進行役の高橋みなみさんは、母子家庭で育ったそうです。
彼女自身も当事者なのです。
剥奪指標の中の「人とのつながりの剥奪」を考える。つながりは生きていくために必要な土台です。
親子の大切な思い出が剥奪される。当たり前と思われている家族旅行ができない子どもが半数に及ぶ。
子どもたちは懸命に生きている。
病気の親(祖母)への支援。貧困の連鎖がうかがえる。一日の食費が家族全員で1000円ほど。
居住が安定していることの意味は大きいが。
食事は一品。
自己有用感が乏しくなる。
教育や経験の剥奪について。
この教育格差はショックだった。
子どもたちは塾や習い事に通いたいと考えているが親は今の生活で精一杯。将来のことまで考える余裕がなくなっている。
習い事の月謝でお米が買える。厳しい選択です。
お母さんを見送る子どもたち。
今までこの実態が見えていなかった。そんなことが許されるのか。
学習塾に通えなかった。誕生日に祝ってもらえなかった子ども。
貧困は根深い。こころも傷ついていく。
高橋みなみさんが子どもたちの思いに寄り添う。
東京都大田区の実態調査。
5世帯に1世帯が支援が必要とわかった。
剥奪指標14項目のうち、3以上剥奪されている世帯を支援が必要と考えた。
相対的貧困という指標も、一つの指標以上のものではない。
できない項目を見て、暗然とする。
こころにも大きな影響が。
自己肯定感が失われている。もっとも日本人全体にその傾向があることがわかっているが中でも子どもたちは…
つづく。