天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第68期本因坊戦第3局/高尾が連勝!

2013-06-09 21:15:55 | プロ棋戦

第68期本因坊戦七番勝負第3局が6月5日、6日に北海道釧路市で行われた。結果は黒番の高尾九段が中押し勝ちをおさめ連勝、シリーズ成績を2勝1敗とした。
井山が追いつくか、高尾が3勝目を挙げるか、第4局は6月17日、18日に宮城県白石市で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「高尾連勝、重厚な攻め 井山をKO」 「井山、必死の追い込みも・・・」
   (週刊碁見出しより)

    ◇   ◇

「重厚戦車・高尾」らしい打ち回しで2連勝、エンジン全開といったところでしょうか。
「五冠王・井山」どうも本来のキレがイマイチのようです。お疲れでしょうか・・・

本局では有名な手筋の「石塔シボリ」が出現。取られるのを承知で打った高尾さんの好判断が評判でした。ザル碁党には理解できない変化ですね。

    ◇   ◇

今回の対局地は北海道釧路市阿寒町「あかん鶴雅別荘 鄙の座」。マリモで有名な阿寒湖に隣接しているそうです。
「鄙(ひな)」と読める人は少ないでしょうね。「ひなびた温泉」のような使い方のようです。

マリモで思い起こすのは「毬藻(マリモ)の歌」でしょうか。
高校の修学旅行で瀬戸内海の小豆島をバスで周遊しました。その時バスガイドさんがこの「毬藻の歌」を紹介し、みんなで歌ったんですね。
修学旅行も終わりに近く、哀愁と旅情に感じるものがあったのでしょう。
今思うと、なぜ小豆島でマリモか・・・

    「毬藻の歌」
♪ 水面(みずも)をわたる 風さみし~
  阿寒の山の 湖に~
  浮かぶマリモよ なに思う~
  マリモよマリモ 緑のマリモ~

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NHK朝ドラ/あまちゃん

2013-06-07 20:19:41 | テレビ番組

朝ドラ「あまちゃん」、高視聴率キープで快走していますね。
北三陸のローカルな雰囲気と、素朴な登場人物もいい味を出していると思います。
驚いたときのフレーズ「じぇじぇじぇ~!」、流行語大賞になるかも・・・

ドラマは2008年夏スタートの時代設定のようです。これから2011年3月の「東日本大震災」がどう絡んでくるか・・・

   ◇   ◇

2009年10月に「三陸海岸縦断と津軽・下北半島 夫婦ふたり旅」というツアーに参加しました。
その中で「三陸鉄道・北リアス線」というローカル線で、普代駅~久慈駅まで30分ほど乗車。途中、絶景スポットで停車するシーンはドラマの中でもありましたね。
久慈駅前には閉店したデパートらしき建物がありましたが、ドラマの中では観光協会となっていました。
ツアーから3年半になりますが、震災でどう変わったでしょう・・・

Sanriku_tetudo

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「玉村町こども囲碁入門教室」無事終了

2013-06-05 21:23:03 | プロ棋士

先週の日曜日(6/2)に「玉村町こども囲碁入門教室」が開催され、盛況のうちに無事終了しました。
講師はは有村比呂司・八段。入門教室は多く経験されているようで、子ども達の応対もツボを心得ている感じでしたね。

参加者は50人、そのうち4割は大人(保護者)でした。親子で学ぶ組も多く、ファミリー気分の入門教室となりました。

問題はこの入門教室を機に「囲碁をやってみよう」と考えている人が、どの程度いるかということです。「面白そうだけど、本格的にはどうも・・・」という方が多いような気がします。
今回参加者の2~3割が、囲碁教室に入会してもらえれば有難いですね。

今回の運営に当たっては、囲碁教室の保護者(パパ、ママ)が大きな力となりました。
囲碁教室の指導スタッフは、どこも高齢化などでパワー不足が課題となっています。「玉村町こども囲碁教室」も同様で、今後は保護者のパワーが頼りですね。

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第68期本因坊戦第2局/高尾が勝ち1勝1敗!

2013-06-03 21:21:03 | プロ棋戦

第68期本因坊戦七番勝負第2局が5月28日、29日に福岡県北九州市で行われた。結果は白番の高尾九段が井山本因坊に中押し勝ちをおさめシリーズ成績を1勝1敗のタイとした。第3局は6月5日(水)、6日(木)に北海道釧路市で行われる。
   (日本棋院HPより抜粋)

「高尾返した」 「井山勝負所で疑問手」
   (週刊碁見出しより)

    ◇   ◇

高尾挑戦者が一進一退の混戦を粘り、勝利の女神を引き寄せました。
敗れた井山本因坊、終盤での頑張り過ぎが裏目に出たようです。

本局はコウによる大きなフリカワリが二度。これで形勢は傾いたと思われましたが、いい勝負だったんですね。
これで本シリーズは1-1のタイ。1局目の内容で井山さん有利かと思われましたが、高尾さんの粘りも相当ですね。

    ◇   ◇

今回の対局地は福岡県北九州市「西日本工業倶楽部」。北九州市制50周年記念の一環だそうです。
昭和38年に旧五市(門司・小倉・八幡・若松・戸畑)が合併して、北九州市が誕生したんですね。新聞やTVのニュースで報じられているのを、何となく記憶しています。

中学の社会科で日本の4大工業地帯は京浜、中京、阪神、北九州と習ったことを覚えています。
しかし現在は北九州が除かれ、3大工業地帯(京浜、中京、阪神)と呼ぶそうです。八幡製鉄(当時)などを代表とする重工業は、韓国・中国などの追い上げで苦戦を強いられましたね。

囲碁界も中韓に追い越されました。重厚な戦略より、スピードが優先されるようです。
先日、日本の囲碁ナショナルチーム「GO・碁・ジャパン」がスタートし、メンバーも発表されました。いろいろな施策が計画されているようですが、何とか結果を出してほしいものです。

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こども囲碁教室/対局棋譜をとる

2013-06-01 22:46:55 | 伊勢崎こども囲碁アカデミー

毎週土曜日は伊勢崎と玉村町で「こども囲碁教室」の指導スタッフです。
私の担当クラスでは、生徒の対局棋譜をパソコンに記録するようにしています。
対局者が奇数の場合は、対局から外れた生徒に棋譜の入力をお願いしています。ほとんどは快く記録をしてくれますね。
記録した棋譜は手順を再現して、良かった手、問題の手などを検討します。

リーグ戦の対局中に着手のコメントをすると、生徒はいい顔をしません。これは大人も同じでコメントなどで中断すると、流れが変わりますからね・・・
対局後に検討できればいいのですが、手順を記憶するのは難しい。その点、パソコンで記録した棋譜を再現すればOKということです。

ただ、棋譜解説も真面目に取り組んでいる生徒には勉強になりますが、そうでない生徒には・・・

   ◇   ◇

まだパソコンが普及していない時代は大変でしたね。
碁罫紙に手書きで番号を書いていくのですが、長いコウが続くとワケが分からなくなってしまいます。

ただ、便利になったからといって即、棋力アップにつながるというものでもありません。
囲碁に限らずレベルアップには、基礎体力(囲碁の場合は読む力)を鍛えるための反復トレーニングが必須ということでしょうか・・・

   ◇   ◇

明日は「玉村町こども囲碁入門教室」が行われます。
参加予定者は50名(こども29名、大人21名)と、予想以上となりました。

意外と思ったのは同伴の大人が多いことです。
これを機に「家族で囲碁」、という流れが定着すれば嬉しいことです。

「いつやるか? 今でしょ!」 

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