岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

今年の収穫:「益川教授を知ったこと」

2008-12-13 11:54:39 | 日本の仲間
いつもより少し遅く8時前に起床。
窓はしっかり遮光しているため、カーテンを開けるまで天気はわからない。
カーテンを開けると空は晴れ渡っていた。
ゆっくり朝食を食べて新聞を読んでテレビを観る。

NHKでは週刊ニュースをやっている。
そういえばいつもこの番組で1週間のニュースをおさらいをしている。
「去るもの日々に疎し」ということば通り、1週間前のことでさえ遠いと感じることがある。

「本当だな」と思ったことばは、ノーベル賞の授賞式についての益川教授の言葉だった。
「絵本の中に入ったようだった」。
このような感想を私は初めて聞いたと思う。
今回、授賞式や晩さん会の映像が長く放映されたこともあって、会場の雰囲気などが
テレビの画面を通してよくわかった。
ノーベル賞が国王から贈られる場面のバックにトランペット(古楽器?)が吹かれるのですが、
それがなにか古式ゆかしく本当におとぎの国のようでした。
ヨーロッパ王室の伝統の中に身を置いて、「絵本の中のようだ」と話された益川教授の
感性の若さに共感いたしました。

そして、海外旅行を奥さんにせがまれて、
「海外など日本にいても十分に想像できる」と主張されていても、
実際に外国に地を踏むと、「脱帽です」といわれる。
この性格はとても魅力的に思われました。

このような方を、テレビを通じてでも知ることができたのは今年の収穫です。
もちろん、4人すべての受賞者の方々を知ることになったのがもっとも大きな収穫です。

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