トランプ大統領がすべての選択肢を排除しないと宣言してから極東の危機が現実的になった。
空母はすでに近海まで達している。
ここまでくると米国も何らかの結果を得なければ引くに引けない。
チキンレースは、地理的にぎりぎりのラインまで来ている。
北朝鮮は暴発はしていない。
が、瀬戸際外交は刀渡りのような状態で続いている。
核実験を停止するには、北朝鮮に得るものが必要だろう。
それを交渉するのは中国しかないのだろう。
トランプに打つ手はない。
今まで米国も手をこまねいていたわけではないが、
中東に欧州に手を取られ優先順位が下位の北朝鮮に具体的な対策がとられなかったのは確かだ。
その間に北朝鮮の攻撃力が増した。これが実際はどの程度のレベルアップ化はわからない。
日米両国首脳がいうレベルの危機かどうかもわからない。
今まで、米国が武力行使を考えなかったわけではないことはよく知られている。
選択肢にいれなかったのは、韓国の被害が恐ろしいものになると推測されたからだ。
この被害の恐れが現在なくなったわけではない。
それどころか増していると思わなくてはならない。北朝鮮の戦力がアップしているというのは日米両国が認めてる。
ということは、将来の米国本土被害を防ぐために、今なら極東での戦火で済むと考えているとしか思えない。
トランプはあくまでアメリカ・ファーストなのだ。
安部政権が日本ファーストなら武力介入を認めてはならない。
戦争をしていけないとトランプにいわなければならない。
戦争は、これをしてはならない。今の戦争には出口はない。
戦争は始めたら最後、悲劇は何十年も続く。