JR西日本福知山線脱線転覆事故は、一般には、脱線事故と表記される。
しかし、なぜ脱線だけなのか。転覆事故ではないのか。
車輪が脱線しただけではない、という強い思いがあります。
このブログのカテゴリー「JR西福知山線脱線転覆事故と安全」は事故当日からの思いを書いてきました。
ご冥福をお祈りいたします . . . 本文を読む
毎年、4月になると岩清水日記のカテゴリー「JR西福知山線脱線転覆事故」への検索が増えてきます。
私の推察では、報道記者が事前調査のためネット検索をしているのではないかと。
このカテゴリーには、被害に遭われた方々への取材を転記しており、その方々への検索となっているようです。
その人々の今を取材することは記者なら考えるはずです。
災害大国日本ですが、人災は防げる災害です。
この事故の教訓を忘 . . . 本文を読む
スキーバス事故の原因追及が進む中であまりにひどい管理体制と人命軽視の姿勢が明らかになった。
氷山の一角と言わざるをえないだろう。
日本の歴史を見ていくと人名軽視が根強いことがよくわかる。
戦前、戦中の「人の命は赤紙五銭」という風潮が典型だ。
ほとんど大型バス運転の経験のない運転手を採用し、実際に峠道で運転させる。
かけがえのない人々を載せているという緊張感がまるでない。
これは韓国フェ . . . 本文を読む
バス会社、企画会社ともに、安全ということに配慮がない。
バス会社にとって夜行運行というのは、負担のかかる事業だと思う。
夜間に長時間、運転するということは運転手にかかわらず人間として相当無理をしている。
未明に睡魔が襲うことは当たり前のことだと思う。
今回の事故が居眠り運転だとは断じるのは早いけれど、それに近い精神状態だったはずである。
年齢も65歳で大型バスの経験はほとんどないという。 . . . 本文を読む
韓国の旅客船遭難の報に心を痛めている日々です。
JR西日本福知山線脱線転覆事故が思い出されます。
9年前になります。
このブログを始めたばかりの頃でした。
私なりに図書館に通い調べました。
昨年は事故現場に慰霊に行きました。
カテゴリー「JR西日本福知山線脱線転覆事故と安全」では84本の記事を書いています。
読み返してみたいと思います。
昨日の朝日新聞では、遺族の方が「組織罰」を求めて活動を . . . 本文を読む
以下の記事は12年の5月に掲載したものですが、アクセスが多いので再掲載します。
全国のセーフティ・バス会社についても最新版にしました。
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私は知りませんでした。今朝の朝日新聞(2012年5月8日)に掲載されていました。
貸切バス事業者安全性評価認定制度の概 . . . 本文を読む
東北から帰ってきて、岩清水日記も再開です。
今日は4月25日。
慰霊の日です。
尼崎に行きました。
8年が経ちましたが、遺族の方々の時間はあの日から止まったままです。
このブログでは、80数本の文章を書きました。
当時のJR西日本の安全への意識は薄れていました。
営業が優先されていたのです。
規制緩和の負の一面が表面化した大事故でした。
信楽鉄道事故以後、被害者遺族が原因究明や再発防止へ取り組 . . . 本文を読む
ボーイング787機、一昨年初飛行した最新鋭機だ。
中国地方と羽田を結ぶ路線の目玉だ。
岡山~羽田間は、新幹線客を奪えとばかり華々しくスタートした。
それが、今年に入って毎日のようにトラブルのニュースが飛び込こんでくる
電気関係のトラブルが多い。
しかし、操縦士と乗客にとっては、たまったものではない。
電気系統の故障は、操縦不能になることも想定される。
急降下、緊急着陸も必要になる。
山口空港か . . . 本文を読む
12日付、朝日新聞の記事を読みました。
記事を読んでひとつ大きな変化があった。
それは、今まで「脱線事故」という書き方をしてきた新聞が今回は「脱線転覆事故」となっていることだ。
事実はそのとおりで、今までの「脱線事故」という書き方では事故を正確に表していない。
どのような経緯で変わったのか知らないけれど、安堵とした。
事故が遠ざかるに従い、文字からみる印象が優先されるようになる。
重要なことだ。 . . . 本文を読む
2006年4月25日から7年が経過しました。
事故の発生時、テレビ報道が混乱し全容の把握に時間がかかったことを思い出します。
当ブログでも、事故当日から書き始めた79のメモを、「JR西日本福知山線脱線転覆事故」というカテゴリーで分類しています。
このブログは「石井十次」とこの「JR西日本福知山線脱線転覆事故」の二つのカテゴリーが長期にわたる覚えとなっています。
107名が死亡、562名が負傷し . . . 本文を読む
このブログでもこの事故の直後から定期的に記事を書いてきました。
当時、JR西日本は営業を重視し安全面を軽視していました。
これは国鉄民営化以来の経営方針です。
そのことが事故の原因の一つであることは確かです。
ATSの設置が進まなかったことの理由は、利益に貢献できないことに投資はできないからです。
業務計画書をみても安全は軽視されていました。
なお、事故名については、新聞等ではJR宝塚線脱線事故 . . . 本文を読む
4.25ネットワークとJR西日本が共同で報告書を本日公表しました。
報告書の内容は25日21時現在ネット上には載せられていません。
要旨は以下の記事に掲載されていました。
なお、このブログでもカテゴリー「JR西福知山線脱線転覆事故」として、事故当日から77の記事を掲載しています。
大事故を追及すると必ずヒューマンエラーにたどり着きます。
このことをJR西福知山線脱線転覆事故から学びました。
. . . 本文を読む
写真のキャプション:
電車の激突でえぐれたマンションの壁。
大勢の遺族や関係者が訪れるなか、
子ども2人を連れた女性は、
傍らにいた女の子を抱きしめた。
男の子はその背中をさすり続けた。
=兵庫県尼崎市、小林裕幸撮影 . . . 本文を読む
私たちは、多くの人間の手による事故を体験、あるいは見聞してきました。
特に、2005年4月25日午前9時17分に発生したJR福知山線脱線転覆事故は、記憶に新しい大事故です。
なくなられた方々や遺族の方々、負傷した方々、の事故後の日々の思いは、私の想像のおよばないところです。
今朝の朝日新聞には、乗務していた車掌が初めて命日の今日、現場を訪れるという記事が掲載されていました。
一瞬にして事故前 . . . 本文を読む
ここ数日、このブログのアクセスが増加しています。
なぜか?
アクセス解析をみてみると、 JR西福知山線脱線転覆事故のカテゴリーにアクセスが集中している。
報道関係の人々だろうか。
インターネットで関連記事を探しているのかもしれない。
新聞記事にも、JR西福知山線脱線転覆事故のことが増えてきた。
5年の歳月が経過した。
その間に、多くのことがありました。
JR西の行動は、被害者や遺族の方々に失望や . . . 本文を読む