岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

「新高齢医療 公費は減」 朝日新聞5月24日:資料

2008-05-25 10:58:42 | 社会福祉士
厚生労働省は民主党に試算を示した。

08年度の新医療制度での公費負担予想は
5兆9100億円という。
もし、制度改正なしの場合はどうなるか。
6兆5300億円。
すなわち、新制度になると、公費は削減されるというのだ。
これは財源全体でみても、新制度は52%の公費負担。
改正なしの場合は、55%の公費負担というから、
政府は、この制度で公費負担を軽減できるけだ。

福田首相の弁も載っている。
「前の制度では、高齢者が増えて(医療費)を支えていくのが無理。
今度は高齢者に集中的に税金を投入していこうと決めた」

この福田首相の発言には問題がある。
医療費削減目的で新医療制度を作ったのだから、公費が削減されるのは
当然のことである。それを、否定するから訳がわからなくなっている。
75歳未満の負担割合は逆に増えている。
3兆4400億円→3兆5500億円。
本人の窓口負担も増えている(1兆200億円→1兆1000億円)。

この数字を見ると、三方損ではなく、国の一方得になる。
このような数字が今になって開示されるというのも驚く。
2006年の試算という。この数字が開示されないまま、
国会決議が行われるということが当たり前だったのだろうか。

どんどん明らかになる。
都合のよい法律が作られていったか。
だれに?

わたしはあなた。あなたはわたしのはず。

写真は中の島のバラ園

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