岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

やっと週末です。

2006-06-30 23:55:40 | 日本の仲間
厳しいウイークデイでした。
ブログを書く余裕もありませんでした。
立ち止まって考えることの必要性を痛感しています。

この3ヶ月、役所の中で仕事をしていますが、
初めての経験です。
そしてとても不思議な経験でした。
暗黙知の塊が役所というところだと知りました。
ほとんどミーティングもありません。
マニュアル化することもありません。

同じセクションに長くいるというのが前提なので
マニュアルの必要性を感じていないのでしょう。
新入りにはバリアが多いところです。

もちろん、同じ業務を長くしている人が多いので仕事も抱え込んでいる。
どうして仕事が進んでいくのだろうかと不思議に思いますが、
自分の穴でこつこうと励んでいるようです。
とにかく書類と押印が多いのも驚きです。

さて、役所は思いのほか多くの仕事をこなしています。
パソコンソフトを利用することでその仕事がこなせています。
それでも定時退社は8割にもなります。
企業に比べて仕事量は少ないということになるでしょう。

部長や幹部、首長の影がとんと薄く。課長が前線の長です。
ですから課長までは動きが見えてもその上はとんと見えません。
たぶん自分の部の構成員と話したことのない部長も多いのでしょう。

もちろんそれなりに優秀は職員ですから処理能力はあります。
しかし人の顔が見えません。

自分自身の考えがないようにしか思えないことが多いのです。
職員の顔が見えないのが役所でしょうか。

これは一役所のことですが他も似ていると思います。

もっとも日本的な職場といえるでしょう。
貴重な体験には違いありません。

写真は京都市の南部です。


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