ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

HAPPY HEADS / 忌野清志郎 & The Razor Sharps

2020年11月25日 | ロック(日本)

HAPPY HEADS / 忌野清志郎 & The Razor Sharps (1987)

RCサクセションの活動停滞期に発表した忌野清志郎のソロ・アルバム「RAZOR SHARP」に伴うツアーでの中野サンプラザでの公演を記録したライヴ・アルバム。バンド・メンバーはアルバムのレコーディングに参加したブロックヘッズ(The Blockheads)の連中を中心に集められた。そのメンバーはこちら。

 Charley Charles (dr) The Blockheads
 John Turnbull (gt) The Blockheads
 Micky Gallagher (key) The Blockheads, The Clash
 Mark Bedford (bs)Madness
 Davey Payne (sax) Kilburn & The High Roads, The Blockheads

70年代後半のイギリスのロックバンド好きなら「おぉ」と言ってしまう面々。そもそもどうしてアルバム制作時にこの面子が集まったのか知らないが、清志郎はスティーヴ・クロッパー(Steve Cropper)といい、この連中といい、向こうの一流どころと難なくコミュニケーションをとって音楽を作り上げてしまうのが凄い。英語が喋れたとは聞いたことが無いが。

先のアルバムに収録された曲を始め、ストーンズ(The Rolling Stones)の03、他のアーティストへの提供曲、RCサクセションの楽曲、メンバー紹介を含めたジャムの09、それにベン・E・キング(Ben E King)のスタンダード10と多彩な内容。この時期の清志郎のヴォーカルの艶や伸びは最高にいいし、バンドとのコンビネーションもなかなか。のちにRC、そしてタイマーズで強く打ち出した英語詞に日本語を当てはめて意訳しつつ原曲を再現する(又はその逆)という言葉遊びの手法もここで現出している(ちょっと待ってくれ→Chopped Tomato Pure)。ずっと前にこのアルバムの市販されたビデオ映像を見たことがあるが、清志郎1人だけが派手だった印象があるなァ。当時は残念ながら外国に居たのでライヴにも行けなかったし、このアルバムも買わなかった。自分が中学生の時以来、また清志郎やRCの音楽への関心が高まるのはこの後になる。

オークションにて購入(¥622)

  • レーベル : EMIミュージック・ジャパン
  • ASIN : B00005GMDI
  • ディスク枚数 : 1
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする