岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

「JR宝塚線事故 歴代3社長強制起訴へ 検察審査会議決」 朝日コム

2010-03-27 08:53:36 | JR西福知山線脱線転覆事故&安全
当ブログは、JR西福知山線脱線転覆事故を継続して記事にしています。 今回の神戸第一検察審査会の「起訴議決」は、重要な歴史的意味を持ちます。 ひとつは、司法制度に関すること。 起訴、不起訴処分を決定することが、ほとんど検察庁の独占業務だったことへの風穴。 検察庁の改革へと繋がることを期待します。 二つ目は、事故を現場の担当者の責任だけにとどまらせないこと。 企業トップの経営姿勢による刑事責任か . . . 本文を読む

今週は京都美山町案内の記事のみでした。

2009-11-20 22:07:08 | JR西福知山線脱線転覆事故&安全
書きたい記事もあったのですが、時間がありませんでした。 少し触れてみます。 JR西宝塚線脱線転覆事故における漏えい問題です。 このブログではJR西宝塚線脱線転覆事故を追ってきました。 ここにきて、漏えい問題が発覚したのはご存じの通りです。 原因追及のため第三者委最終報告書が作成され、おかげで事故原因の「本丸」に迫ったように思います。 怪我の功名のようでもありますが、敵失なくしてここまでの報告書 . . . 本文を読む

JR西 組織的関与だった。

2009-09-27 20:33:26 | JR西福知山線脱線転覆事故&安全
山崎前社長と旧友の一線を越えた不祥事と思ったら、 なんとJR内部にある対策審議会からの指示という。 今度は、事故調部会長への約10回にわたる接触が明らかになった。 その対策審議室の室長は、現副社長になっている。 事故調(国土交通省航空・事故調査委員会)の委員は10名。 鉄道担当は4名。 そのうち、旧国鉄出身はなんと3名! 後一人は、大学教授。 私鉄関係者は一人もいない。 鉄道担当以外は航空担当。 . . . 本文を読む

一線を越えた二人

2009-09-26 09:51:42 | JR西福知山線脱線転覆事故&安全
耳を疑うニュースだった。 「宝塚線脱線転覆事故最終報告書案 事故調委員 JRへ漏えい」 ※朝日新聞9月26日朝刊一面見出し そして、漏えい先は、山崎前社長。 漏えい元は、国鉄時代の先輩。 前社長の東京出張時に二人で情報の受け渡しをしていた。 その上、報告書案の修正を図っていたという。 私もこの事件の経緯を見てきて、山崎氏には情状酌量の余地があると考えていたのだが。 このニュースには失望した。 . . . 本文を読む

どう考える。山崎社長起訴(福知山線脱線事故)。

2009-07-09 21:05:28 | JR西福知山線脱線転覆事故&安全
私のニュースを聞いた印象は。 「起訴するんだ。でも山崎社長一人を?」 この事故は、事故当日からブログに書いてきました。 特に気になったのは、JR西の首脳陣は、安全を優先順位の下位に置いていたことです。 収益重視、収益優先のためは、関西の私鉄との競争に勝つことが不可欠でした。 そのためには、高速化、路線の相互乗り入れ、車両の軽装化、見た目のよさ、駅舎の改装、楽しめることの優先。 このように事業を . . . 本文を読む

資料:JR西社長を在宅起訴 宝塚線事故「安全対策怠る」

2009-07-09 06:10:09 | JR西福知山線脱線転覆事故&安全
2009年7月8日23時47分 朝日コムより。 この事故より目を離すわけにいきませんので、全文転載します。 なお、山崎氏はJR西日本社長を辞任表明。 なお、過去の記事は、カテゴリー「JR西福知山線脱線転覆事故」にまとめています。 転載:  107人が死亡、562人が負傷した05年4月のJR宝塚線(福知山線)脱線事故で、神戸地検は8日、96年の現場カーブ付け替え時に自動列車停止装置(ATS)の設 . . . 本文を読む

「生き残ってなお…~JR脱線事故の負傷者たち~」

2009-05-07 06:07:45 | JR西福知山線脱線転覆事故&安全
5月6日。帰宅してテレビのスイッチをオンにすると「ホリデーにっぽん」が 始まっていた。 NHK神戸制作「生き残ってなお…~JR脱線事故の負傷者たち~」だった。 ふたりの若い負傷者の方の「生き残ってなお・・・・」だった。 一人は、このブログでも取り上げた昨年10月に亡くなられた男性。 もう一人は、1両目に乗車していて奇跡的に救助された若い女性。 ともに事故後、重いPTSDに悩まされ続けている( . . . 本文を読む

