岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

FOUJITA (藤田)3

2006-06-05 22:37:40 | 日本の仲間
1913年。フランスに渡った藤田の前で第1次世界大戦が始まり、日本からの 仕送りも途絶え、赤貧洗うがごとしの生活を余儀なくされる。 そして5年後、ようやく藤田独自のスタイルが完成する。 これが「乳白色の裸婦」である。 実物をみると画集では表せない細かな線と色使いに驚く。 当時のフランス人の驚きがわかるようだ。 この油彩は水彩と見間違うほどに淡く感じるが、実際現物をみると思いの ほか立体感がある。 . . . 本文を読む