岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

大阪市長選 自公崩壊過程進む。

2007-11-18 23:04:08 | 国民と国会と政治
今回の選挙結果は、自公のとっては言葉にできないほど
深刻だ。
特に公明党は、自らの組織を纏めきっただけに、
自民の不信感は深くなるばかりだろう。
両党の限界を明らかにした選挙となった。

もちろん、平松陣営も連合との関係もあり、
力強い発言もできにくく、今後の改革実行力に
不安がある。
にもかかわらず、にもかかわらずだ、開票直後に当確が
出るのである。
参院選の風は収まってはいない。
自公は衆院選の時期は延ばしたいにちがいない。
しかし、延ばすことができなくなる気配がある。
そうなれば、現与党の自壊はほぼ確実だ。

民意はどう動いているか。
「政権交代を一度やってみたらいい」。
大阪市長選が明確にした。
「新しい市長でやってみたらいい」。

まったく実績にない市長を誕生させるのである。
政権担当能力など「関係ない」のである。

実は、この傾向を進めた力に、東国原知事がいる。
実績のない知事(少しは勉強しているかもしれない)が、
あれだけのことができるのである。
平松氏のようなマスコミ人なら何かやりようがある。
「だめもと」でやらしてみようか。

これが民意というなら、国会でも十分起こりうる。
小沢党首の疑念は、杞憂に終わるかもしれない。

小泉大勝は自民延命策でしかなく、流れを止めることは
できなかったということになる。

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1 コメント

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政治の潮目 (bonn1979)
2007-11-21 06:32:15
まったく同感です。
いつもながら胸のすく分析です。

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していただいたことを知りました。
ごく狭い対象を考えていましたので恐縮です。

私のブログにも
貴ブログをBookmarkさせていただきました。
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