天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第26期女流本因坊戦第2局/挑戦者の謝が2連勝

2007-10-11 21:09:47 | プロ棋戦

第26期女流本因坊戦五番勝負の第2局が、10月3日に東京・市ヶ谷の日本棋院で行われ、 謝依旻挑戦者が矢代久美子女流本因坊に白番中押し勝ちし連勝でタイトル奪取へ大きく前進した。
第2局は矢代優勢のまま小ヨセに入ったが、終局直前に黒地の中に手が発生し、取られていた白石が復活、大逆転の結果となった。
謝依旻が一気に奪取するか、矢代が心機一転巻き返すか、第3局は10月17日(水)に東京日本棋院で行われる。

             (日本棋院HPより抜粋)

       ◇   ◇   ◇

終局直前での錯覚、矢代さんにとっては痛恨極まる一局となりました。BS2/囲碁・将棋ジャーナルでの映像も茫然自失とした矢代さんの姿が痛々しく映し出されていました。
一方敗戦を覚悟していた謝さんの心境も複雑でしょう。勝負には勝ったものの、観戦者は矢代さんへの同情の気持の方が大きいでしょうからね。

何はともあれ謝さんの2連勝で絶対有利となりました。後のない矢代さんですが痛恨のダメージを払拭して巻き返してほしいものです。

       ◇   ◇   ◇

終局近くでのハプニング、アマのザル碁党ではよくあることです。
ただあきらかに誰でも分かるような単純なミスの場合、「マッタ」を認めるのも「武士の情け」のような気がします。アマチュア・ローカル対局に限っての話ですが・・・

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自転車生活(2)

2007-10-09 16:33:08 | 日記・エッセイ・コラム

Bike 昨日(10/8)は体育の日でしたが、天気はイマイチでしたね。
この連休、自転車で自宅周辺にある2時間程度の2つのサイクリング・コースを走りました。

サイクリング・コースのほとんどはリバーサイドにありますが、開放感があって爽快です。
コース周辺は公園、河川敷のグランド、神社仏閣、大学のキャンパス、ゴルフ場、大小さまざまな橋などがあり、飽きることがありません。
そして田園風景を隔て、遠く赤城山、榛名山などの山々も眺められます。また川辺の涼風、きんもくせいの甘い香りも心地よいものです。

しかし、いいことばかりではありません。上り坂、向い風、暑さ、お尻とサドルの摩擦等など。
苦労もありますがこれからも気長に自転車と付き合い、健康増進、気分転換をはかっていきたいと思っています。

   ◇   ◇   ◇

二十代前半の頃、当時東京の小平市に住んでいましが、実家のある愛知県O市まで約、350Kmほどでしょうか自転車で走破しました。
まだ自家用車など手の届かない時代でしたが、最新のサイクリング車を購入し半年ほど周辺を走っていました。そして遠距離サイクリングを思い立ち、出発しました。

小平から厚木を経て国道1号線、そこから一路西へ西へ。箱根の山登りはきつかった。峠の3分2くらいは自転車を引っ張って歩きました。
峠の頂上に着いた頃は夕方、下りはトラックがビュンビュン走る脇をブレーキをかけながらまっしぐらに駆け降りるのですが、ブレーキが壊れるんではないかとヒヤヒヤしていました。

三島の宿で一泊し、翌早朝からひたすら西に走る。ほとんど景色など見る余裕はなかったようです。
O市に着いたのは深夜23時頃でした。2日間の激走、疲労困憊の放心状態でした。

自転車はそのまま実家に預け、帰りは新幹線で帰途につきました。
しばらくは股ズレがひどくガニ股で歩いていましたが、青春時代のホロ苦い一頁です。

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RV吹奏楽定期演奏会

2007-10-08 19:28:58 | 音楽

Bras 昨夜(10/7)は娘の所属する吹奏楽団の定期演奏会があり見てきました。
今回で8回目、出演者は30名程度で観客も例年と同じ程度でまずまずの入りでした。
演奏のレベルはよく分かりませんが、他の規模の大きい楽団に較べれるとつたない部分もあるように感じました。

社会人なので練習の日程調整も大変の中、よく続いていると思います。
アマチュアは仕事や家事など何らかのハンディを抱えてながら活動していますが、そこに大切な意義があるように思います。

   ◇  ◇

吹奏楽は多くの楽器・パートに分かれており、それぞれの役割が決まっています。
各人がそれぞれのパートを練習し、楽曲を組み立てていきます。
ピッタリ合うことは難しいでしょうが、目的に向かって心を一つにすることは素晴らしいことだと思います。

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玉村町2007/10月度囲碁大会

2007-10-06 21:09:15 | 囲碁

今日(10/6)は町内の月例囲碁大会、参加者は20名でした。
決して多数とはいえませんが、毎月の開催でこれだけの参加者を集めるのは結構大変なことだと思います。
これも幹事のS氏はじめ世話人の方々の努力のたまものだと思います。

ただ参加メンバーが固定化しており、新しい会員を増やしていかないとマンネリ化し衰退の心配もあります。
そのためには活動のPRと新しい企画を、積極的に進めることが必要ではないかと思っています。

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第26期女流本因坊戦第1局/挑戦者の謝が先勝

2007-10-03 20:25:38 | テレビ番組

 囲碁の矢代久美子女流本因坊(31)に謝(しぇい)依旻(いみん)女流最強位(17)が初挑戦している第26期女流本因坊戦5番勝負第1局は9月27日、花巻市の花巻温泉で行われ、黒番の謝女流最強位が半目勝ちした。
 序盤、慎重なペースだった謝女流最強位は中盤からエンジンがかかり猛攻。形勢が二転三転するなか、矢代女流本因坊に決め手を与えず、ぎりぎりの勝利に持ち込んだ。
 立会人の王銘エン九段は「どちらが勝ってもおかしくない、いい勝負だった。終盤、矢代さんの小ヨセのミスが勝敗を分けたが、経験も力もある矢代さんだけに第2局の盛り返しに万全を期して臨むだろう」とした。
 第2局は10月3日、東京都千代田区の日本棋院会館で打たれる。

