
私たちの山の会は発足して17年経ちました。
前身の登山教室から数えると25年です。
当初は40代だった山の仲間はいまやバリバリの高齢者です。
キャリアは十分ですが、体力の低下はいかんともし難いです。
中には山から遠ざかる仲間もおられます。
長年楽しんできた登山は、生活の一部となっており生気を養う場です。
体力を維持し日々の生活に活力を与えます。
では、高齢になった時にこの貴重な「元気の源」をどう維持すればいいのか。
下山後の反省会という名の「打ち上げ」で話し合いました。
皆さんの共通の課題である加齢にどう対応するか。
話し合う中で明らかになったのは、
単に筋力の低下だけではないということです。
もちろん筋力は60代から急激に低下しますから、その対応も必要です。
が、もっとも注目されたのは、「ふらつき」「めまい」です。
筋力はあっても、ふらつくことやめまいがあれば、登山のリスクは増してしまいます。
例えば、休憩のために座った場所から立ち上がる時にふらつき足場から落下することもあります。
また下山時にふらつけば転倒につながります。
ふらつきの原因は数多くあると思います。
ほとんどの原因の元といえば脳の機能低下でしょう。
現象としては視覚聴覚の低下、反射神経の低下になります。
対策としては、まず機能低下を自覚することから始まります。
そして、ふらつきがあることを前提にした登山を行うこと。
具体的には、
下山には足場の悪いコースを選ばない。
休憩するときは、山側に座る。谷側には座らない。
急に立ち上がる等の「急」がつく行動をしない。
ストックを使用する。
などが思い浮かびます。
しかし、この対策はもっと深く医学的な知識も必要でしょう。
では「ふらつき」「めまい」は軽減することができるのでしょうか。
調べてみましょう。
わかるかな。