今日は、大寒でした。
昨日は初雪が降る寒い一日でした。
その寒さの中…股関節ケア一ヶ月一回の「銀座サロン」院長松本先生の施術を
受けてきました。いでたちは、完全防備の着膨れ状態!
厚手の下着にタートルのセーター、110デニールのタイツに厚手の叔母のズボン下、
に腰にはカイロ、そんでもって…極めつけは、ムートンの(30年前に購入した)毛布の
様なコート。マフラーに帽子、手袋、マスク、完璧です!
鏡で見ると、怪しい人でした。。。
いつものように足の筋力を見る…地下鉄・東銀座の60段の階段は、手すりにつかまらず
オーケー。ただし、最後の10段は足が重くなった。
施術は、田山先生が大阪へ出張されていらして、久しぶりの一対一。
筋肉は、問題ないようで、ただ、筋(腱)がこわばっていて、痛かったー。
保温対策で、医療用のアンカが、さりげなく、ベット下に入っていたり、足元においてくれ、
患者さんを第一に考えてくれる、先生の心配りの姿勢をまた、感謝しました。
おかげで、温かくて汗(押されたイタ気持ちよさの冷や汗)も出ました。
体が温まっていると…余計にほぐれますし、天気は悪くとも、気分は晴れました。
今日もみかんさんの『明日への階段』の続きです。
都内の大学病院で、ペインクリニックを受けることになったところからです。
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それからまた新たな試行錯誤が始まる。
ベッドに横になり膝を抱く格好で脊髄に硬膜外ブロックを受ける。針を刺すとき一瞬痛み、
注入しているときは押される感じがあって5分くらいで終わる。腰部がじわーっと温かくなり
30分間そのまま休んで終了となる。治ったのかと思えるほど帰りの足取りは軽くなるので
試していく価値がありそうだ。手術には至らないが、私のような歩行障害を起こしている
患者が一番多いという。介護を卒業したので時間もある。これからは足を治すことに
専念しよう。早く良くなりたい、自由に動き回りたい。
硬膜外ブロックの感触は良かったが、翌日の夕方にはまた元に戻ってしまった。
だが回を重ねるごとに改善がみられると希望を持ち、週一回、一日がかりで通う。
引きずる足で病院へ行き、二時間余り待って施術を受け、軽々した足取りで帰宅するが
翌日の夕方は元の木阿弥、という繰り返しだ。次の手段として「神経根ブロックを受けて
みませんか」と医師。神経に針が触れるので少々痛いが、硬膜外ブロックでなかなか
改善がみられない患者に勧めているようで、効果のあった患者が多いというので
予約を入れる。
この頃、ペインクリニックの他に筋肉を落とさないために週二回のプール、週三回の
接骨院、月一回の鍼治療、辛い時は一時しのぎと思いつつたまに足ツボマッサージを
入れ、治療とケア一色になっていた。
神経根ブロックを受ける日がやって来た。少し恐いがこの治療を受ければ改善が
間違いない。明日からはきっと違った日々がやってくるという予感がした。モニターを
見ながら二人がかりの治療で、針が触って強く響くところを訴え、そこにブロックの
注入液が入れられ、30分で終わった。心地よい眠りに誘われ三時間ベッドで休む。
立ち上がると足がとても軽く、不安なく歩けたのでうれしくなった。会計票を出して
支払いを待つ間、前庭のベンチに腰をかけマロニエの花を見上げながら爽やかな
風に吹かれてコーヒーを味わった。新しい幕開けを迎えたように、翌日も動ける幸せに
浸るように家事を楽しみ、花を買って来たり、スーパーをのぞいて食材を選んだり、
自転車のペダルも軽かった。期待が大きかっただけに、翌々日の落胆は深かった。
一週間後、効果がなかったことを報告する。「そうですか…」と、もうしばらく続けて
みましょうということになり、就寝前の痛み止め薬が出された。私の中で何かが音を
立てて崩れる。ブロック注射はステロイド剤だ、一時的に痛みが緩和してもやがて
骨がボロボロになっていくのではないか。痛む箇所の図を書いて症状を説明し、きつい
治療も勧められるままに受け入れてきたのに、改善を信じてあらゆる手段を講じてきた
のに、と心は砕けそうになるがもって行き場が無い。患者は私。意を決して
「念のため股関節のレントゲンを撮っていただけませんか」と申し出る。
結果、「ああ、あなたは股関節が悪かったんですねえ」。
病名は「変形性股関節症」。
それからまた新たな試行錯誤が始まる。
ただただ、あーーーーーー、みかんさんの思いがわかるだけに、言葉もありません。
またまた続きます。
『変形性股関節症に負けないでね!』