岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

『近代日本の社会事業思想ー国家の「公益」と宗教の「愛」―』 姜克實 著

2011-06-01 22:23:47 | 


ミネルヴァ書房 2011年
著者は、中国天津出身 岡山大学院教授

著者は本書の主旨について
「歴史の一過程の考察を通じて、今日の社会生活にもつようする国家と宗教、さらにその延長線に位置する、
政治面の権力と自由、社会保障面の公益と愛の関係を再考することにある」と書かれている。

興味深いテーマですが、さらに石井十次について第2章で70ページにわたって論じていることで必読の書となってしまいました。

十次と信仰については、かつて石井十次日誌を読んでいても、理解の及ばないことが多かった。

ぜひ読みすすめたい。

また感想を書くことができればよいのですが。

※岡山県立図書館にて。

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