岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

キャスティングボードを国民新党が握る。

2005-08-18 23:36:26 | 国民と国会と政治
これが実は国民新党の狙いかもしれない。
今まで公明党が握っていたが、自民と公明で過半数が
とれないとなれば、確かに価値ある新党になる。
そのためには25人の当選者が必要ならしい。

どうも日本には2大政党が成立しないようだ。
小選挙区制→2大政党になるはずだが、ならない。
これはやはり風土(文化)というものだろう。
政権に無縁な社民党や共産党に1票を入れる人は、
政権ということに頓着していないのだろう。

自らの思想に近い政党があればとにかく1票を入れる。
その票が死に票になることもあまり気にならない。
国会に自分たちの代表が何人か送りこめれば、溜飲が下がると
いうわけだ。
どうもこのように考える人が国民の2割程度はいるのだろう。

石原知事が、今度の選挙で社民党がなくなると話してしたが、
私は当らないと思う。
「清美と瑞穂」で生き残ると思う。
生き残れば、それを可能にしたのは日本の風土ということに
なる。
今回の選挙が興味深いのは、日本人の風土がわかるからだ。

党の中に党ができるのも、日本的だ。
今までの自民党は少し極端だが、やはり日本的だった。
それを変化させたの、田中角栄である。彼の負の遺産である
金権政治の後遺症に自民党は悩まされた。

その田中角栄と小泉純一郎の類似点はなにか。
人の話を聞かないこと。
そして、強権政治だ。
ただ、この強権は日本の風土に馴染まない。

日本帝国主義も滅び、田中も滅んだ。
小泉も滅ぶだろうが、どのように滅ぶか、大変興味がある。
小泉の滅び方をみれば、日本の風土の変化が少しは
わかると思う。

9月11日の開票を今の時点で占ってみよう。
まず伸びるのは、民主党、国民新党※、社民党、
現状維持か減少は公明党
落ち目は、自民党と共産党。
大地は1議席は獲るだろう。

かなり大胆な考えか。それとも納得できるか。

簡単な説明をしておこう。
・人気はあるが選挙に弱い小泉自民党。
・人気はないが選挙に強い民主党。
・日本的な受けが期待できる国民新党。
(新党は最初の選挙だけは風が吹く)
・穴から這い出す社民党。
・自公連立選挙が不発の公明党。
・共産党は現状維持も苦しそう。

この予想だと、政権政党が変わりそうだ。
すなわち、小泉自民党は今がピークということだ。
早めにピークがくると本番がしんどくなるのだ。

また何日かすると占ってみよう。

アメリカの選挙は祭のようだ、というけれど、
日本には日本の政治の祭があると納得できる8月です。

小泉の選挙区に元レバノン大使の天木直人さんが挑戦する。
大変興味深い人だ。闘いぶりに注目しよう。

※新党だから議席が増えるのは当たり前だが、得票数も増えると
考える。

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1 コメント

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2005-08-22 12:47:53
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