岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

ハードルめっぽう低い小泉自民。

2005-08-19 12:53:17 | 国民と国会と政治
退路を断ったといわれる小泉氏。
追従したといわれた岡田氏。

数字で検討してみた。
すると、とんでもないことがわかった。
私が無知なだけかもしれないが。

まず、小泉氏は自公で過半数を獲らなければ
退陣するといった。
これがどんなに大変なのか,数字でみると、
解散時、自民党は249議席、公明は34議席。
合わせて、283議席だった。

衆議院は定数480議席だから、過半数は240議席以上。
283議席から240議席は引くと43議席。

ということは刺客が全滅しても余裕で過半数をクリア
するということ。
(公明党は現状維持として考える)
これでは、5段階評価の2でも退陣しなくてもよいことに
なる。なんとも低い背水の陣だ。

一方、岡田氏の「退路を断つ」の中身はどうだろう。
解散時、民主党は175議席。
半数が240議席だから、65議席以上新たに獲らなければ
過半数を超えない。
とんでもなく高いハードルだ。
各都道府県で1.5議席増やさなくてはならない。
もしこのハードルを越えるようなことがあれば、まさに奇跡だ。
もちろん、5段階評価の5に違いない。
同じ退路を断つといってもまるで違う。

前稿を訂正しなくてはならなくなった。

<この予想だと、政権政党が変わりそうだ。

ということは、奇跡でも起らなければありえないということだ。
数字の裏付けなく書いてしまった。失礼しました。

しかし、小泉氏自身の低いハードルにもかかわれず、
自民が20議席程度減になれば死に体になることは
確かだろう。

ところでマスコミは、このような数字を報道しているのだろうか。
寡聞にして知らない。

※写真は今日の夕日です。空が高くなり、秋の風もふきだした
ようだ。暗示的?

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