米国やイタリアでマスクが義務付けられ、その効果についての考察です。
山中教授が内容を紹介しています。
Zhang et al., Identifying airborne transmission as the dominant route for the spread of COVID-19.
米国科学アカデミー紀要 6月11日オンライン版
https://www.pnas.org/content/early/2020/06/10/2009637117
(内容)
新型コロナウイルス拡大の中心は、武漢からイタリア、そしてニューヨークと移行した。この3か所における対策と、感染者数の動向を比較検討した。その結果、Social distanceやLockdownの効果は限定的であり、イタリアでは4月7日に、ニューヨークでは4月16日にFace maskの着用が義務付けられてから、感染者の減少が促進された。新型コロナウイルス感染症においては、飛沫や接触感染よりも、微小飛沫(エアロゾル)による感染が重要であり、マスク着用が感染拡大に効果的であると考えられた。
(コメント)
シカゴの小山先生に教えて頂きました。マスクを外さなければならない食事時の対策が重要と考えられます。ニューヨークではマスクが推奨されてから感染者数の減少速度が加速した。
転載終わります。
※皆さんの努力でマスクカバーリング率が高い日本です。
このようなデータでマスクが評価されていることは、
暑い夏も工夫して頑張ろうという気持ちになりますね。
飲食の問題は難しいですね。
やはり外食産業は大変厳しいです。
集客を増やすという方向での対策もやりすぎると感染のリスクが増えます。
混まない店内とクリーンな環境を維持するためには財政的な支援の継続、また業態転換が必要でしょう。
新しい生活って、本当に難しいですね。
お読みいただきありがとうございました。