第2回ケアマネジメント勉強会は終了しました。
テーマは、「暫定プランと自己作成扱い」でした。
暫定プランとは、介護保険の要介護認定が確定していない期間のケアプランのことです。
「とりあえず」プランです。
基本的には、認定が確定するまでの仮のプランであり、認定が確定すればお役御免となります。
では、暫定プランはどのような時に作成することになるか。
考えられるのは次の3つです。
1.認定の申請をすると同時に介護保険サービスを利用する。
2.利用者の状態が悪化(改善も)して区分変更を申請した場合。
3.新認定が遅れ、有効期間が切れてしまった場合。
問題はだれが暫定プランをつくるか。
結果がどうなるかわからない暫定プランをつくるという作業には、皆さん(居宅も包括も)消極的です。
消極的なことで不利益をこうむりやすいのは利用者の方々です。
区分変更申請に消極的になるからです。
自己作成とはマイプランですね。
自己作成扱いとは、「自己作成とみなす」ということで、自己作成ではありません。
支援事業所(居宅と包括)が利用者に代わって取り扱うという意味です。
自己作成扱いになれば、保険者から支援費に支払いはありませんから、保険者は費用がかからず、
支援事業所は無償業務となります。
参加者の顔は、「複雑、分かりにくい」...。
1時間のショート勉強会でした。
さて、明日は大学実習生と同行訪問日です。
8月の実習本番に向けてのガイダンス(?)実習です。
私の担当は、家庭訪問同行です。
最近、エルバーフェルト制度や方面委員の文章を読んでいるので、私たちの業務の歴史的な話を
してみようかと思っています。
また、地域を回るということが、都市の深淵をたどることでもあると感じてもらえれば思います。
明日訪問する地区は、岡山4聖人といわれる石井十次とぺティ・アダムスが慈善事業をしていた地区周辺です。
(あと二人は、山室軍平と留岡幸助)
なぜ、この地区が彼らの慈善事業の対象になったのか、現地に立てば、今でも感じることができます。
20歳の若者の感性に訴えてみたいと思います。
※写真は京都・新島会館
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