第26期女流本因坊戦五番勝負の第2局が、10月3日に東京・市ヶ谷の日本棋院で行われ、 謝依旻挑戦者が矢代久美子女流本因坊に白番中押し勝ちし連勝でタイトル奪取へ大きく前進した。
第2局は矢代優勢のまま小ヨセに入ったが、終局直前に黒地の中に手が発生し、取られていた白石が復活、大逆転の結果となった。
謝依旻が一気に奪取するか、矢代が心機一転巻き返すか、第3局は10月17日(水)に東京日本棋院で行われる。
(日本棋院HPより抜粋)
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終局直前での錯覚、矢代さんにとっては痛恨極まる一局となりました。BS2/囲碁・将棋ジャーナルでの映像も茫然自失とした矢代さんの姿が痛々しく映し出されていました。
一方敗戦を覚悟していた謝さんの心境も複雑でしょう。勝負には勝ったものの、観戦者は矢代さんへの同情の気持の方が大きいでしょうからね。
何はともあれ謝さんの2連勝で絶対有利となりました。後のない矢代さんですが痛恨のダメージを払拭して巻き返してほしいものです。
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終局近くでのハプニング、アマのザル碁党ではよくあることです。
ただあきらかに誰でも分かるような単純なミスの場合、「マッタ」を認めるのも「武士の情け」のような気がします。アマチュア・ローカル対局に限っての話ですが・・・