡椒を作って食べ、後からタレを足した。「ワンタン」も登場。淡麗なスープにくの字に曲がったワンタンが浮かんでいる。スープの塩加減はピタリ。ワンタンもつるんとして旨い。最初は椎茸かしらんと思ったくらい濃い色で小さく厚いチャーシューは、甘く強い味付け。クラシックな感じでこれも旨い。体が塩分を欲しているのかついついスープも沢山飲んで汗だくに。次は「チャーシューメン」と「チャーハン」で。(勘定は¥700)

この後の記事はこちら (2

 


 

↓ 「真清田神社」の参道と境内の周囲にはこういった商店がずらりと並ぶ。シャッターが閉まったままの店も多いが平日は開いているのだろうか。

 

↓ 参道の商店の小屋裏には「夜警當番」の札が。往時はこういう自警も必要だったのだろう。

↓ アーケードに隠れた建物を眺めると、2階部分の凝った庇部分もきっちりとモザイクタイルで造られた商店があった(建築詳細不明)

 

 


 

 

ラーメン中村

愛知県一宮市真清田1

※令和6年7月12日を以って閉店されました

 

( 一宮 いちのみや ラーメンなかむら 中華そば 炒飯 ギョウザ ギョーザ 中華料理 中国料理 ますみだ神社 一の宮 近代建築 モザイクタイル 豆タイル 閉店 廃業 )

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The Public Image Is Rotten : Songs From The Heart (5CD+2DVD) / Public Image Limited

2018年09月02日 | パンク・ニューウェーヴ

 

The Public Image Is Rotten : Songs From The Heart / Public Image Limited (2018)

P.I.L.(Public Image Limited)のキャリアを総括するようなボックス・セット。CD5枚、DVD2枚という凄いヴォリューム。買わずにはいられなかった。ハート型をあしらったデザインといい、似合わない優美なフォントといい、人を喰ったようなジョニー(John Lydon)のニヤリ顔が見えるよう。製本されたライナーもしっかり読み込めればいいのだが、いかんせん最近細かい文字が追いづらくなっていて…(苦笑)。CDはシングル集、レア曲集、リミックス集、未発表曲集、そしてライヴ盤、となっていて、DVDはPV集、1988年のエストニアでのフェス映像、テレビ出演映像、そして復活後のシドニーでのライヴ映像と盛り沢山な内容。通して聴いたり観たりするだけで相当の時間を要する。

1978年のピストルズ(Sex Pistols)解散後すぐに活動を始め、パンクとは全く違うアプローチでロックの歴史に名を残したPIL。歴史的にはキース・レヴィン(Keiht Revene)やジャー・ウォーブル(Jah Wobble)が抜ける前の初期作品がやはり評価が高いが、ポップなスタイルに変わった80年代の作品も、今思えばなかなかの出来。そしてまさかの2012年の復活以降まで網羅した回顧録となっている。本当はどれも爆音(特に低音を効かせて)で聴きたいが、家の中には老犬も居ることだしそうもいかない。若かりし頃はオーディオに凝っていたので、デカいスピーカーで今思えば信じられない爆音で音楽を聴いていたが、さすがに齢を重ねると自重。30年以上前の事とはいえ、ご近所さんには今更ながら心からお詫び申し上げたい(笑)。

細かいミックス違いや別テイクを検証するパワーは既に持ち合わせていないが、こうして聴いていると昔強く感じた初期(ポストパンク期)と中期(80年代ポップ期)の感触の違いが、今はさほど気にならなくなっている。それらを繋いでいるのはやはり唯一無二の声を持つジョンの個性。彼のキャラクターの前には音楽ジャンルなんてあまり意味をなさないような気がしてくる。やりたい事をやる、という感じ。もちろん活動の間にはアフリカ・バンバータ(Africa Bambaataa)やレフトフィールド(Leftfield)とのコラボもあったし、ピストルズ再結成もあったし、TVショーやCMへの出演など多岐に渡る”お戯れ”があった(笑)。でもそれも含めてやっぱりジョン・ライドン。辛辣に風刺したり、怒ったりしても、最後には目をひんむいてニヤリと笑うのだ。

amazonにて購入(¥8,211)

  • CD (2018/7/20)
  • Disc : 7
  • Format: CD, Import
  • Label : VIRGIN
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パーラー・ニワ @名古屋市中区・上前津

2018年09月02日 | 名古屋(中区)

どこをうろついていても暑い。いやもう ”熱い”…。これから毎年夏はこんな風だと思うとげんなり…。日陰に入っても全然涼しくないので涼を求めて仏壇通り近くの「パーラー・ニワ」に逃げ込んだ(訪問8月上旬)。普通の果物屋だが、隣にパーラーがあり生ジュース等がいただける。果物屋としては100年を超える老舗で現在3代目なのだとか。パーラーに入ると小さなカウンターがあり、女性主人が先客の接客中。冷房が効いているのでホッと一息。壁に様々なメニューが貼ってあるが、フルーツジュースの他にもコーヒーのモーニングサービスやフルーツサンド、それにピザ、ホットケーキ、ところてん、なんてのもあるようだ。数多いフルーツの中から選んだのは”おすすめ”とあった「すいか生ジュース」。スイカのジュースって飲んだ記憶はほとんど無い。見ていると名前は知らないが薄い皮で小さい種類のスイカを1/4くらいカットして使用。それをジューサーに入れてゆっくりと絞り出す。

