長島への初回の旅は終わった。
6月の下旬に訪問したのだから、1か月前だった。
それから、何冊かの本を読んだ。
読まなければならない本の多さに驚いた。
そして、「ハンセン病」が教えてくれる世界の広さにも。
「ハンセン病」問題は、大きな山脈にたとえられよう。
いくつも頂上があり、その頂上にたどり着く道もいくつもある。
道に迷わないわけがない。
道を迷えば足元を見ていた視線を、上を向ければよい。
そこに . . . 本文を読む
一朗道から下るとカソリックの教会があった。
バス停があって「ロザリオ下」とある。
あけぼの団地と望ヶ丘団地の間を歩く。
角のラジオ放送が聞こえるだけで、すれ違う人もいない昼下がりである。
再び、北側の入り江が見えるところに来た。
下には住居と中央介護棟が見える。
下りていく。
介護棟の横を通る。空いている部屋も多い。
時折、建物の中から声が聞こえる。
ここから駐車場に戻る。
車に乗り、ペットボ . . . 本文を読む