月曜日は冷たい雨なので、「県立図書館に行こう」となりました。
図書館では、新刊本などの棚をまずチェックします。
今日は、何があるかなと見るのですが、書店のように新聞の書評欄に載っている新刊本は
既にありません。
その代わり、誰も手をつけないマニアックな新刊本はありますぞ。
今日は3冊見つけました。
まず、その中の一冊が『主人在宅ストレス症候群』黒川順夫という診療内科医の先生の本です。
まさに現代の夫婦「間」の病理の本なのです。
先日の「現代の夫婦観(11月22日付)」の記事は、人生を低下する夫について書いたのですが、
この本は、夫に居座られる妻の苦悩と病理について臨床データをもとに書かれています。
(本の初版は1993年。この本は新版とのこと)
もっともこの本は2005年に出版されていますから、新刊ではありません。
この『主人在宅ストレス症候群』という病名は、黒川順夫医師がなんと平成3年に
学会にて発表されたというのです。
17年前のことです。
ということは、発表時期が1990年頃になるので、それを遡る10年程度前から、
このストレス症候群は存在していたことになります。
今、80代の女性はご自身が50代の頃、夫が在宅を始めたわけですから、この病気の新人ともいえます。
よく考えてみると、当時は偉い主人が毎日家にいたわけで、それはそれはすごいストレスに
なったと思います。
当然夫は自分かストレスの源になっているとも思わなかったでしょう。
このような場合、病気が治癒するのは、旦那との別れとなるわけで、
やはり、死別後、妻が元気になるのは医学的にみても正しいということでしょう。
ただ、今、定年を迎える団塊の世代は、かつての夫とは家庭での地位がかなり違うと
思われるので、『主人在宅ストレス症候群』から「妻不在ストレス症候群」となるのではないでしょうか。
最後に本の中で紹介されていた「在宅ストレス度チェックリスト」を引用させていただきましょう。
夫用と妻用があります。
各項目に「はい」か「いいえ」で答えてください。
<夫用>
1. あなたが家にいると、奥さんはゆううつそうですか?
2. あなたは趣味やスポーツに消極的ですか?
3. あなたは外出が嫌いですか?
4. あなたは自分を亭主関白だと思いますか?
5. あなたはなんでもチェックしないと気がすまないほうですか?
6. あなたは奥さんの意見を聞かないほうですか?
7. あなたは無口なほうですか?
8. 奥さんは自分の気持を抑えるほうですか?
9. 奥さんは趣味やスポーツに消極的ですか?
10.奥さんは外出が嫌いですか?
11.現在同居している家族は奥さんのみですか?
対して、<妻用>は、どうでしょう。
1. ご主人が家にいると、常にうっとうしいですか?
2. あなたは趣味やスポーツに消極的ですか?
3. あなたは外出が嫌いですか?
4. あなたはいつも自分の気持ちをおさえますか?
5. あなたはご主人に意見がいえないほうですか。
6. ご主人は亭主関白ですか?
7. ご主人は趣味やスポーツに消極的ですか?
8. ご主人は外出が嫌いですか
9. ご主人はなんでもチェックしないと気がすまないほうですか?
10. ご主人はあなたの意見を聞かないほうですか?
11. 現在同居している家族はご主人のみですか?
いかがでしたが、もちろん「はい」が多い夫婦がリスクが高くなるそうです。
もう一度、もちろん常に例外は存在します。
写真は雨に濡れるお城。県立図書館より。
図書館では、新刊本などの棚をまずチェックします。
今日は、何があるかなと見るのですが、書店のように新聞の書評欄に載っている新刊本は
既にありません。
その代わり、誰も手をつけないマニアックな新刊本はありますぞ。
今日は3冊見つけました。
まず、その中の一冊が『主人在宅ストレス症候群』黒川順夫という診療内科医の先生の本です。
まさに現代の夫婦「間」の病理の本なのです。
先日の「現代の夫婦観(11月22日付)」の記事は、人生を低下する夫について書いたのですが、
この本は、夫に居座られる妻の苦悩と病理について臨床データをもとに書かれています。
(本の初版は1993年。この本は新版とのこと)
もっともこの本は2005年に出版されていますから、新刊ではありません。
この『主人在宅ストレス症候群』という病名は、黒川順夫医師がなんと平成3年に
学会にて発表されたというのです。
17年前のことです。
ということは、発表時期が1990年頃になるので、それを遡る10年程度前から、
このストレス症候群は存在していたことになります。
今、80代の女性はご自身が50代の頃、夫が在宅を始めたわけですから、この病気の新人ともいえます。
よく考えてみると、当時は偉い主人が毎日家にいたわけで、それはそれはすごいストレスに
なったと思います。
当然夫は自分かストレスの源になっているとも思わなかったでしょう。
このような場合、病気が治癒するのは、旦那との別れとなるわけで、
やはり、死別後、妻が元気になるのは医学的にみても正しいということでしょう。
ただ、今、定年を迎える団塊の世代は、かつての夫とは家庭での地位がかなり違うと
思われるので、『主人在宅ストレス症候群』から「妻不在ストレス症候群」となるのではないでしょうか。
最後に本の中で紹介されていた「在宅ストレス度チェックリスト」を引用させていただきましょう。
夫用と妻用があります。
各項目に「はい」か「いいえ」で答えてください。
<夫用>
1. あなたが家にいると、奥さんはゆううつそうですか?
2. あなたは趣味やスポーツに消極的ですか?
3. あなたは外出が嫌いですか?
4. あなたは自分を亭主関白だと思いますか?
5. あなたはなんでもチェックしないと気がすまないほうですか?
6. あなたは奥さんの意見を聞かないほうですか?
7. あなたは無口なほうですか?
8. 奥さんは自分の気持を抑えるほうですか?
9. 奥さんは趣味やスポーツに消極的ですか?
10.奥さんは外出が嫌いですか?
11.現在同居している家族は奥さんのみですか?
対して、<妻用>は、どうでしょう。
1. ご主人が家にいると、常にうっとうしいですか?
2. あなたは趣味やスポーツに消極的ですか?
3. あなたは外出が嫌いですか?
4. あなたはいつも自分の気持ちをおさえますか?
5. あなたはご主人に意見がいえないほうですか。
6. ご主人は亭主関白ですか?
7. ご主人は趣味やスポーツに消極的ですか?
8. ご主人は外出が嫌いですか
9. ご主人はなんでもチェックしないと気がすまないほうですか?
10. ご主人はあなたの意見を聞かないほうですか?
11. 現在同居している家族はご主人のみですか?
いかがでしたが、もちろん「はい」が多い夫婦がリスクが高くなるそうです。
もう一度、もちろん常に例外は存在します。
写真は雨に濡れるお城。県立図書館より。