岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

資料:霊長類通じて人間を知る 山極・京大教授

2009-05-05 09:28:07 | 社会福祉の源流
山極教授は、
「人間には言葉を身につける以前に社会を維持する能力が発達したとの考えに基づき、
霊長類を通じて人間を知るのが目的」という。

社会を維持する能力とは、互恵利他的な能力でしょう。
人間が人間たる所以に、この能力があったことを人間の原点としたい。

「講演:霊長類通じて人間を知る 山極・京大教授、思考の仕方を話す」/京都
5月3日14時1分配信 毎日新聞

 ゴリラ研究の第一人者が霊長類研究の最先端にいざなう講演「人類の進化を読み解くフィールドワーク」が2日、左京区の京都大であった。山極寿一教授が高校生ら約50人に研究に必要な思考の仕方などを話した。
 山極教授らはアフリカでゴリラなどを観察するフィールドワークを続ける。「まだ知られていないことについて、自分の目と手と足で証拠をつかみ、納得したことを世間に広める作業だ」と紹介。人間には言葉を身につける以前に社会を維持する能力が発達したとの考えに基づき、霊長類を通じて人間を知るのが目的だと説いた。
 種が多い地域ほど濃い色をつけたアフリカ大陸地図に加え、緯度と種の分布の関係を表すグラフを示し、「種は熱帯地方でどんどん作られ、そこから離れるにつれて広い範囲で暮らしている」と解説した。【朝日弘行】

※霊長類は森の住人。岡山津島遺跡。


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