岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

中国の主導

2006-11-01 23:03:53 | 世界のなかま
北朝鮮が譲歩した。
6カ国協議が行われる。
中国が北の手綱を持っているということだ。
それは金と石油だろう。

アメリカはアジアに関わる余裕はない。
アジアのことはアジアに任せるとライス氏は触れまわった。
いわゆるアジア版NATOである。
戦後のアメリカのアジア政策は、個別2カ国安全保障である。
日米同盟こそすべてに優先するといった小泉の言葉は
戦後アジア外交の追認である。
しかし小泉が没交渉に入った間に アジアの外交は中国中心に
先を行ってしまった。
アメリカはアジアの覇権の中心に中国を置いた。
その中国を真ん中にアジア版NATOを創る。
もちろんイニシアティブはアメリカが握る。

ではアメリカ第一といってきた日本はどうなるか。
中国のようにアピールできるか。
とてもできない。
やはりほどほどの国として「憲法9条の国」を旗に生きること
しかないだろう。
今更 気張って何かできる国ではない。


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