政治とはこのようなことができるのかと思わせた2018年4月27日でした。
思えば、1990年代に世界は激変し、戦争(紛争)地は中近東から中央アジアに集中することとなりました。
世界最強の軍事国である米国はアジアに手を突っ込むことで精神的な荒廃が国を覆ったように思われます。
もちろん、軍事産業はうるおい、IT産業も興隆しました。
そのような国富が精神に良いわけはありません。
「病んだ心がトランプ政権を生み出した」などと妄想しています。
一方、東アジアでは諸国が興隆し、貧富の差が拡がりながら富裕層が増大し、一見豊かになったように見えています。
例外の最たるものが北朝鮮というわけです。
軍拡に励み、核やICBMを作り、米国の脅威にさえなってしまいました。
若い独裁者は、まるで悪の権化のようでした。
ハリウッド映画の悪役のモデルのようです。
日本もJアラートを鳴らしていました。
ほとんどの国民はミサイルが身近に飛んでくるとは思っていませんでした。
衆議院選挙時点では、朝鮮半島の危機が迫るのは2018年初と想定されるので、早めに選挙をしておこうということが言われました。
圧力一辺倒で戦争の危機を煽っていたのは、実は日本だったのかもしれません。
日本政府の進め方では、圧力と屈服しかありません。
北朝鮮が「まいりました」というしかないのです。
しかし、北朝鮮は間違っても「まいりました」とは言いません。
日本政府は読み間違いました。
北朝鮮には、現在進めている手があったのです。
北朝鮮は日本政府の数段上手です。
もしかするとトランプさえコントロールされるかもしれません。
これが歴史の転換期です。
画像はタイム表紙。昨年6月。キム×トランプ・ツインズ