明日は4月25日。福知山線事故を想う。

2009-04-24 06:31:29 | JR西福知山線脱線転覆事故&安全
JR西福知山線脱線転覆事故から明日で4年です。 人々の記憶から薄れているかもしれませんが、当事者や家族の方の悲劇や苦悩は今も続いています。 朝日新聞には、負傷者の方のアンケートや、「PTSD 死を選んだ25歳男性」についての記事が掲載されています。 負傷者の方のアンケート(回答者68名)では、4年後の今も「事故後の精神面での変化は今も続いている人」は 全体の3分の1となっています。カウンセリング . . . 本文を読む

あれから 4年に。

2009-03-20 10:03:07 | JR西福知山線脱線転覆事故&安全
週末に京都に帰ると、新聞やテレビ放送が関西版になる。 JR西日本福知山線脱線転覆事故の記事も読むことができる。 京都に居る時は、事故の記事を読むことが多かったが、岡山ではこの記事に触れることは少ない。 ということは、関西に住むブロガーが、この事故のその後を発信することに意味があるのではないか。 JR西日本福知山線脱線転覆事故が起きたのは、2005年4月25日の9時17分。尼崎駅手前のカーブだ . . . 本文を読む

起訴視野に詰めの協議

2008-12-14 22:02:41 | JR西福知山線脱線転覆事故&安全
資料 朝日新聞2008年12月14日付 要約 神戸地検は、業務上過失致死傷容疑で、すでに書類送検されているJR西日本の 山崎正夫社長他、歴代幹部9名の刑事処分について一部を起訴する方向で大阪高検と 詰めの協議に入った。 この容疑は96年12月に現場となった尼崎駅近くのカーブの付け替え時に、 予想すべきであった脱線事故に備えてATSを設置すべきだったにも関わらず、 これを怠たり事故を発生させたことで . . . 本文を読む

運輸安全委員会、10月に発足:毎日新聞9月13日掲載

2008-09-15 10:52:42 | JR西福知山線脱線転覆事故&安全
国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会と海難審判所が統合して10月に 運輸安全委員会が発足する。 運輸安全委員会は、調査体制の一層の強化を目指すとともに、事故の原因企業などに 直接勧告できる権限を与えられ、被害者に情報提供する役割を担う。 ※事故後の情報開示、情報提供ができていない現状を改善できるか。 見守っていきたい。 写真は近江高島の岳山の中腹にある大灯篭。 下に臨むのは奥琵琶湖の湖畔。 . . . 本文を読む

幹部ら5人起訴に道筋、兵庫県警 尼崎JR脱線  神戸新聞

2008-09-05 22:05:02 | JR西福知山線脱線転覆事故&安全
神戸新聞WEB版  尼崎JR脱線事故を捜査してきた兵庫県警は、山崎正夫社長ら幹部、元幹部五人に起訴の可能性を残す厳しい意見をつける方針だ。大規模被害を招いた過去の鉄道事故をみると、刑事責任が問われたのは、運転士をはじめとする事故現場にいた社員らが多く、専門家は兵庫県警の捜査を「過去の事故と比べ、幹部に対し踏み込んだ判断をした」とみている。 まず、尼崎JR脱線事故ではない。 「JR西福知山線脱線転 . . . 本文を読む

ベストテレビ「私は生きる~JR福知山線事故から2年」毎日放送

2008-06-16 23:34:06 | JR西福知山線脱線転覆事故&安全
2005年4月25日に起こったJR福知山線脱線転覆事故の被害者と家族の 2年間を追ったドキュメンタリーを観た。 私はこの事故の瞬間は自宅のテレビの前にいた。 第1報は、線路に車が入って衝突事故が起こったという程度だった。 しかし、時間が経過するに従い、とんでもない大事故が起こっていることが わかってきた。JRの説明は二転三転し、事故の全容の把握ができなかったことを 覚えている。 このドキュメン . . . 本文を読む

資料:「新車体 強度強める」 5月22日毎日新聞記事 

2008-05-23 10:09:35 | JR西福知山線脱線転覆事故&安全
JR西日本は21日、7月に完成する新車両から、車体の 強度を従来より高める方針を明らかにした。 福知山線脱線事故では、マンションに衝突した車両が 折れ曲がったり、押しつぶされて死傷した乗客も多く、 「車両は横からの衝撃に弱い」と指摘された。 新車両は側面強度も高め、衝突しても車内空間が 残るようにする。 今年度製造する40両から設計変更をする。 福知山線や東海道線の新快速に使う車両が対象となる . . . 本文を読む

鉄道車両の安全性。

2008-04-29 10:57:09 | JR西福知山線脱線転覆事故&安全
先日、NHKのクローズアップ現代を観ました。 日本の鉄道車両の安全性について、誰も関心がないという内容に 本当に驚きました。 安全性というのは、とりあえず強度のことです。 福知山線事故で、折れ曲がり、つぶれた車両に驚きました。 その前には東京地下鉄線で高校生が華奢な車体のため、 なくなられた痛ましい事故がありました。 鉄道(衝突)事故は起こらないという前提で車両は設計されているのです。 関係者は . . . 本文を読む