猛暑が辛いです!
皆様、大丈夫でしょうか?!
今日、叔母の食欲がなくなってきました。心配です。
もう直ぐ、お盆です。
皆さんの所は、七月ですか? 八月ですか?
我家は、両方月で供養しています。
今日は、私の愛読誌「高野山教報」から供養についての記事をご紹介します。
『お供養について』
大倉康裕(長崎市 御光院住職)
供養という字は「人と共に羊を食べる」分解することができます。お供えした羊をみんなで一緒に
いただくということです。
供養にはお供え物をいたします。普通、お供養は仏壇の前で営みますので、お仏壇の前に
それぞれのお供物をします。
真言宗では六種の供具といって、お茶湯、塗香、花、線香、仏飯、灯明をお供えします。
この六種のお供えのほかに、お食事をお供えする霊供膳があります。
食べ物を調理してお膳に盛ってお供えするのです。檀家さんで承諾してくださった方には、
月々の読経や年忌のときに霊供膳をお供えしていただいています。
檀家のAさんの七回忌のことです。法要はお寺で、その後の会食は別の場所でされました。
Aさんは毎月、霊供膳をお供えされています。
11時からの法要に合わせ、朝から煮しめや和え物を作って準備され、お寺にお持ちに
なられました。
昔から湯気をお供えすると言って、温かいものは温かいままお供えするのが一番です。
このときもレンジで温めお供えさせていただきました。法要が終わると、お膳のご飯や
おかずを持ち帰られました。
法事と会食を終え、三時ごろお宅に帰られたのですが、寺をでるとき包んだお膳の供物は
もう傷んでいたそうです。
一方、鍋の中に残っていた煮しめは何ともなかったそうです。
晩秋のことでそれほど気温が高かったわけではありません。日中持ち歩いたから腐ったとは
考えにくいようです。
私ども僧侶の常識で、施餓鬼や霊供膳にお供えした仏飯等はすぐに腐るというのがあります。
鍋の中の煮しめは腐らずにお供えした煮しめだけが腐ったのはどういうことでしょうか。
そこに何らかの作用があったと考えるのが妥当ではないでしょうか。
質量的には減りませんが、私はやはり亡くなられた方が食べに来られているのだと考えて
おります。
また、Bさんは檀家さんではありませんが、一時的に預からせていただくことになり、もしよかったら
月々の読経の折にお膳を作っていただけないかとお願いしました。
翌月の命日に、きちんとお仏壇にお膳をお供えくださっていました。
胡瓜の酢の物がたくさん上がっていました。亡くなったお父様の大好物だったそうです。
翌月の命日にまたお宅にお伺いすると、前月私が読経して帰った夜にお父様が夢の中に
出てこられ「ありがとう、あの胡瓜の酢の物とってもおいしかったよ」と言われたそうです。
世の中にはお供物なんかいらないという考えの方もおられますが、私は自分自身の体験からも
やはりお供物をするということは大切なことだと思います。
世界中の宗教を見回してもお供物のない宗教は珍しいくらいです。
何よりも尊いのは、自分が食べておいしいと思ったものを亡くなった人にもお供えしたいと
思う私たちの心、それが一番大切なお供物ではないかと思います。
毎日暑いですが…朝晩の読経、頑張って上げています。
もちろん、そのときは、チェアトレの基本姿勢(ニュートラルポジションで)。
ながら体操頑張ります!!
皆様、体調を崩されませんように、ご自愛ください!
『変形性股関節症に負けないでね!』