ハンセン病の療養所がある大島は、療養所関係者しか居住していません。
島全体が医療機関と言えます。
療養されている元患者の皆さんは平均年齢が80歳を越えて基礎疾患も抱えておられます。
島外から人を入れることはリスクを伴うことです。
この7月にはクラスターが発生したと聞きました。
集合地点である高松港桟橋では、検温、マスク着用のチェックがありました。
医療施設に入る時と同じ対応です。
参加人数も50名までと限定されました。
それでも島外からの参加者を招いてコンサートをすることの意義は大きいのです。
島に活気が戻る、大切なことです。
もちろんコンサート会場では拍手しかできません。
いつものコンサートではみんなで歌うことも多いのですが、それはできません。
元患者さんと島外の観客は席を隔ててコンサートを聴きました。
コロナは「隔離の島」というイメージをいやおうなしに想起させてしまいました。
来年は以前のコンサートに戻ってほしいですね。
写真を撮りましたので紹介させていただきます。ただコンサートの撮影は出来ません。
JRのマリンライナーで瀬戸大橋を渡ります。本島が見えています。昔は臨海学校の島だったけれど今はどうでしょう。
高松駅です。瀬戸大橋ができるまでは宇高連絡船の港でした。今は面影もありません。
よく乗りましたが、どこに桟橋があったのかもわかりません。
今の桟橋は瀬戸内芸術祭の入口となっているためアート作品もあります。
右に屋島が望めます(義経が活躍しましたね)。大島は中央奥にあたります。さらに奥は小豆島です。
桟橋です。左手のフェリーは女木島と男木島への連絡船です。海水浴客も乗ります。
乗船チェックの後チャーター船に乗り込みます。
満員です。
25分ほどで大島に着きました。向かいの船は官用船です。島関係の人を中心に無料で運行されています。
桟橋の工事をしていました。すごいことになっています。古い風情のあった桟橋はどうなるのでしょうか。
青松園と名付けられただけあって、松が美しいです。特筆するほどです。
貞明皇后の碑。
こちらが会場となる大島会館です。ここでオリエンテーションと持参したランチタイムです。
香川県は盆栽で有名です。元患者さんの作品です。
コンサート開始までにすこし時間がありますので島内を見学しました。
旧居住地の庭に解剖台が置かれていました。今はドームに入っていました。
浜辺に打ち捨てられていたものです。
貝殻がこびりついていました。記憶遺産です。大切にしなくてはなりません。
瀬戸内芸術祭の会場でした。家の中に木船が保管されています。
東側の海岸です。
井戸の跡です。水は貴重ですね。低いながら山がありますから溜まるのでしょう。
坂道を上ると西の海が見えます。左手奥が高松です。
教会がありました。
宣教師の方の碑があります。
教会には後ほど皆さんと訪問することになります。
大島会館に下る道からです。
大島会館前に集合しています。これから一緒に島内見学です。報道の方も大勢取材に来られていました。
納骨堂を向かいます。
続きます。
お読みいただきありがとうございました。
ウクライナに平和を!