<謝依旻女流最強位の話>
 初の番碁で緊張しました。形勢もずっと苦しく、半目勝ちは幸運でした。第2局はもっといい内容の碁を打ちたい。

          (岩手日報社より抜粋)

       ◇  ◇  ◇  ◇

女流囲碁界で一番の注目株、謝女流最強位が矢代女流本因坊を接戦の末、破り先勝しました。
謝さんは台湾出身で入段14歳4ケ月は女流棋士最年少記録だそうです。
入段当初から注目されていましたが、魅力はパワーみなぎる破壊力でしょう。

一方半目負けの矢代さん、こちらもパワーありますが謝さんよりは柔軟性がありそうです。
2局目以降の熱戦を期待しましょう。

       ◇  ◇  ◇  ◇

「NHK囲碁講座」は4月~9月まで「やっしー & 陽光の楽しく上達」、矢代さん(やっしー)と武宮陽光さんが分かりやすく解説していました。
放送当初は置碁が中心でやや退屈気味でしたが、後半はナルホドと感心することも多い内容でした。高段者には物足りない部分もあったでしょうが・・・。

今月からは「結城聡のこれが世界の新感覚」がはじまります。結城九段と万波佳奈四段コンビの新講座、期待しましょう。

       ◇  ◇  ◇  ◇

今回の対局地は岩手県花巻市の花巻温泉。女流本因坊戦といえば花巻温泉といわれるほど定番となっています。
本シリーズは第2局から5局までの対局は日本棋院で行われる予定ですが、地方開催でないのがちょっと残念です。
女性の場合、宿泊となると準備や仕度が大変なこともあるのでしょうね。

岩手県・盛岡を舞台にしたNHKの朝ドラ「どんど晴れ」が9月で終了しました。
岩手県の風土などの紹介もあり、参考になりました。岩手山と一本桜の景色もよかったですね。

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第32期名人戦第3局/張挑戦者が2勝目

2007-10-02 17:04:50 | プロ棋戦

 仙台市太白区の茶寮宗園で9月26日から打たれていた高尾紳路名人(30)と挑戦者・張栩碁聖(27)による第32期囲碁名人戦七番勝負の第3局は、張挑戦者が白番1目半勝ちし、対戦成績を2勝1敗とした。
 第4局は10月10、11の両日、静岡県伊豆市の鬼の栖(すみか)で打たれる。

 300手を超す大熱戦。しかも、微細な半目を争う神経戦だった。終盤は両者とも席で落ち着きがなくなった。
盤にかがみ込み、頭をかきむしり、天井を仰ぎ、大きなため息をつく。「やっちゃった…」と嘆声がもれたことも。

 終局後の両者は疲労困憊(こんぱい)の様子で、おしぼりで何度も顔をぬぐった。並べ直しての感想はなかったが、ヨセ争いのポイントについて5分間ほど話し合ったとき、2人の顔にも笑みが浮かんだ。死力を尽くした者だけが味わう、爽やかな境地だったのかもしれない。

             (朝日新聞より抜粋)

       ◇  ◇  ◇  ◇

それぞれ黒番を制した後の第3局、白番・挑戦者の張栩碁聖が緊迫の接戦を逃げ切り、2勝1敗と一歩リードしました。
中盤で白優勢の声が多い中、高尾名人の必死の追込みも届かずという一戦のようでした。

「半目をめぐる緊迫の神経戦」、私などザル碁党にはよく分かりません。細かいということは認識できますがあとは指運まかせ、天のみぞ知るというのがわれらの終盤戦でしょうか。

       ◇  ◇  ◇  ◇

今回の対局地は仙台市太白区の秋保(あきう)温泉、茶寮宗園。
秋保温泉は同じ宮城県の鳴子温泉、福島県の飯坂温泉とともに奥州三名湯に数えられるそうです。
仙台の名産といえば「牛タン」、「笹かまぼこ」、「ずんだ餅」、「かき等の水産品」等々、ご当地で温泉と美味に浸ってみたいものです。

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第29回世界アマ選手権日本代表に土棟さん

2007-10-01 21:05:44 | アマ棋戦

来年の世界アマチュア選手権代表を決める、 第29回世界アマチュア選手権日本代表決定戦(日本棋院主催)が、 9月15日(土)から17日(祝)まで行われ、 東京代表の土棟喜行さんが初優勝を果たし来年の世界アマチュア選手権代表権を得た。
準優勝は中園清三さん(招待)、3位は永代和盛さん(長崎)、4位は平田博則さん(招待)だった。

    (日本棋院HPより抜粋)

   ◇   ◇   ◇

日本アマ碁界の勢力図もアマ名人が洪さん、アマ本因坊が滝澤さん、そして世界アマ日本代表が土棟さんと群雄割拠の時代になってきました。

土棟さんは日本囲碁連盟(U-CAN)に勤めているとのことですが、最近のアマの大会では「囲碁インストラクター」が上位を占めるケースが多くなっているようです。

今回4位に入賞した平田博則さんはアマ・タイトルの常連ですが、81歳になるそうです。棋譜を並べるのが普段の勉強とのことですが、驚異的といわざるを得ません。敬老の日に開催された本大会の準主役といっていいでしょう。

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