岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

各紙の開票予想とは?

2005-09-05 08:51:17 | 国民と国会と政治
この時期の新聞社予想こそ、読めないといわれる。
実態は、各紙の記者の感触と、アンケートデータが
かみ合わないのだ。
各紙は分析と称して、アンケートデータを編集する。
生のデータだけでは予想できない。
そこで記者の感触と世論調査を元にして
各紙の予想となる。

さて、アンケートであるが、かっては面接調査だった。
現在は電話調査だ。何が違うか。
予想できることは、面接調査は回答率が高い。
面接調査はいいかげんにこたえ難い。
電話はその逆といわれる。

すなわち、現在の調査方法は、かってより信用できない。
しかし、全国紙が行なう調査はサンプル数だけで
15万といわれるから、費用は1億以上だろう。

ならば紙面に反映しないわけにいかない。
(各社の競争上という理由もある)

さて、実際に「開票予想」はどのように紙面に
反映されるのだろうか。
紙面では、極端はことは書けない。
例えば、当選確実だとか、落選するということは書けない。

よく使われる言葉に「しのぎ合っている」
「はげしく追い上げている」。
「党の支持基盤の何割を押さえた」。

一般の読者には、わかりにくのではないか。
しかし、記者がこの言葉を使うときには、かなり厳密に
言葉の定義を行なっている。
漫然と「しのぎ合っている」のではない。

選挙のプロはそこを読むわけで、そこから読み人は自らの
分析を行なうことになる。
新聞はあくまで2次資料である。

さて、あなたは各紙予想をどのように分析されますか。

続く。


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