岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

【長島愛生園】あけぼの団地から中央介護寮を通って歴史館に戻る。

2008-07-20 05:10:54 | ハンセン病
一朗道から下るとカソリックの教会があった。
バス停があって「ロザリオ下」とある。
あけぼの団地と望ヶ丘団地の間を歩く。
角のラジオ放送が聞こえるだけで、すれ違う人もいない昼下がりである。

再び、北側の入り江が見えるところに来た。
下には住居と中央介護棟が見える。
下りていく。
介護棟の横を通る。空いている部屋も多い。
時折、建物の中から声が聞こえる。
ここから駐車場に戻る。

車に乗り、ペットボトルの水を飲む。
エンジンを掛ける。
入り口の小さな橋を渡る。
長島愛生園が背後になる。

邑久長島大橋に向かう途中、邑久光明園に立ち寄る。
ここは、愛生園とは別に長い療養所の歴史がある。
車で園の中に入っても、住居の中に生活が息づいているのがわかる。
見学者は少ないのではないだろうか。
気を使う。
海沿いの緑地にある記念碑を写真に撮り、邑久長島大橋に向かう。
大橋では車を降り、係りの人に挨拶をして、写真を撮った。

限られて時間だが、多くのことを学んだ。
こうしてブログを書いていると、なにを見てきたのか、整理できる。
次回訪問のために必要なことだと思う。

書物を読み、現場を見て、ブログに書き込む。
そうして、関係者の方にも繋がっていくことができればと思う。

写真は、愛生園の丘の上から、邑久長島大橋を望む。写真の真ん中あたりに
映っている。
ここから3.5km先である。
文字通り「人間回復の橋」である。


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