グラスに入れられた「すいか生ジュース」をひと口。甘いっ。これは旨いなァ。しっかりと果肉も感じられて飲み干すのが勿体無い。ひんやり甘い味をずっと喉に感じていたい気分。するとオレンジ2切れ、メロン3切れのカット・フルーツも出された。普段家ではほんのひと口で、後は家族に譲ってしまうので久しぶりに口に入れた。果物屋だもの旨いのは当たり前だが疲れた体には効いてくるはず。最後に残しておいたひと口分のすいかジュースを飲み干して勘定してもらった。次は季節が間に合えば「かき氷」を、間に合わなければ「フルーツカット」か「フルーツサンドイッチ」を食べてみようかな。(勘定は¥400)

 


 

↓ 資金難や建物の老朽化など、長く続いたゴタゴタから2015年にやっと復活した「大須演芸場」(昭和37年・1962・建造)。現在の経営は良好なのかな?(2枚目の建物裏側の写真は裏の大木がある公園から)

 

↓ 以前は鯛焼きの店が入っていた大須2丁目の古い建物(昭和17年・1942・建造)。しばらくぶりに前を通ったら鯛焼き屋は向かいに新しく店を出していて建物は空に。綺麗に使われていると思っていたがやはり維持が難しいのかな。取り壊されないといいが…。

 

 


 

 

生ジュース&コーヒー パーラーニワ (フルーツニワ)

愛知県名古屋市上前津1-1-1

 

( 名古屋 なごや 上前津 かみまえづ 大須 おおす 果物 フルーツ フルーツジュース かき氷 ジュース モーニング 近代建築 登録地域建造物資産 )

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金の豚 @岐阜県岐阜市

2018年09月01日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市の柳津にある包子(パオズ)の「金の豚」へ。何年も前に訪れた時は駐車場の場所が分からず、結局断念したことがある。HPを見て隣が共同駐車場であることを知って訪れてみた。最近のこの店の評判は”かき氷”ばかり。うだるような暑さだったのでそちらでも良かったが、ちょうど昼時だったので食事目的で。開店時間頃に店に着くとまだ柵が開いておらず、歩道に待ちの客が数名。自分の後にも何組か来たので一応行儀良く並んでおく(通り沿いの交差点近くなので恥ずかしい…)。時間になって店が開くと黒いキッチンカーを横目に店の建物へ。店内はアメリカン・ダイナー風で”パオズ”とは繋がらない。1人だったので手前のカウンターに腰掛けると、奥に座った客から注文を取り始めた(並びは何だったんだ?)。結局一番最後の順番になって注文したのは「金の豚まん(4個入り)」と「金の豚餃子(並盛)」。他にもメニューがあるようだが繁忙期は絞っているのかな。

チャック・ベリーの音楽を聴きながら調理を待つ。調理は全て外のキッチンカーで行われている。この店は注文を受けてから包むのだとか。みんなかき氷目当てで来たのかと思いきや、包子の客ばかりだったので時間がかかりそう。店内は満席で外には待ちの客もでていたが、駐車場も含めてこの店のシステムが分かり辛く、外のキッチンカーで直接買って持ち帰り出来るのか、席を待たなくてはいけないのかよく分からないし、皆も戸惑っている様子。自分がもし外待ちで説明も無かったら酷暑なので帰っていたと思う。店内にあまり冷房が効いていないのはかき氷の為だろうか。アメリカンな内装の割には置いてある雑誌が尾籠な週刊女性誌とかだけなので時間も潰せない。

30分を過ぎてやっとカトラリーと調味料が置かれ、40分以上経った頃にやっと「金の豚まん」が蒸籠で登場。小さいものが4つ入っていて底の焼き目はカリッと焼かれている。つまりいわゆる”焼き小籠包”。スープが飛ぶから注意、と言われた割にはさほどでもなく(個体差もあるようだ)熱々にかぶりつく。しっかりもちっとした皮で、そのままで餡にも味は付いているが濃いものではない。タレは甘だれ。確かに旨い、が暑い(笑)。外から次は「金の豚餃子」が運ばれた(大雨の日でも外から運ぶのかな?)。小振りな羽根付き餃子。豚まんと同様に具の脂分は多め。小さいので10個でもあっという間に無くなってしまう。運転があるのでビールが呑めないのが残念。数の割には満腹には程遠く、ついでにかき氷も注文しようと思ったが、後客の更に後になっては時間が勿体無いので次の機会にした。(勘定は各¥500)

金の豚

岐阜県岐阜市柳津町本郷4-51

 

( 岐阜 ぎふ 柳津 やないづ きんのぶた 餃子 ギョーザ ぎょうざ 肉まん にくまん 小籠包 ショーロンポー 大須 かき氷 持ち帰り テイクアウト )

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