防衛省から防衛庁へＵターン。

逮捕された守屋前事務次官が、庁から省へと昇格に尽くしたと言う。
ならば、今度の件で、元の庁へ降格してもらわなくてはならない。

宮崎容疑者と守屋容疑者夫婦が街の中を歩く映像がＮＨＫで
流されていた。今年の６月の映像と言うから、半年前から
メディアは情報を入手していたということ。
この映像を観ると、金を握っている商人の後から、
たかっている武士がとぼとぼ歩いて感じだ。
金を出すほうは強い。
庁内では絶大な権力を持っている男も、宮崎容疑者との間では
頭が上がらない関係になっていたのだ。

小池ＶＳ守屋騒動以前から、噂は広範に流れていた。
もちろん、われわれには知るよしもなかった。
守屋容疑者は、庁内は「人事」で取り仕切り、
自らは、宮崎容疑者に金で取り仕切られていた。
現金４００万円の贈与の話を上がってきた。
しかし、これではとても収まらない。
守屋が金の亡者なら、１億円。
そうでなければ、５０００万円という金が流れていただろうと考える。

世の人々は、守屋容疑者の妻とは、どんな人物だろうと思っていただろう。
夫の上を行く「タカリ屋」だ。
この女への貢金の方が、本人より高いはずだ。
もし、普通の感覚の女なら、守屋前事務次官は、このような破滅に
陥らずに済んだかもしれない。
その意味で、これは前代未聞のスキャンダルだろう。

今日は、出来の悪い映画の話をしている気分になった。

この事件、どのように広がるのか。
国民にたかった欲深い夫婦の話か（そのようにしたい人間は多い）。
亡国防衛庁＋政界事件なのか。
目を離せない。